予算審議3日目。

予算審議の3日目。民生費から始まって、衛生費、労働費、農林業費、商工費、土木費にも入りました。明日、このままいけば消防費、教育費…そして特別会計となりそうです。教育費など、かなり質疑が集中するのかなあ…。商工費については質疑がなく過ぎてしまったのですが、次年度に向けて観光事業や創業支援のことなど興味深い内容もあったのだけれど…と残念。

お昼過ぎに傍聴に来られた市民の方が「初めて、予算委員会を見たけれど、すごく細かいことまで質疑している!」と驚かれていました。「地域ネコ」への対応、「プラスチックごみ」やらごみ分別の問題・・・生活に身近で密接にかかわるところがかなりていねいに質疑されていたことに「びっくりした。勉強になった。」とのことでした。

私も自分自身とは異なる問題関心、それぞれ議員さんが質疑をして下さり、とても勉強になるなあと思います。そして、関心もしてしまいます。質疑をするために、ヒアリングや勉強やら・・・みなさん、ちゃんとしているなあって思います。一方の私…議長室でボーっと音声を聞いているだけという「何もしていない感」と闘っています…。

 

明日までベルブ永山で文庫展が開催されています。今年で30回目を迎えるとのこと。もちろん、今年も素敵な原画展は、はたこうしろうさん。「はじめてのオーケストラ」は指揮者の佐渡裕さん原作の絵本から。ちょっとおしゃれでかわいい。はじめてのオーケストラを見ながら、私はなぜかマドレーヌちゃんを思い出していました。

ギャラリーの一角に30回を振り返るコーナー。そして、「平和」を伝え、語ってくれる本の紹介コーナー。講座室でも市内学校図書館や文庫の紹介が行われていたのですが…「ぜひ、時間があったら、ご覧いただきたい!」とのことでご紹介いただいたのが「青木葉文庫」。私が生まれるちょっと前、昭和51年の10月に小学生が運営する「文庫」が存在していたというのです。この資料を大事に保管していたのはもちろん図書館。子どもたちの「手づくりのおたより」を大切に保管していたことに感激と感動を覚えます。当時、青木葉文庫に集まっていた子どもたちに思い出アンケートがあったりして・・・・「あまり記憶がない」という率直な感想もありましたが、「遠いところに行かなくても家の近くで本が読めてうれしい」と素直な子どもの気持ちが「手づくりおたより」には綴られていました。「みんなに会えるから」という理由で青木葉文庫に関わっていた子どもたちがいたようで、何と言うか・・・「児童館の読書コーナー」みたい。みんなで集まって(マンガも含めて)読書する…っていいですよね。

多摩市の図書館行政の歩みは、こうした文庫活動の中心となり支えてきた市民の方の存在なくして語れないですね。まちをより良くしていくための市民力、大事です。「市民力」∞「地域力」ってところですかね。

予算審議は明日、明後日のあと2日間です。ここのところ議会のインターネット中継に不具合???YouTUBEが使えなかったのですが、今朝、ようやく復旧。よかった。ちょこっとでもインターネット中継ご覧いただけるとうれしいです。今までとは違い、予算の質疑であってもちゃんと質疑している議員の顔が映るようになりました。