12月定例会 総務常任委員会

「たま食ねっと。」(写真が会議の様子)の定例会があったので、冒頭の情報交換のところだけ参加し、総務常任委員会へ。「たま食ねっと。」とは・・・?

「だれでも食堂」などの活動をしている、あるいはこれからやってみたいなあと考えている個人、団体や事業所、社会福祉協議会が集まり、情報交換をしている「場」であって、出入り自由のゆるやかな会として運営されています。事務局機能はいつのまにか児童青少年課が担うことになっているのが、ちょっと不思議なのですが、今は、とりあえず「このかたち」で維持されております。最初の呼びかけは、健幸まちづくり推進室からで、いわゆる「子ども食堂」のイメージが先行していたからなのか「子ども」と言えば…と連絡調整機能が児童青少年課になっているようですが、「だれでも食堂」というように対象は「子どもだけ」ではありません。こうした情報交換の場をつなぎ、ボランティアなど個人で活動に参加したい意思のある人の紹介窓口としてもふさわしく、事務局機能を担うとすれば社会福祉協議会がぴったりだと思っているのですが、なぜか児童青少年課が受け皿になっている状況にむしろ違和感すら覚えております。

ま、だから「ダメ」というものではなく、「できるところ」なによりも「できる人」がいるところでやってもらう方がうまく回るのかもしれませんが。

そんなわけで、議会では予定どおり総務常任委員会が開催されたので同席(というか傍聴)しておりました。市長が提出した議案関係は全会一致で全て可決。協議会案件も何か大きく議論になるようなものもなく、お昼の休憩は挟んだものの、とてもスムーズな議事進行が進められました。

しかし、多摩市のこれからを考える時、協議会でも報告されていた公共施設の見直し方針、施設白書、ストックマネジメント計画などなどが市政運営にどう活かされていくのか?活用されていくんだろう…って思います。ここに詰まっている情報量はものすごい。力作だなと思えるものもあります。計画書などを作るために担当所管が投入しているエネルギーのことを考えても、私たち議会がどのように資料を使いこなすのかも問われているなと思います。議会では出された資料なりを単体それぞれで見るのではなく、いろいろな資料をつきあわせながら、捉えていく必要がありそうです。これまでは資料の読み込みや突き合わせなどについても議員個々人の興味や努力に委ねられていましたが、議会全体でも「多摩市の現状分析」についてデータから見えてくる像を共有できるといいかもなあと思ったりします。

師走とは・・・忙しいからこそ、余計に一つひとつ「抜け」がないかていねいに振り返る手間を惜しまぬようにしたいものです。体力勝負の年末になりそう。寒さが一段と厳しくなるとのこと。手洗いマスクと必須ですね!議会日程は健康福祉常任委員会、生活環境常任委員会、子ども教育常任委員会と順次開催予定です。