地域でつながる努力@唐木田

唐木田地域コミュニティセンター菖蒲館の一大イベント!「菖蒲館まつり」にお招きをいただきました。今年で第7回目を重ねます。「こんなに雨が降ったのは初めてのこと。」と会長さんがおっしゃっていましたが、例年、この日はよく晴れている気がします。

オープニングのハワイアンフラで常夏気分を味わうことができ、華やかなスタートとなり、その後、南鶴牧小学校合唱団のみなさんによる歌が披露されました。子どもたちの歌声、そしてまた、大きい口を開いて歌っている子どもたちの姿に「じーん」となってしまった私ですが、外は雨でも館内は熱気であふれかえっていて、写メを取るのも大変でした。日常的に菖蒲館を利用されている団体のみなさんの発表が展示してあり、地域各小中学校の取組みを紹介するコーナー、そしてまた、併設している児童館ではこれまた大盛況の「からき団フェスタ」は親子でごった返していると言っていいほど…本当ににぎやかで、人であふれかえっていました。館長とちょっとだけ話をした11時半くらいで既に400名近い方が訪れていたとか!子どもたちが本当に楽しみにし、待ちに待っていた証だと思います。館長に寄れば、中央大学の学生ボランティアが30名を超えて一緒にフェスタを盛り上げてくれているとのこと…こうした人脈をつないでいるのがまさに児童館!…というより、館長の力と言うのかもしれませんが、「手伝いたい!」という気持ちにならなければ、これほど多くのボランティアが集まるわけありません!学生にとっても魅力ある活動場所として、児童館が存在しているとすれば、これまたうれしいことですね。

それにしても天候が悪かったこともあり、館内に凝縮されているにぎわいがすごすぎて、圧倒されました。まさに「雨にもかかわらず」ということばがピッタリで、地域がつながる欠かせないイベントとして、毎年パワーアップを重ねている気もしました。骨密度測定をやってみたかったのですが、混みすぎていました…こうした場で健康チェックがあるのはいいことですね。ちょっと立ち寄れます。先日、愛宕のかえで館祭りでも確か骨密度測定も行っていたはず。地域の健康づくり推進委員さんたちが活躍して下さってます。

そして、菖蒲館祭りで楽しみにしているのが「いけばな親子教室」の作品展示。とても素敵な作品が並んでいて、先生のお手本にならって子どもたちがお花をいけている姿を想像すると「いいなあ」という気持ちになれます。

もっと滞在して、あちこち楽しみたかったわけですが、次の予定もあり・・・それでも頑張って1時間ちょっとは館内の雰囲気を味わうことができましたが、じっくり居られないのが残念。最後のところで、ご案内いただいたのが出来たてほやほやのガイドマップ!「からきだの道の会」の皆さんの力作です。

これはかなりおススメ!地域のさんぽの会の皆さんにも紹介しようと思います!まさに市民力を感じさせるマップ!…市行政もウォーキングマップなど観光やらシティーセールスだと言ってさまざま税金を投じてはマップ作りに励んでいる今日この頃ですが…と…それはさておき、「市民が作成している!」ことをPRして、「多摩市のガイドマップ」の一つとしてぜひ仲間に入れてもらいたいものです。多摩市文化振興財団(パルテノン多摩)も協力していることもポイント。

ぜひ、こうした市民の取組みをどんどんPRして、多摩市のアピールにもつなげてもらいたいものです。「からきだの道リニューアル計画」を市民の手で描き、将来ビジョンが掲げられ、「からきだの道将来イメージ」まで掲載されている冊子です。「からきだの道の会」のみなさんはまさに市長が言う「愛でるみどりから関わるみどり」(みどりのルネッサンス)を実践しているモデルと言うか模範とも言えます。こうしたグループに私たちのまちづくりが支えられていることを実感します。

 

さて、唐木田菖蒲館を後にして、多摩ニュータウン環境組合「たまかんフェスタ」と総合福祉センター「福祉フェスタ」にも足を運んでまいりました。

たまかんフェスタは屋外だともっと盛り上がるはずですが、雨でしたので・・・ステージなどは屋根のある場所に移動していましたが、少し残念な感じ。「え、雨でもやっているんですか?」って別の場所で市民の方がおっしゃっていたので、「雨天中止」と思い込んでおられた方もいたかもしれませんね。寒い中、職員さんをはじめ、関係団体の皆さんが出店したりして、がんばっておられました。

そして福祉フェスタの方もにぎわっていました。雨じゃなければ、もう少しにぎわったかなあとも思いますが、福祉団体の皆さんなどが出店したり、ステージも設けられ、歌なども披露されていました。

数年前までは、「たまかんフェスタ」も「福祉フェスタ」も「菖蒲館まつり」もみんな個々銘々に開催されていたものが、今は同日開催で、しかも3カ所をめぐってもらえるようなスタンプラリーを実施するなど、つながっていることがうれしいですね。連携するのは言葉でいうほど簡単ではなく、ちゃんと音頭取りができる人物がいて、調整などをしようとしなければなかなか難しい。

でも、ようやくここまでたどり着いたというか、地域全体でつながって、盛り上げていこうとする土壌ができていることにもうれしくありがたく思います。努力が感じられるというか…。相乗効果がきっとありますし、晴れていれば…このエリアに来れば一日楽しめるくらいに盛りだくさんの企画になっているのも魅力。

しかし、もっともっとこうした機会に普段はあまりなじみのない清掃工場や総合福祉センターに足を運んでくださる市民を増えるといいなあと考える私にとっては、とにもかくにも地域運動会その他「市内でイベントがありすぎ!重なりすぎ!」とも思ったりしますが、まあ、それはそれでいいとして…。

何はともあれ、大きな事故なくイベントが終了できることが一番!あとは、来年は晴れるといいなあ…と今から思ってしまう。週末、各地域でご活躍頂いた皆さまおつかれさまでした!