新年度スタート!

今年は入学式に満開の桜となりそうですね。私も先月末に定例会が終わり、翌日は友人の結婚式に出席。大学卒業後に仕事をしていた金融機関の同期だったのですが、私が今でも仲良くさせてもらっている同期の皆さんはなぜか・・・既に転職している人が多いのが特徴。そして、「岩永には組織は合わないよなー。」とか言われつつ、昔話に花を咲かせて締めくくった年度末でした。

そして、翌日はコロノア!

うれしいうれしいコロノアの開所式でした。子どものみならず、保護者や家族の支援にも目を向けて、フォローしてくれる新しい場所。とある団地の集会所から活動が始まり、その後はアパートの一室で・・・手狭になってきたことと、安定的な経営や運営を目指す必要があると考えた代表が・・・自己資金と寄附も集めながら、やっと立ち上げた場所。落合商店街にオープンです!これまでの経過を見守ってきた一人として、これほど感慨深いことはないなあ!!!って最近では一番にうれしかったことだと思います。「想いをかたちに」という行動力にはただただ頭が下がりますし、励まされます。「いいな。やりたいな。」って思っているだけでは進まないことが山ほどあると思っている私にとっては、ある意味、うらやましいことでもあって・・・。

私の知り合いのお子さん、保護者の方もたくさんお世話になってきた場所の新展開!まだまだ悩んで、困っている子どもたちも家族に皆さんもたくさんいて、行政や学校や保育園や幼稚園の力を頼りにしているだけでは解決できない、フォローしきれない問題がありすぎて、コロノアのような地域の場がますます求められていくことでしょう。実際にも、求められているのだと思います。既に開所する前から申し込みが後を絶たず、受入定員との調整、やりくりなどがなかなか大変そうです。それだけニーズがあるということですね。コロノアだけでもまだまだニーズには追いついていないかもしれない。

うつむき加減の子どもたちを元気にしていく、笑顔を取り戻せるようなフォローをしていく場所。落合商店街、ちょっとおしゃれな外観で、一見すると・・・子どもたちの放課後等デイサービスではなくカフェのような感じ。地域に根ざし、地域の人に大切にされる場所になりますように。そして、私も・・・一人でも多くの子どもたちが、そして家族が未来に向かって前向きに歩いていけるよう、ささやかながらできること応援したいと思います。

子どもたちに関わる仕事のスキル・・・一切持ち合わせていないので、私ができることと言えばそっと見守ることとか、あとは私が知っている情報をちょっとくらいは提供することしかできないんですけどね・・・。

 

やっと春休み。小田原城に立ち寄りました。「ポッポー」という汽笛の音はレトロな子ども遊園地から。昭和レトロすぎてあまりにも懐かしすぎる感じがして・・・調べてみたら昭和25年にオープンしたことがわかり合点がいきました。小田原市の施設。子ども文化博覧会の時に合わせてオープンしたと言います。当時の広報紙がなかなか示唆に富んでいる内容。「ポッポー」の豆汽車が乗車した子どもの科学への好奇心を芽生えさせると書いてあります。今はレトロ感に懐かしむ保護者と子どもの憩いの場であって、観光スポットの一つかな?

そういえば、パルテノン多摩にもかつてミラクルラボという施設があり、子どもたちを科学の世界にいざなうような場所がありましたが、既に廃止終了、衣替えしてキッズファクトリーになっていますが・・・・。子ども時代にどんなもの触れるか、その場所をどう地域で確保するのか、「本物の文化」とかって何か?あるいは、多摩市が大好きであちこちで使用している「質の高い文化」って一体何なんでしょう?パルテノン多摩を語る時に「質の高い文化」という表現が常に常に出されるのですが、「質」の水準ほど決めるのがものすごく難しい。

いずれにせよ、文化政策もまた奥深いですね。その奥深さにツッコミ、掘り下げていくためにパルテノン多摩の大規模改修をしようとしているわけなので、行政がどのくらい本気になっているかが試されるでしょう。前のめりになって、そのまま倒れ込んでしまっては意味がありませんから。