議会はどう動くか?…パルテノン多摩

20161209

今日は休会日でしたが、パルテノン多摩大規模改修の進捗状況について・・・全議員対象に説明会がありました。内容としては、市民へのアンケート結果、基本計画策定委員会の進捗状況などが報告されました。説明の所要時間1時間超えでしたので、説明会の後の意見交換と言っても活発な議論ができるとか深まるとか・・・そういうわけではありませんでした。

ちなみに説明の内容というのは、今週月曜日に行われた基本計画策定委員会で配布された資料を中心にしたものでしたので、私としてはおさらいにもなりました。これについて市側の取組みに軌道修正を求めたいと思ってはいますが、しかし、現在の方針に基づいて・・・・業務を進めている担当者たちはとにもかくにも一生懸命であることは確か・・・必死ですね。ですので策定委員会で配布された資料など含め、ホームページへの掲載などは他のどの審議会などよりも素早く、市民への情報提供は情報共有をちゃんとしていかないといけないとする意識は高い。市民からも議会からも注目されているだけあり、それなりに仕事を進めなければならないとするプレッシャーは他の部署とは違うなって・・・雰囲気からはそう感じます。担当課長さんもピリピリしてる感じ。ほどよい緊張感があって、ほどよい余裕があること・・・大事だと思っていますが、今は緊張感しかないことにむしろ同情するというか、当初予算でもうちょっとしっかり議論し、その時点で工期全体の見直しなどを提案したり、実際にそうさせるとか・・・議会でも修正したほうが良かったのかなあとか、振り返れば私自身もいろいろな思いが錯綜します。

でも、みんな決して悪いようにしようとか、そういうことではなく、これからの多摩センターのこと、パルテノン多摩のこと・・・きちんと考えなければいけないという意識、都市計画税を使ってパルテノン多摩の大規模改修をして、その後の維持管理経費のこと含めて、もう少し詰めて考える必要、あとは公園改修、図書館建設、市役所建設というその他諸々含めた市の課題全体を俯瞰して・・・・「ちょっと、待てよ」・・・・となっていることは、決して後ろ向きではないと私は思っています。

今日も副市長は「パルテノン多摩の閉館期間が長期化することのリスクをどう考えるのか?」と問題提起をされていたわけですが、もちろん、大ホール小ホールあたりは老朽化が進みすぎており、既定路線での平成30年の12月の閉館が望ましいのかもしれませんけれど・・・例えば特別展示室、市民ギャラリーその他会議室等などは・・・ホールを閉鎖しても使える空間として活用できる可能性もあり、改めて議論する時間を伸ばし(と言ってもむやみやたらに伸ばすわけではないはず)、一定期間閉館時期が遅れたとしても・・・・その方がむしろ、他の場所の有効な使い方が見いだせるかもしれない。事業展開の工夫も思いつくかもしれない。

工事をするには全館閉館することが必要になりますが、利用者の安全性確保に心配な大ホール小ホール以外のところの活用で人を呼び込めるくらいの事業展開ができないようであれば、それこそ・・・・ますますパルテノン多摩の必要性というか、パルテノン多摩を運営する多摩市文化振興財団の力量と言うかしっかりと見極めることもできて、むしろ望ましいのではないかと思えたり。考え方をちょっぴりだけ変えれば、何とでもなりそう。

ということで、議会の方でも副市長に投げかけられた「閉館期間の長期化」への対応を考える必要がありますが、いずれにせよ、しっかりと議論する受け皿を議会でもつくりたいと思っております。特別委員会が設置できることが一番望ましいと考えています。しかし、共産党さんだけがとにもかくいも消極的なんですね。以前は自民党・新生会さんが「時期尚早」とし、共産党さんも「まあ、別に必要ない」だったわけですが、今はかなり強固な姿勢で共産党さんだけが「私たちは大規模改修は必要だと思っているし、早く対応をしなければならないと思っているので」・・・と市の取組みを全部追認する感じですね・・・・。でも本当にそれでいいのかなあって思います。特別委員会の必要性がそこまで感じられないという意見をもっと掘り下げて聞いてみたいという気持ちになっております。

もちろん、誰しもが自分たちだけの意見をごり押ししようとなんて思ってはおらず、大所高所から改めて現状を分析しながら、コスト面、あるいは多摩センターエリア全体イメージを共有し、そのための意見表明や調整をする場が欲しいと言っているだけなのに、「議論すらしたくない」という立場だとすると、何だかおかしい。今の行政の取組みを応援する、それでいいというのであれば、その意見をぜひ表明してもらえば、そこから議論はいくらでもスタートできるのになあと。

・・・「自分たちの意見は決めていて変えるつもりはない」・・・という姿勢を示されると、何だかちょっと・・・・と思うわけですが、全体的には特別委員会設置の方向でもあるので、共産党の団長である安斉さんがもう一度会派に持ち帰り、議論をしてくることとなっております。

 

さ、副市長からは議会に対するボールが投げられ、「決して、猪突猛進で進もうと思っているわけではない」という発言がありました。議会はどんなボールを投げ返すことができるでしょう?問われるのは今度は私たちですね。

 

本日のおやつ「ウラキャラコーン」です。カールおじさんのチーズ風味のような味わいなんですが、微妙にキャラメルコーンの下地の甘さが残っていて、何だか不思議な感じ。いろいろまじりあう複雑な風味で、口の中で迷子になりそう・・・な味わいでした。