ママたちのリアル。

20160706 

今日は…比例で立候補されている有田芳生候補が多摩市入り。大野さんがご縁がある方と言うことで、私も遠藤めい子さんと一緒に急遽応援入り。一日、ちょっと頭安めでもしなければと思っていたのですが。

ということで、選挙結果の行方も心配です。

さて、夕刻から学童の待機児問題と言っても、「愛和小学童クラブにおける待機児問題をどうしていくか?」について、今後の見通しも含めて、保護者の方、行政担当者も部長以下勢揃い・・・をご一緒し、子ども教育常任委員会のメンバーで揃っての意見交換、情報交換会でした。同時並行的に、愛宕児童館の廃止問題も示されていたため、地域的にも「子どもたちの居場所」をどうしていくかが大きな懸案事項になっておりました。

ただ、愛宕児童館のことについては、「一旦立ち止まって、状況を見据えて再検討」と方針が変更されております。なぜなら、都営住宅の建替え問題が浮上したため。ついこの3月に閉鎖した西愛宕小学校の土地活用を進めていこうという方向が見えつつあるから。それこそ都知事選の結果いかんではその行方が左右されるのかと・・・やや心配はあるものの、エリア全体で改めてあり方を考えていく必要が余儀なくされているという理解です。

しかし、公共施設に関していえば、床面積を減らすとか、多すぎる数を見直していくだけでなく、運営するマンパワーの問題にこそ課題があったのでは?・・・と思っているので、「立ち止まって考える」というのは、一体何を考えようとしているのだろうか?問題の先送りになっていないよね?・・・ということはものすごく気になるところです。公務員減らし、削減努力に取り組んできた結果、施設そのものの運営も立ち行かなくなってしまう、そういう見通しが存在している・・・・先細りになっていく・・・とする予測に関しては誰も指摘する人がおらず、私としてはやや不満ですね。公共施設を「地域の方に運営してもらう可能性」みたいなバラ色を描いても、それこそ、少子高齢化、そもそも人口減少も進んでいくことを思うと、そうそう簡単にいくわけないですし、「単なる問題の先送り」になっているとしたらそれこそ責任重いですよね。

ということで、本日の話し合い。結果としては藤原マサノリ委員長が「何が決まったのか決まらなかったのか、よくわからなかったかもしれないけれど、担当部長は部長陣の中で最も頭が柔らかいので、いろいろ考えて下さっているから」との趣旨で会が締めくくられました。保護者の方からは「必要な人が学童クラブにきちんと入れるようにしてもらいたい」とのことで、入所にあたっての指数の見直しに要望が出されました。通勤時間、モアサービス(延長保育)利用なども考慮してほしい・・・例えば、「土曜日までも延長保育(午後7時まで)を利用しているのに、学童クラブに入ることができなかった」とする事例は他の地域にも存在しています。小学校1年生が優先されてしまうので、学年が上がるにつれて「入れない!」確率が高くなってしまい発生してしまうのです。しかし、「土曜日も利用せず、延長保育も利用していなくて、17時に下校したときには家族がいる」という小学校1年生と先の事例のような小学校3年生と・・・「どちらを優先すべきなの?」・・・・と疑義を抱かざるを得ないとするママたちの気持ちは痛いほどわかります。ママたちどうしの疑心暗鬼、ママたちどうしの恨みつらみ・・・・。ホント、辛いですよね。

 

今日の段階では、部長課長も含め、「入所決定にあたっての指数見直しをしていきたい」との方向は示されましたが、保護者の要望のそのまま沿ったものになるかどうかはまた別の話し。来年度に向けてどうしていくか、時間があるようでそんなに余裕があるとも言えず、早急に検討が求められます。また、入所決定通知の時期を早められないのか?とする意見もありました。確かに3月にならないと「学童クラブに入れるかどうかわからない」ために、「もし入れなかった場合の対応策」を考える時間に余裕が必要だという意見です。ここにも頷けます。部長は、「入所を決めるための事務作業などもものすごく大変で・・・」とするマンパワー、人員不足を吐露していたものの、それについて議員側は「そんなこと理由にならない」と誰しもが疑問顔になっておりました。

 

「一人でお留守番」というのは、ホントに心配ですね。その子その子によって育ち方も違う。でも、学童クラブの必要性は「子どもにとっての必要性」ではなくて「保護者にとっての必要性」から判断されていくもの。意見の中には「発達障害なども考慮してもらいたい」とするものもありましたが、そこはなかなか難しいのかもしれません。うちの場合も「怖がり」のため、留守番へのハードルはとても高かった。ただ、とにもかくにも4年生になれば学童クラブに通うことはできないことが見えていたので、「我が家の対策」をするしかないと親子で覚悟していましたね。もちろん、私の親に助けを借りつつ、現在に至っているという感じ。でも、助けが借りられない人だっている・・・「子育ては社会で支える」・・・ってママたちのリアルを見ていると、全然そうはなっていないという実感を持つ人の方が多いのではないかしら?

 

いずれにせよ、「ママたちのリアル」を切実に捉えて下さっている国会議員さんは少ないと思う。なので、「輝け!女性」みたいな、まるで女性が輝いていないのかと言いたげなフレーズ、そしてまた、経済成長の歯車としての「女性の活躍を乞うご期待!」みたいなホント、失礼な政策が示されている現況。どうにかしてほしい。そしてまた、やれ待機児の解消!・・・とまではいいけれど、「質」の確保はさておき「量」の確保ができればいいんでしょ?・・・的なやり方も変えてもらいたい。

 

そして、市民の皆さんに理解してもらいたいこと。それは、国の方向性はさておき、多摩市では「質」の確保には最大限の努力をしているということ。確かに学童クラブについても待機児解消のことだけを考えれば、「詰め込み策」もできるかもしれない・・・でも、「そういう道は選択したくない!」って担当者一同、頑張っていること。財源もホントに限られている中で、やりくりも大変。「子どもの育ち」を重視して環境を整えたい・・・こんな思いで必死になっていること・・・別に行政擁護するつもりはありませんが、これ、事実。

だから、やっぱり・・・「政策の優先順位」をどう変えていくのか?・・・もっと子どもに投資しようよ!・・・って大きく国全体の予算の使い方を変えていく必要があるのです。

 

・・・・・・・嗚呼!脳みその回路がやや「選挙モードになっている」・・・・・。これ以上、書くのはやめておきます。「ママたちのリアル」をもっともっと受け止めないとね。