さて・・・「パルテノン多摩」

20160610

これ、とっても多摩市らしい写真で、とても気に入っていて・・・これだけは残してもらいたいと思うほど大好き。かつての「もえるゴミ」「もえないゴミ」の・・・いわゆる’ごみばこ’として設置してあったものにツツジが植えてあるのです☆

「どうしてゴミ箱が設置されないの?」って尋ねられた子どもに解説するときに、とっても私・・・説明しやすくて大好きなアイテムです♪

 

ということで、今日は総務、生活環境、子ども教育常任委員会の合同審査でした。健康福祉常任委員会のメンバー以外が揃っての質疑ということで、今までにはない取組みで、どんな風になるのだろう・・とか思っていました。・・・・時間制限がない全員協議会みたいでした。いろいろな観点から意見がだされていたなとも思ったりしますが、やっぱり私のこだわりとしては「運営のありかた」にあるので、それを中心に質問。一般質問でできなかった細かいところの補足がてら・・・でした。時間制限がないっていいなって思ったりしました。

私が最も懸念しているのは、いざ大規模改修を終えた後の運営のこと。議会の中では「施設は新しくなっても、運営の仕方については’昭和’のままでは困る」としつこく申し上げているのでした。今日は今回、大規模改修の基本計画、基本設計の事業者が提案していることについて、どのくらい受け止めるつもりがあるのかを聞いたわけでした。なぜなら、選ばれた事業者はすばらしいんです!市民参画で建設された「茅野市民館」を市民や行政とともにつくりあげた実績のある事業者!・・・それだけに、私はかなりの注目と期待を寄せています。

何に・・・?

もちろん「市民参加の手法!」☆

 

・・・いかに市民と一緒に考えていくのか、なおかつ、大規模改修後の運営に関しても「管理運営計画」についても視点が及び、市民と一緒に策定したいという提案!これこそ、パルテノン多摩存続のカギを握るところだと考えています。

なので、この提案をしっかり受け止めてほしいと思っています。「多摩市って、意識はあっても知識と行動力がない!」って市民から指摘をされて、個人的にもかなりショック!先日の一般質問で「市民参加の必要性とか、一応認識しているみたいだけれど、でもそれをやれるかどうかは別だよ。だからちゃんと確認しなきゃ!」と言われたのでした・・・・私は行政が「真摯に取り組む」と言ったことについては、当然そうなるだろうと信用するしかない・・・というか信用もしたいし、そうあってほしいと強く願っているのですが、市民は意外と冷静に捉えているとすると・・・「知識と行動力がない」という批判が決して当たらないとも言えないのですね。行政は相当に信頼されていないだなと言うこと、そしてその認識が決して的外れではない市民感覚だとすると、それをどうにか挽回したいし、そのために奮闘してもらわねばならないのです。

パルテノン多摩を良くしたいと考えるためのデザイン、発展させていくための市民参加の手法には着実、確実なるな取組み、道筋をつくってもらわなければ困るのです。

とはいえ、実は、基本設計に携わった事業者が実施設計を継続できないという契約のルールになっていて、現段階では既に、基本設計を担当する事業者と実施設計と工事を実際に担当するであろう事業者は別々になることは明らか。そこで、私としては、今回の基本計画、基本設計で得た市民参加を大規模改修後の運営にまでつなげて

さあ、今後どうなるかわからないですが、今日の段階では「必要な対応はしていくし、そのために必要な予算は確保していきたい」との答弁が得られたのは良かったかな。ただし、担当所管の認識なので、その後どうなっていくのかしら?・・・とは思っております。

ついでに、もう一つ気になっていることについてだけ取り上げました。「自動演奏楽器」・・・確認したところ購入するのに「約4億円」かけているそう。しかし、修理をするにもかなり大変な骨董品、修理できる職人さんも先細りになっているそうですし・・・修理するための材料などを揃えるだけでも大変とか・・・・オルゴールをコレクションしている方々がいらっしゃれば、お譲りしたいなあって個人的には思っているモノなんですが、しかし、メンテナンスのことを考えるだけで、そんなに簡単に引き取り手がいなさそうなシロモノとも噂・・・・。

とは言え、これらをどうするかもきちんと考えていく必要があります。あわせて、今日は会議の時間の関係もあり、発言控えたことなんですが・・・かつて「ミラクルラボ」という場所があり、顕微鏡等など備品や機材が置いてありました。それらは今どうなっているのでしょう?・・・行方が気になります。きっと、どこか倉庫に眠らせているに違いないのです。

まだまだ気になることたくさんあります。戦艦ヤマトだという方もおられます。言い得て妙です。すごいものをつくっても・・・宝の持ち腐れどころか、多くの市民を巻き込んで、そのままフェードアウト・・・・みたいになる恐れと危惧。多額の税金をかけていくこと、そしてまた、運営についても一定のお金はかかり続けていくのですから・・・・。そのことを踏まえ、長期的な視点に立って・・・ホントに、多摩センターどうしていくのか?この街の発展をどう考えるのか?その上で「パルテノン多摩」という存在を改めて議論していかなければいけないと考えています。それにしても私ってホント、しつこい・・・って思いました。何度も同じことを確認しないと気が済まないというか、「念には念を」デス。

出かけるときに、鍵を閉めて、閉まっていることを確認したのに・・・しばらくたってから、もう一回、確認しに玄関先まで戻る・・・みたいな感じですね。私、こういうことが何度もあるので。

とかく私の願いと思い・・・後世から「パルテノン多摩を残されて、大迷惑!」って言われたくない・・・ここの一点に尽きるかも。なので、私たちが負っている責任の重大さを、みんなで分かち合えるようにしていきたいと考えます。行政だって、議会だって・・・無責任な存在・・・こうやって市民に言われないパフォーマンスを発揮できるよう・・・・いろんな過去の経過はあったとしても、乗り越えていかなければならでしょう。パルテノン多摩がもともといらなかったとか、自動演奏楽器は無駄遣いだったとか・・・言っても始まらないというか・・・要するに現実をしっかりと見つめ、受け入れるところから、前向きな議論を始めたいと考えています。

パルテノン多摩の基本計画と基本設計の策定を進める中心になる委員会は7名で構成され、市民公募の枠は5名です。でも、策定委員会以外でもワークショップなどを実施しながら多くの市民の方を巻き込んでいきたいとの考えをどんな風に具現化していくか・・・ご注目下さい。そしてまた、ぜひ、市民の皆さんにも参加してほしい・・・参加の輪が広がっていくといいなと考えています!こんな時こそ、批判意見、反対意見が重要なので、個別にもお寄せくださるとうれしいです!