「市民のもの」になっているか?

20160402 

定例会が終了。ようやく・・・ホッと肩の力が抜けた感じで、まずは運転免許所の書き換えに行きました。要領を得ておらず、何と言う待ち時間に・・・ということで、一日仕事になりましたが、府中の運転免許試験場でも桜が満開で、2時間の講習も・・・時折・・・ブラインドの閉じられたすき間から桜を眺めながら・・・あっという間でした。それにしても、待ちました・・・予め、ちゃんと講習の時間とか調べていなかった自分の責任ですけど。

そして、新年度4月1日エイプリールフール。朝から、議会だよりなどの原稿などを書き、自分のニュース原稿も途中まで作成したところで「パルテノン多摩について意見がある」というお電話をいただいたりなどして・・・中断。

「パルテノン多摩は一体誰のものなんだ」というそもそもの問いかけをされ、「市民のものだと思う」と答えるものの、「本当に市民のものだと思っているのか?」と尋ねられて、なぜか現状を思い浮かべたり、行政の答弁やらやり取りを思い出したり、今後の大規模改修に向けての取組みがどうなるのかとやや懸念を抱いているからなのか・・・なんか答えに窮してしまった自分がいた!という発見。あわせて、パルテノン多摩の大規模改修については事業者募集の告知が行われています。

それにしても、トピックスの上位にはならないのですね。あわせて、市庁舎問題についてもあり方検討会の市民メンバー公募も告知中ですが、これもまたトップページトピックスには載っていないですね。

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たま広報には掲載されていたものの、やっぱりインターネットでもちゃんと告知してほしいなあと個人的には思います。「今、何を大事にしているか?」ということがホームページなどの告知を見ることで何となくわかる感じもします。新着更新情報から見ると、かろうじてスクロールスクロールして探すことができました。しかし、パルテノン多摩のことに関していえば、予め織り込み済みで議会自身もわかっていたこととは言え、事業者募集期間があまりにも短いというか、「こんなに大がかりな工事なのに、短期間で事業者を募集するんですね?」と疑義を投げかけられて仕方ないようなスケジュール。だからこそ事業者選定委員会での議論がどのように結果とともに公表されていくのか、そしてまた、事業者選定はもちろんですが、今回は「コンストラクションマネジメント方式(CM方式)」といって、多摩市の立場、言ってみれば市民の立場から今回の改修事業全体をマネジメントしてくれる事業者も選定することになっていて、ここが何よりも「肝」になると考えているので、相当程度・・・・行方を気にしているところです。当たり前のことですが・・・。

特にCM方式・・・ということで、マネジメント業務を託すことになる事業者についても、基本計画や基本計画策定以上に劇場やホールへの造詣の深さが求められると思っていて、「劇場やホールは特殊な建築建造物」であるために専門的見地が必要であると聞いているので、相当程度の経験を積んでいる事業者に委ねていくはず・・・と考えています。で、日本全国にはどのくらいこうした事業に携わっている事業者などが存在しているのかしら?と調べていますが、情報検索をすればするほど、こういう分野について何と自分は素人なのかと思い知っております。

いずれにせよ、私たち議員や議会が、こうした場に介入するわけにはいかず、あとは行政を信頼して業務を託すしかないので、見守るしかないですね。花冷え?というか、寒い中でのお花見を終え、ご一緒した方々を見送った後の帰り道にパルテノン多摩のそばを通りながら、市民の信頼に応えられる大規模改修にしなければならない・・・って改めて思った次第。

 

「市民のものになっているか?」

 

って、すごく根源的な問いだと思うのですね。「誰のものだと思ってるの?」・・・「本当に市民のこと考えているの?」・・・・実は、こうした不安が込められた問いだと思っているので。議員も行政も現状に照らし、どう回答できるかなあと・・・「担当者に聞いてみよ♪」・・・もっと言えば、市長はどう考えているか意見交換したいなあ。