予算委員会3日目…審議になっているように見えない。

20160315

予算委員会3日目。インターネット中継をご覧になった方から、「議会はこれでちゃんと予算について審議できていると思っているのか?」ってご意見をいただき、しばし考える・・・。

多少の工夫はありながら、ずっとこのスタイルでやってきて、一応これが「予算審議」で、一般会計については総括的質疑から始まり、歳入、次いで歳出議会費(質疑はない)から、総務費から民生費、衛生費・・・・と教育費まで各事業ごとに「質疑&答弁」が繰り返されていく・・・というもの。そして、その後に特別会計に移っていくわけなのですが、いずれにせよ、全ての事業について質疑が行われるわけではなく、「それでいいのか?」というわけですね。

予算審議は5日間の日数をベースにして、各議員の発言時間が28分。この中で、必要十分というか、必要最低限のところだけ質疑をして終わる・・・という感じで、私個人的には「もっと質疑したいところたくさんあるのに。」との思いは常に常にありますね。とは言え、わざわざ公式の場で質疑しなくても済む場合もあります。

つまり、「これ何だろう?」と思うものも、事前のヒアリングで「そういうことだったのか・・・」と解決する部分のあり、あえて公式な場では取り上げない場合もあるのです。要するに、質疑するのは「これは、公式の場で取り上げたほうが良さそう。」と思うものであって、今回の場合だと・・・パルテノン多摩の大規模改修予算などは質疑の優先度が高いわけです。

とは言え、パルテノン多摩にあまりにも発言時間を割きすぎて、「一点集中型」になってしまったので、他の事業については「関心がないのか?」とか思われてしまいそうですが、私個人の発言時間は残りが8分しかないので、あとはどうやって使うのか?・・・何に時間を割くことにするのか?にかなり迷いに迷いながら、残る予定をやり過ごしているのでした。

前述したように、いろいろ聞いてみたいこともあるという個人的な思いもあるので、質疑の時間が足りないと思っていますが、それ以上に重視したいなと思っていることは全部の課の課長さんに出番を作るということ。担当課によっては出番がない場合もあったり(質疑する人がいなければ出番はめぐってこない)して、それはとても残念。やっぱり、税金を使って仕事をしているという「原点」に緊張感を忘れないためにも・・・・・全課の課長さんがいずれかの場面で出場してもらうことはむしろ必要だと考えています。

なので、本当は予算書を1ページずつめくりながら審議を進めていくような手法を取り入れたらどうなのか?って思います。そして各々担当の課長さんから、次年度予算に関して事業に対するプレゼンをしてもらいながら、それに対する質疑をするみたいなこともあってもいいのに・・・とか。

いずれにせよ、「審議に見えない」とする市民の印象は忘れないようにしたいですね。そしてまた、行政に緊張感を求めるだけでなく、質疑する側の議員にも求められる緊張感と責任感・・・ここも今一度確認しなければならないでしょうね。さて、明日も頑張ります♪