予算委員会の前に…社労士さんの授業に学ぶ♪

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明日から予算委員会が始まります。昨日は休会日でしたが、会派での打合せ。もちろんメンイは・・・「パルテノン多摩」の改修費。会派全体ではこの予算に対してどう考え、判断するのかまとまっていないけれど・・・。

でも、私はパルテノン多摩をなくしてしまう・・・ってことはできないと思っているというよりは「廃止したくはない」と考えていて、ただし、現在のママ運営されていくとすれば大いに疑問があると考えている一人です。

しかしよくよく考えれば、運営上の課題については、「改修するとかしないとか」ってことではなく、以前から抱えている’固有’の問題点とも言えますね。ですので、そういう意味では、議会としても(議員としても)なかなか運営そのものを抜本的に改善させるような道筋を提案しきれなかった、もしくは提案はしていても受け止めてもらえなかった・・・・というのが実際のところかもしれません。

「文化の殿堂」というよりは、「文化の伏魔殿」みたいに映ってしまう一面も無きにしも非ず・・・・これ、議員なりたてのころの私の正直な印象でもありました。

思い起こしてみれば、かつてパルテノン多摩の評議会には市議会からも数名が参加していたことがあり、私もその一人として名前を連ねていたこともあるのですね。でも、評議会なんて言っても・・・とっても息苦しい感じで、意見を言ってはいけないような雰囲気が蔓延していましたので・・・とても居心地悪くて、あの空気感は「自由に物を考え、発想し、市民文化を生き生きと育んでいくことのできる可能性」とは真逆にあったように思います。「意見を言うなんて。文化の素養がない議員が何を言っているんだ」みたいな背中から睨まれているような気さえしていました(大げさではなく)。

現在は、多摩市文化振興財団が公益財団法人化され、議会から評議会に人を出さなくなりました。ですので、議会からの距離は以前より心理的には遠くなった気がします。もちろん、公益財団法人化されたとはいっても、多摩市文化振興財団はもともとパルテノン多摩を運営するために設立された第三セクター的存在ですし、現在も市職員から数名が派遣されていますので、「全く無縁」で独立独歩で歩んでいる団体とも言い切ることはできないでしょう。また、多摩市で部長職だった方が退職されて事務局長の立場(あっ、こういうのを天下りっていうのかしら?)で、人事面などでかなり頑張って改革をしている面もありますし、仲良くはさせてもらってます。

とは言え、やっぱり現況に及第点をつけることができますか?・・・・今一歩、あと一歩・・・一歩どころではなく、もっと頑張ってもらいたい!というのが私の考えです。

ですので、ここへきて、大規模改修にいよいよ取り掛らねばならない、改めて施設そのもののありようを見つめ直す「大チャンスがやってきた!」と捉えて前向きに考えるほうがいいなあ・・・と私は考えています。

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私の3月号の「ほうれんそう」(2016年3月号_HISAKA)にもパルテノン多摩のことを書きましたが、今日の新聞折り込みでタウンニュースさんにも老朽化のことが掲載されていましたね。どんどん市民にも注目してもらいたい話題だと考えています。

 

さて、今日は・・・和田中学校で行われた社会保険労務士の皆さんによる授業の見学をさせていただきました!(写真はその様子です)・・・東京都社会保険労務士会多摩統括支部の方々とのご縁をいただき・・・その際に、ぜひ多摩市でも出前授業をやっていただけるといいなあ・・・と考えていたのですが、社労士さんでもある飯島さんのアレンジによって実現しました♪

授業のテーマは「働くと社会保障」ということで、「小難しい内容をどうやってわかりやすく中学生に伝えることができるか?」と工夫されている授業内容だなと感じました。1時限だけの授業だとどうしても駆け足になってしまうので、2時限つなげての授業にしたほうが、もっとゆったりと子どもたちの理解度も確認しながら進めることができるかもなあなんて思ったりもしました。学校の先生の授業ではなく、こうした外部の専門家のみなさんによるゲストティーチャーの授業は子どもたちにとっては新鮮だし、いつもとは気分を変えることもできて楽しいだろうなあって思います。今の時代の子どもたちは、私の子どもの頃よりもとっても恵まれている気がするのです。地域の方々を含めて、こうしていろんな力を借りてきて授業や活動を展開する・・・昔の学校は開放的なようで開放的ではなかったと思うのです(先生たちのお城・・・みたいな)。

これから、ますます社会保障とは何か?それに対して自分はどう考えるか?どんな意見を持つのか?が問われていくのだと思います。私は日本の国民皆保険や年金の制度は優れた仕組みだと考えていますが、しかし、このままでは制度そのものが行き詰まり破たんすることは目に見えているわけで・・・「さあどうする?」を考えなければいけないのは、やっぱり今の子どもたち世代になるはずだから。私の世代も厳しいとはいえ、でも、、、まだ・・・今の子どもたちの行く末を想像し比較してみるとそれよりは・・・・と。

授業を受けている子どもたちの背中を見ながら、私はパルテノン多摩のことやら、市役所の建替えやらのことを思い浮かべておりました。この子どもたちの将来に向けて、私は一体何ができるのだろう?・・・・って。ちなみに、社労士さんたちの授業・・全部手弁当!・・・ありがたいですね。こういうテーマの授業、子どもたちにとって必要だと思います。

明日から予算審議。とっても重たい課題がありますが、そこをどう捉え考えていけばいいのか。市長が自信を持って提案してきている予算でもありますから、こちらはその内容をしっかりと吟味しなくっちゃ。さて、「睡眠こそが大事」・・・水木しげるさんに学ばないと♪ボーっと起きていても仕事はとっても非効率にしか進まないなと思う今日この頃です・・・・。