子どもみらい会議に思う。

20150205 

多摩市教育委員会をあげて取組んでいるESDの実践事例を共有する場?としての「子どもみらい会議」。今回は「防災」がテーマ。参加校は多摩第二小学校、豊ヶ丘小学校、東愛宕中学校、聖ヶ丘中学校と鶴牧中学校でした。各学校が取組んできたことについて、代表として参加した子どもたちが発表、その後、「子どもみらい会議」と称したグループ討議で、「私たちのメッセージ」を検討しました。

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最終的には「自分の知識を地域の知識へ~防災に強い街づくりへ~」というメッセージが発表されました。会の進行も中学生が行うという演出?にもなっているわけで、何と言うか参加した子どもたちの得られる「場」の経験や体験はきっと大きいことでしょう。とは言え、各学校とも参加していない子どもたちの方が圧倒的多数なわけですよね。「子どもみらい会議」というのは何のために開催するものなのでしょう?と考えたりもしました。ギャラリーの大人たちが子どもたちを取り囲んでいる姿にちょっとした違和感があったのかもしれません・・・・。

いずれにせよ、各学校の取組み実践の発表を行った子どもたちはとても立派なプレゼンをしていたと聞きました。残念ながら、公務により遅刻して参加したので、間に合わなかったのが本当に残念。そう・・・子どもたちの発表が終わってから、多摩消防署員と多摩市役所防災課職員からのプレゼンもありました。大役を果たしている子どもたちの姿にも拍手でした が、私としては部長課長ではない職員さんのわかりやすいプレゼンがあまりにも新鮮すぎたこともあり、むしろ・・・後者により大きな拍手!部長課長を支えるところにある職員さんの力・・・ひいては私たち議会があれこれと提案したり、要望していることの一つ一つを精査しながら、実現するために仕事してくれている職員さんの存在を感じることができますね。

「18歳になって、地域の防災リーダーになるために・・・ぜひ『消防団』に入ってください!」という呼びかけも忘れずに、しっかりとPRしていたことも印象的でした。

最後に・・・会場はサンリオピューロランドの館のレストラン。この会議のために「館のレストラン」をクローズしてくださるという対応。市内企業の社会貢献とも言えますね。ありがたい!って思います。今日は一般のお客様もいらしていました。レストランがクローズしているのを見ながら、何をしているんだろう?と案内看板を目にしてくれるわけで、それだけでも少しはESD知ってもらえたかなあ?!

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 会場使用にあたっての調整やら、滞りない会の進行など準備をした担当者、そしてまた各小中学校などの汗を労う一方で・・・やっぱり私は「この会議を開催する意味と意義とそして価値」・・・多方面から考えたときに導き出される答えはどこにあるのかしら?と何となく燻り感が残っております。もちろん、最後にはキティちゃんも登場し、会自体は盛況に終了したのですが。