未来を構想する力。

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帰宅したら・・・「ロイロノートって知ってる?」と娘。北諏訪小学校にもタブレット端末が導入され、やっと「ロイロノート」をはじめて練習したと大喜び。「すごく楽しい。絵が描けるし、写真も入れられるし。」・・・みんなの前で発表するためにロイロノートを使うんだ!・・・・とのこと。「ママ、知ってる?」と言われても、「ロイロノートは愛和小学校で見たことあるけど、実際に使ったことはないなあ。」・・・たぶん、こういう会話をする親子は多いのではないか?って思うのです。

今日は午前中は会派で打ち合わせをし、その後、東京若手市議会議員の会のみなさんと多摩市議会の若手議員と共催企画で「愛和小学校の教育ICT」と「ブリリア多摩ニュータウン」と研修ツアーを企画。同じ会派の遠藤ちひろさんが東京若手市議会議員の会の幹事を務めているので実現した企画です。愛和小学校には機会があれば足を運んできましたが、今日は松田孝校長からのプレゼンも聞くことができ、同世代若手議員は心揺さぶられたのではないかと思います。

「紙でやっていたことをただICTで置き換えるのでは意味がない」

全くその通り。問われるのは授業構想力であると指摘されていました。日本の教育、戦後70年間の積み重ねは素晴らしい、完成形である・・・・とも先生は指摘されていたのも印象的でした。でも、それではもう通用しない社会・・・・子どもたちが生き抜いていかなければならない社会は既存の枠組み、教育の在り方を踏襲しているだけでは太刀打ちできないというのが先生のご指摘です。

私もその通りだと思う。技術革新は時代のスピードを早めている。それがいいか悪いかは別として、やっぱりものすごいスピードで動いているのだと感じます。冒頭で書いたように、私が受けてきた時代の教育と今の教育が同じであっていいわけではない。学校でICTのことをきちんと子どもたちに教えていくことは必須です。メディアリテラシー教育もいまいちというか、なかなか進んでいかない。子どもたちにある意味、「使ってほしい使い方」を教えていくというか、「正しい活用方法」を教えていくというか・・・・もちろんアナログで手を動かすこと、五感を働かせることはたくさんたくさん機会を作りながら、時代の先を走っていける子どもたちを社会に送り出す基礎が学校で習得できること必要なんだと思うわけです。愛和小学校の場合には、エディブルスクールヤード「食育菜園」をやっていて、、<デジタル×アナログ>みたいな組合せなのかなと個人的には理解しています。

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いずれにせよ、プログラミング学習と言うことで「LEGO室」があるのですが、私たちはそこで子どもたちが学んでいるというプログラミング学習のほんのほんの一部だけを体験させてもらい、童心に戻り・・・・結構楽しんでしまいました。

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私は各クラスの授業風景を見せていただいて、確実に先生たちのスキルがあがっていることを感じました。それにしても、市内他の学校でタブレット端末が使用されるようになってから、接続しにくくなっているという課題も伺うことができました。教育委員会は対応するとしているようですが、インターネットへのアクセスが集中することによる不具合などもやってみてわかる・・・ことだったのでしょうね・・・きっと。

そして場所を変えて、ブリリア多摩ニュータウンへ。ゲストルーム、ゲストハウスなどもご案内いただき、建替えまでの経過などヒアリングをしました。すでに解散していますが建替え組合の加藤理事長、現管理組合の井坂副理事長、管理室の前田さんにもお世話になりました。こういうかたちで議員団が視察に来ることは初めてだと伺っています。時間が短かったので、十分に話を聞くことができなかった印象もありますが・・・でも、現場に足を運んで、実際に見るということはどんなことにおいても大切なことですね。「新しい情報を得ることがとても大事だと再認識した」と・・・とある議員がぽつり述べていたのが印象的でした。

老朽化建物の問題はここニュータウンだけの課題ではないですから・・・・。まさに、これから未来に向けてどうしていくのか?教育に限らず、まちづくりも・・・そして政治もかなあ~・・・問われる構想力を私たち一人一人磨いていくことが必要になりそう。しかし、磨いて光らせていくって大変。日々に追われているとそれだけで終わってしまうので・・・ってこれは実感。さて、他自治体議員との交流で少しは頭の中を活性化させて、また明日に向けて地道な一歩・・・がんばろ・・・。

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