8月になった・・・

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月曜日の朝は永山駅からスタート。夏休みなので、人も少しまばらな感じでした。その後、打合せが2件入り、お昼もそのままで、留守番中の娘を呼び出して、キャンプに必要な持ち物を購入しに行って、それから委員会でゆう桜ヶ丘の児童館を利用しているママたちとの意見交換会、そして、夕刻から・・・三市収益事業組合の新旧議員、管理者の歓送迎会(写真は三市収益事業(江戸川競艇)組合の管理者の高橋稲城市長、私の次に議長に就任された同じ会派の増田さん)でした。三市収益事業組合での歓送迎会は初めての試みでしたが、こうして、懇親を深め、意見交換をできる場所はとても貴重だと思います。そしてまた、こうした一部事務組合の議員さんに選出される方は、それぞれの市議会でも人望を得ている方が多く、私が議長時代に副議長をつとめてくださった町田匡志さんは現在はあきるの市議会議長、同じくご一緒させていただいた原島茂さんは現在は稲城市議会議長・・・ということで、それぞれご活躍です。市議会にはそれぞれの風土と言うか、歴史と言うか、文化があります。議員さんそれぞれが醸し出す雰囲気とか・・・言葉では上手く表現できないのですが、ポスター写真を見ただけではわからない重厚さとか、人柄など・・・それを感じることもとても勉強だなと思うものです。

さて、委員会で桜ヶ丘コミュニティセンター「ゆう桜ヶ丘」にある桜ヶ丘児童館を利用しているママたちの声を聞こうということで委員長の藤原マサノリさんが調整をして下さり、メンバー全員で伺ってまいりました。子ども教育常任委員会にずっと居座っている私には、継続事項なのですが、私以外のメンバーにとっては改選後の仕切り直しで新たな気持ちでのスタート・・・私もみなさんからフレッシュな視点を学ばせてもらいつつ、意見交換をさせていただきました。

児童館・・・他市に住んでいる私の姪や甥が諏訪児童館で遊び、大はしゃぎ!・・・ちょっと大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんとの交流ができることがとても楽しくて、「多摩の児童館に行きたい!」というくらいの大ファンです。親として・・・児童館で遊んでいる分には放任と言うか・・・とても安心していられる。これはやっぱり、児童館の職員さんへの信頼があるからだと思うものです。
先日伺ったのですが、諏訪小学校で放課後子ども教室を支援してくださる多摩大学のゼミがあります。諏訪児童館の職員さんが、ゼミの学生さんたちに「子ども理解」のことや「子どもへの接し方」などについてレクチャーをしたのだそう。すると・・・・学生さんたちが飛躍的に子どもたちへの接し方がうまくなったのだそう!周りから見ていても、子どもたちへの対応に格段の違いがあった、歴然としていたのだそう。

この話を伺って・・・「そう、それ!」・・・それこそがまさに児童館職員がこれから地域で展開してほしい役割なんだよなあ!と思ったりしました。児童館職員が現場で育んできたスキルの高さを地域に還元していくこと。こうして蓄積があるのは、専門職でずっと児童館現場を歩いてきたからこそなのかもしれませんね・・・と私は思ったのでした。ただ、多摩市の場合は児童館などで活躍する専門職の採用をしていないので、これが今後も永久に存続するものではないことが悩ましい課題です。

いずれにしても、こうした役割を地域で果たしてくれる児童館職員。そしてまた、何と言っても、力とスキルを着実に積み重ねてきた職員への信頼感。育児で困っているママたちについても、上手にその悩みを聞きだすというか、顔色を見て、適切な表現で言葉かけをしていくことのできる職員さん。やっぱり大切ですね。

桜ヶ丘児童館については「廃止」に対して、「存続してほしい」とする地域やママたちの願いがあり、実際にも、桜ヶ丘の場合には1丁目から4丁目からそれぞれが学区が異なっていて、4つの小学校に3つの中学校にこどもたちがバラバラに通学しているような現状・・・このあたりの地域事情も加味して今後を考えていくことが求められるような気がします。夏休み中ということもあり、今日の児童館もとても賑わっていました。今後、国の制度変更に伴い、児童館の存続基盤をどう考えていくのかも課題になっているわけですが、他市にはこれほどまできめこまかな配置で存在していない児童館・・・多摩市はとても恵まれて子育て出来る環境とも言えますし、だから、「ここが多摩市のウリ」になるとも言えるのかもしれません。
とは言え、従来通りの児童館の存続はとうてい難しい。先にも書いた通り、職員そのものの先細りが何よりの課題です。人事のことをどうするか、そしてまた、公共施設そのものの老朽化とリニューアルの問題・・・複合的な要因も加味しつつ、今後の方向性を見出していくことが求められるので、委員会及び議会としてもやりがいがあると言えばいいのか、難解なパズルを解くような感じで、提案内容を取りまとめつつ、市民の願いと思い、、、、そして現実的な対応をどうするのか?・・・・その中で大事にすべきことは何か?・・・「折り合い」という表現できれいにまとまれるようなものかもしれませんが、「存続可能性」にも責任を持った提案ができるとよいなと考えています。

それにしても毎日があっという間に過ぎゆき・・・・あと1ヵ月したら9月の定例会開会。ちょっとは休息したいけどなあ・・・と思いつつ暑さをひとまず乗り越えたい!・・・という感じです。

 

夏は暑くて当たり前・・・・でも、この暑さは普通じゃない感じ・・・・毎日のように口にしつつ・・・今月も無事に終わりますように。