議会は何ができて、議員はどうすべきか。

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私は生活感があふれていて、一番庶民的な永山駅周辺がとても大好きで、物価も安いし過ごしやすいエリアだと思っています。そして、ニュータウン初期入居地域永山エリアから、多摩ニュータウン再生に向けた取組みが始まろうとしている。「ニュータウン次のステージ」に向けてまちがどんな風に進化をとげていくのか、諏訪団地がブリリア多摩ニュータウンとしてリ・スタートしたように、古き良き伝統は継続して、次の世代につないでいこうという気合いと努力・・・すごいなって思っています。

ということで、私は当該地キャラの「永どん」とともに、永山LOVE!とPRしたいと思っている一人です。最近、「永どん」の缶バッチをつけています。とても宣伝効果があると自負していますが、「これ、何のキャラ?」と他市などに行くと必ず聞かれるのはうれしいことですね。多摩センターのような派手さはないかもしれないけれど、永山もイルミネーションがきれいな時期です。ぜひ、お越しください。

 

・・・・という前置きはさておき。やっと一般質問が終了しました。質問前日のさまざまな意見調整もあり、再質問の内容を若干?(私にとっては大幅に)変更する箇所もあったのですが、言いたかったことは言えた!・・・と思っています。多摩市版総合戦略の中に位置づけられている多摩ニュータウンの再生(都市基盤の更新)には永山地区のみならず、「多摩センター地区」への取組みも忘れてはならないこと。むしろ、「多摩センターの再活性化!」が鍵を握っているはずだ!・・・と強調できたこと。それから、市内唯一の都立高校と連携してESDの取組みなどを進めることで多摩市が掲げる「2050年のおとなづくり」はさらに充実していくだろうこと。パルテノン多摩を市民文化の拠点とし、活用可能性をさらに広げてほしいこと。とりあえずは言葉足らずのところもあったかなと思いますが、言いたいことは少しは伝わってくれたら御の字です。

最後に市長に答弁を求めたところで、長年多摩市の都市づくり部門で活躍してきた副市長が私の拡散していた発言を上手く取りまとめフォローしてくれたおかげで質問全体がまとまってよかった♪というのが感想です。恥ずかしくて、好きではありませんが、お時間あればインターネット録画ご覧ください!(多摩市議会チャンネルの平成27年第4回定例会12月4日①一般質問(4日目))

今回の質問でつくづく考えされられたのは、「議会は何をすべきか、どう行動すべきなのか?そしてまた、その一員として私が成すべきことは何なのか?」ということ。多摩ニュータウンは国や東京都からの多大なる援助があってカタチづくられた場所・・・この原点は誰しも否定しえない事実ですね。これだけの大規模開発を振り返る時、やっぱり今後の街の再生についても国や都の協力なくして成しえない!と個人的には考えています。だからこそ、まちを動かしていくための決定に関わる議会の在り方、その役割の重要性が問われるような気がするのです。今、東京都が全面的に、そしてまた国もまた「多摩ニュータウンの再生」に積極姿勢を見せている・・・・・にも関わらず、多摩市の意欲や積極性が感じられないなんてことになったら大変です!・・・「議会のありよう」もまた大きくカギを握っているのでしょうね。きっと。私たち市議会が「一枚岩」となって、多摩ニュータウン再生に向けた取組みに向き合う時、そこに集まったパワーがまちの発展や進化を後押しし、加速していくのではないかと思うのです。

 

今日は、少々バタバタして週末を迎えています。市議会日程は週明け月曜日が一般質問最終日です。そう…遠藤ちひろ議員の「聖蹟桜ヶ丘駅前ムクドリとの共存」の質問はなかなかユニークで面白い内容でした。ムクドリの生態ってほとんど研究もされず、知られてもいないのですね。彼が指摘していたように、「なぜ、多摩センター駅にムクドリはいない、永山、唐木田駅にはいないのに、聖蹟桜ヶ丘駅前だけにムクドリの群集?」・・・不思議!これは謎なことで、なかなか解明されていないことですね。とかく、桜ヶ丘のようなムクドリ襲来のごとく・・・ここは他の駅前では見られない光景です。「まずは共生共存を考えるためにもムクドリの生態を研究してみなければならない。。。」こういうことは多摩動物公園などにお願いをすれば対応してくれることなんでしょうか?多摩センターに並ぶ、多摩市への玄関口である聖蹟桜ヶ丘・・・駅前のムクドリ被害はやっぱり見逃せないですね♪まちイメージにマイナスになりますね・・・例え一時期の我慢であっても・・・・。

それにしても街の中がクリスマス尽くし!

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まちを‛進化’させないと。

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クリスマスを指折り数える・・・アドベントカレンダー。毎朝、扉を開けて出てくるお菓子が楽しみ!・・・・ついつい「明日の分まで開けてしまおうか?」と先取りしたくなるワクワク感。そういう気持ちになれるのっていいですね♪仕事も活動も・・・そんなワクワク感を持ちながら取組めたら最高です。

本日は一般質問3日目。とても印象に残ったのは荒谷議員の発言で・・・「まちをちゃんと進化させていかないと!」という言葉。よい響きを感じました。まちを発展させるという表現は言い古されているよりも、何と言うか・・・取り巻く状況を考えるとき「発展」というのがシックリこないなあと思っていた今日この頃。「進化させていく!」そして同時に「深化させる!」ということもまた必要なことかもしれませんが、まちが発展し、そして進化していく・・・ってとってもいいイメージだなと感じた次第です。明日の一般質問の時に、使わせてもらおうって思います。「まちを進化させていく」。

そんなことで、昨日から、地方創生、地方版総合戦略のことがやたら気になっている私ですが、荒谷さんの質問でも今後のまちづくりをどう進化させていくのか、若い人たちに魅力のある街をどうつくっていくのか・・・って指摘されていましたね。若い世代に向けては「子育てのしやすさ、あるいは教育環境の充実」はもちろんのこと、住宅(家賃が安いとか)などありとあらゆる角度からのアプローチをしていくことが必要だとの認識が述べられていましたが、どんなに優れた取組みなどがあったにせよ、「まちのイメージをどう発信するのかがとても重要だ」というのはきっとそのとおり。魅力発信サイト・・・「丘のまち」・・・・確かに素敵できれいだなあと思うのですが、「ちょっとおとなしい」というご意見をもらったことを思い出しました・・・なるほど・・・今後、このサイトにも更なる進化を期待したいものです。 さて、明日の一般質問の準備。いろいろ再質問の内容を考えていたのですが、ちょっともう一回考え直す必要が出てきたりして・・・事前調整をしている中で発見できることとかいろいろあるんです。一晩眠らずに考えることが無理なので、とりあえず、一眠りしてから考えることとします。

いろいろあってもやらねばならぬ。

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一般質問2日目です。今日は国が地方創生だの、地域活性化、人口消滅社会の危機だとあおり・・・・各自治体に作成することを求めている「地方版総合戦略」に関して、遠藤めいこ議員、橋本由美子議員から質問がありました。

地方分権とか、地方主権に逆行するような国のやり方には解せないというか納得できない気持ちもありますし、やらされる側に立ってみれば、ホント「ありがた迷惑な話」としか思えないような事務作業の追加。総合戦略かどうかはわからないものの、多摩市には既に総合計画があるのに、その上にかぶせるような計画をつくるなんて・・・・と思いますね。

相変わらず、地方に活力を吹き込むメニューに地域商品券が目玉になっていることにも私は本当に疑問。地域商品券が地域経済の底上げと活性化、もっと言えば継続的に地元経済の発展にとつながるかどうかが問題にもかかわらず、一体、国はどこでどうやってその政策効果を検証しているのかしら?と思ったりするものです。一時的には「利」を得る人もいるのかもしれませんが、今求められているのは「そういうことではない」はずなんだけどな・・・これ、個人的見解です。

ですので、「やらされ感たっぷり」なお仕事、もちろん、その中でも私たち市民に身近な自治体がやるべきこともたくさんあるわけですが、なるべく「労多くして何とか」みたいな結果が目に見えるようなことは職員の残業時間を増やし、職員の肉体的な疲労を増やすだけなのでなるべく控えていただきたい・・・と思います。

とは言え、「やったからにはそれなりのお土産」・・・・にんじんぶら下げられているがごとくの状況もあり、同じく自治体が策定を求められている「公共施設等総合管理計画を策定させられているけれど、何かメリットはあるのか?」と尋ねたところ・・・・「老朽化建造物等について除却にあたっての起債ができるようになる」という答えが。「ええっ!除却のためだけに策定するものなの?」と思わず突っ込みたくなったわけですね。もっと他にはメリットはないの?

そして、わが市が積極的に?取り組もうとしている公共施設の統廃合などのことが真っ先に思い浮かんでしまうわけですが、やはり「廃止しなければ」「減らさなければ」という意識が先行せざるを得ないんだなあと・・・察するばかりです。私は最近思うのですが、公共施設について「床面積を減らせ!」とさんざん発言し、指摘をし、その気持ちは未だ変わらず持ち続けている一方、しかし、本来、公共施設の統廃合などでやるべきことは「機能の見直し」であって、もっとそちらを強調しなければいけなかったかもなあと。高齢者のための高齢者しか使用できないような施設、子どもたち対象の子どもたちしか使えないような施設・・・こんな縦割り理屈で建設してきた(はっきりいってこれもまた国からの多大なる補助金などで誘導されてきた経過がある)施設の在り方をもう一度考えてみよう・・・って、地域やコミュニティには多世代が住んでいるのに、いつしか、世代別施設が世代ごとの見えない壁をつくってしまい、そのうち、世代間交流が減少し、また、今、世代間交流の必要性が言われ、一生懸命世代間交流の場を創出すべく努力をしている真っ最中・・・みたいな。世代間交流を分断してきたような人たちが、「やっぱり取り戻すべきは多世代交流だ!」と言いながら、旗振り役をやっているという不思議・・・(あっ、言い過ぎですか?)。時代環境、社会の意識・・・徐々に蓄積され、刷り込まれてきた考え方や価値観はやっぱり徐々にしか変わっていかないのでしょうね。

 

というわけで、話題を国から策定を求められている諸計画に話を戻しますが、「我が自治体に引き寄せて、プラスになることについては計画も立てることは必要。」と市長が前向きに答弁していたことは良かったですね。「あのときに計画をつくっていなかったために・・・。」と後悔することが無いようにしていきたいんだ・・・というのはその通りなんだと思います。いろいろ疑問はありますし、やらされる立場としては「冗談じゃない!」という気持ちもあるわけですが、しかし、「多摩市にとってプラスになる」と考えて、しっかりとやっていくとする表明については「意気込み倒れにならないようにお願いします♪」と後押ししなきゃ!って思います。「いろいろな思いはあっても、やるべきことはやらねばならない。」と言うことになるのでしょうね。引き続き、荒谷議員もこの件に関する質問をするようなので、しっかり聞かなくちゃ!と思っています。

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マンションがクリスマス仕様になったため・・・我が家でもクリスマスの飾りを出してみました♪

12月になりました♪

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今日から第4回定例会が開会しました。冒頭で、傍聴者も含め、一同で佐伯美生議員への黙祷を捧げました。その後、市長からの行政報告、一部組合議会からの報告を経て一般質問へ。

一般質問は「意見開陳」するためのもの・・・って学んだことがありますが、議員それぞれの立場や価値観に基づいての提案などがてんこ盛り。市政に直結するわけではないけれど、でも直結するような「オスプレイ配備計画撤回」と「横田基地撤去・返還」の話題などもあり。私としては答弁する側の行政の立場になり、同情してしまう話題もあります。「聞かれても困る」的な一般質問項目って・・・きっとある。特に国政のイデオロギー的な問題については、政治家として「市長」が見解を述べることはできたとしても、してほしいなと思うことはある一方で、しかし、市長は「行政の長」と言う立場ではなかなかモノが言い難い面もある。奥歯に何か挟んでいるというか、気持ちを押し殺しているというか・・・市長も慎重を期した発言も多くなっているなと思います。質問する側に立てば、そこに物足りなさもあるわけですが、市長としては無難と言えば無難にやりこなしているとも言えますし、市長以下控えている部長や職員たちは波風が決して立たないような発言に胸をなでおろしていることでしょう。

そんなわけで、今日は私と同い年の大くま真一議員が、「貝取保育園の整理統合」の方針を改めるべきとの立場で質問をされていたのですが、公立保育園問題については、過去に子ども教育常任委員会が議会における事務事業評価の中で「1園は存続させるべし」という方向を出したことがありました。社会福祉法人も含めた民間の事業者がかなり実績を上げていることもあり、「公設民営」というかたちで、他市に目を向ければ公立保育園はどんどん民間移譲なども含めた民間化が進んでいます。「公立で存続させるなんて、考えられない。理解得られない。」とする意見は議会内にも渦巻いていたわけで、しかし、そこで「でも公立保育園を存続させる意義」を再確認したのが4年前の話ですね。どうしても公務員は人件費が高くなってしまうので、民間経営・運営園の保育士さんと給与を比較すれば、当然ながら・・・・「民間化」の選択肢が突きつけられるのは致し方ない面もあるのです。民間園の保育士さんの給与が低すぎることもまた問題と言えば問題なんで何とかしたいものの、ここなかなか改善もできず苦しいところです。

とは言え、公立保育園1園は存続させたいとした当時の議論を思い起こせば、やはり民間経営の保育所全体をひっぱっていくところの行政の役割がかなり強調されていましたし、何せ、唯一の公立幼稚園を廃止したことについての総括を踏まえてみても、現場を全て手離してしまうことは望ましくない・・・という判断があったやに記憶しています。ある意味、給与水準についても、公務員保育士さんの水準に民間園保育士さんの給与がひっぱりあげられるような図になれば理想的なのですが・・・・。

いずれにせよ、大くまさんが指摘をするように「保育園の存在」って若い世代が住むための条件の一つにはなると思うわけですが、しかし、「公立で残す」という選択がどこまで市民的な合意と理解が得られるかはまた別の話な気がします。ちなみに貝取保育園を含めて、その周辺にある民間の保育園について次年度の入園希望者数は定員割れの状態にあるのだとか。やはり駅前の保育園に人気が集中しているとの現況。これは昔から変わらないですね・・・。今後、人口減少、少子化も進む中で「待機児問題」への動向も気になりますが、今は足りなくてもいずれ充足し余剰となってしまう。現状では、他市に目を向けても、供給が需要を喚起するとも言われ、増設しても増設しても保育園が足りない!みたいな状況が生まれていることもまた事実ですが、将来を見越しながら、今をどう乗り切って、乗り越えていくのか・・・「知恵の出しどころ」になっていますね。知恵はきっと枯渇しない・・・と思っているのですが、なかなかいい知恵も出せないでいる感じもします。

私は、今回の一般質問では多摩センターを「学園都市」(何となく言い古されて、手あかがついている言葉ですが)に・・・と提案するつもりですが、若い世代がまちに魅力を感じるポイントとしては・・・やっぱり「教育!」って思います。なので、今までからも「子ども・教育」にこだわりながら議会活動を重ねているわけですが、改めて多摩センターの再活性化戦略の一つに「教育施策」を入れていくことが何よりも重要だし必要なこと!・・って意見開陳(一般質問)する予定です。そんなことで、発言順がまわってくるまで頭をまた柔らかくしておかねばと思います。何しろ、一般質問をするとき・・・行政の答弁に対する瞬発力って言うか、言われたことに対して、ちゃんと質問を返していくことがとても大切なのですが、時に・・・答弁内容に頭が真っ白になってしまうこともあるので。