角川武蔵野ミュージアムへ行ってみた!

 

隈研吾氏の設計したという…私たちの会派でかなり話題になっていた「角川武蔵野ミュージアム」へ行ってみました。「本棚劇場」が一体どんなものなのか等など、その建物にも興味津々。

会派のメンバー揃っての久しぶりの見学。行政視察での対応はコロナ禍で受け入れてもらえないので、あくまでも見学という形でしたが、もう…建物の出で立ちからして圧巻過ぎまして…。驚きました。ホントに。

建物だけでも見に来たかいがあるというのか、東所沢の一角で、ひっそりとした空間にそびえたつという感じ。結構、物々しいふんいきで厳かというのか…でも、「見に来てよかった」と思えるところにこの建物の存在意義があるような気がしまして。私たちは図書館風のイメージをいただいていたのですが、ここは「ミュージアム」なんですね。入場料というか入館料が必要となります。私たちは最もスタンダードなチケットを購入。これで3時間は滞在できて、4階5階の本棚劇場のあるフロアについては出入り自由ということ。1DAYパスポートでなくとも、3時間あればかなりじっくりと見ることができるなという印象でした。他の来場者の方も、多くは私たちと同じように話題になっている「本棚劇場」を見てみたい!ということでいらしているようでした。松岡正剛さんが館長をつとめておられる点でも注目度代ですね。

館内に入り私たちもそれぞれの興味に分かれ、フロアの見学をしましたが、その資料のありように圧倒されるというのか、来場者も多くてゆっくりと腰を据えてお気に入りの一冊に没頭するということはなかなか難しいという感じ。これはあくまでも私の個人的感想なのですが、落ち着ける雰囲気かといえば、私の感覚には合わなかったかな。

ただ、本の展示の仕方というか、配架の在り方というかそこには工夫がされていて、ジャンル分けがユニーク。別の建物にショップがあり、ジャンル分けは連動させていましたね。「記憶の森へ」「世界歴史文化集」「むつかしい本たち」「脳と心のメディア」「日本の正体」「男と女のあいだ」「イメージがいっぱい」「仕事も暮しも」「個性で勝負する」というような感じ。なんというか、このすべてがパズルのように組み合わさって、私たちの中に織り込まれているということなのかなあなんて思ったりしつつ、私はただただ、本の背表紙やらを眺めておりました。

 

とにかくこの建物の形。しらた議員は建造物としての関心があるようで、どんな部材を使用しているのかなどなど見つつ…「なるほどメンテナンスも考えているようだ。」とか「高価ではない材料が使われているところもある。」という解説も。

私たちは「角川武蔵野ミュージアム」ということで足を運び、途中から、かなり大きい敷地の中の一角にありそうだ…ということで「ところざわさくらタウン」という場所になっていることを知ったのですが、一度は行く価値のある場所ですね。桜の時期に行くほうがいいのかもしれませんが。

これは、神社です。ミュージアムの中には、この神社をめぐる関係者の方々のエピソード紹介もありましたが、「なぜ、ここに」を自分なりにも考えることができるというか、ここに託されている「想い」を自分として受け止めるということが必要なんだろうなあ…と。本棚劇場とついつい結び付けながら、重厚感があり、モダンすぎる神社の鳥居をくぐったりもしました。

あとはパルテノン多摩にある大階段ならぬ…「千人テラス」と命名された広場や、建物に囲まれた空間にあるイベントなどのできる広場スペース。とても良く考えられているなあと思います。ついつい、ホールなども含めて、料金をチェックしてしまいます…。千人テラスとか…ふらっときて座っていたい空間でもあります。ぼーっとして、北側に流れる川を見ているだけでも時間がたちそう。水面に陽の光があたり、時間とともにその様子が変化するのを見ているだけでも楽しそう。

建物全体を入れてください!…ってお願いをして写真撮影をしていただいたのですが、撮影してくださった方の腕が良すぎ。グッドアングルな感じ。ソーシャルディスタンスとか言いながら、撮影していただいたのですが、上手な写真だなあと思ってこの1枚、とてもお気に入りの記念写真になりました!(だから、大きめにアップ!)

街のシンボルって何だろう…って考えさせられますね。そしてまた、今日は「武蔵野」という場所の奥深さを感じさせられたひとときでもありました。「武蔵野・多摩」と言われるのですが、やっぱり「武蔵野」というエリアは別ですね…ということも含めて。言葉には表せられないならがも、いろんなことを感じさせられる見学となりました。今度はもう少しゆっくり行きたい。でも、来場者でざわついてない時間に行きたい。来場者が背中を行き交うというのか、行き来するその空気が私にはちょっと気になるもので…。