12月議会 健康福祉常任委員会

冬野菜がおいしい季節になったなあと思いながら、お店の店頭に並んでいる野菜などを見ているわけですが…今週来週と夕方以降の予定が全部塞がっているという…この時期ならでの日々が始まっております。

さて、今日は昨日に引き続き、委員会。健康福祉常任委員会が開催されました。議案としては「西永山福祉施設条例」の制定が提案されました。西永山中学校だった場所に建設中の都営住宅と併設するかたちで、多摩市の施設の建設が進んでいます。もともと、学校跡地の活用を検討している中でも西永山中学校の跡地については「福祉の拠点」となっていたことから、その流れを受け継ぐ形で現在に至る…。今、建設されている福祉施設には高齢者、障害者のための施設が入居することになっています。入居する事業所などについては条例が制定されたのち、募集をするという段取りです。

こうした条例制定については、正式に議案として提案されるまでに所管する常任委員会に予め情報提供されています。前回の定例会中に開催される委員会の協議会などで、「次の定例会に条例を出して行く予定」ということで説明され、委員会としてもそれに応じて、事前に必要であれば担当部署と勉強会を行ったり、意見交換したり…と情報共有の努力がなされているのですが、こうしたやりとりをしているのも珍しいというか、「そんな風に行政が対応してくれるの?!」と驚かれることがあるので、その点…多摩市の行政は開かれているというのか、議会とのコミュニケーションを大事にしようとしている…と言えるかもしれませんね。

今日の委員会の協議会でも、次の定例会(3月議会)に提出される予定の「(仮称)受動喫煙防止条例」の素案や条例制定に向けての取組み状況についても報告が行われていますが、すでに先月末に委員会としても勉強会を行っていて、「条例を制定していく過程」をしっかりと議会とも共有して足並みをそろえて取り組んでいるあたり…やっぱり多摩市らしいかなと思ったりするのでした。

ところで、今日の健康福祉常任委員会ではこの間、力を注いで取り組んできた「(仮称)多摩市手話言語及び障害者のコミュニケーション保障条例」の制定について、今の私たち議員の任期中(来年の4月末まで)に条例制定までをやり遂げることは難しいと判断したため、その旨をこれまで協力して下さった障害者団体のみなさまなどにお知らせすることの確認が行われました。当事者である皆さんとの情報共有、意見交換などのやり取りはもちろんのことですが、議会で条例を制定していく過程において行政側とどのようにやりとりを進めていくべきなのか、立法過程をどう作るか?についてもまだまだ仕組みとして構築されているわけではなく、行政側が立法過程を議会と共有しているのと同じような形でどんな風に取り組んでいけるか?は課題です。
私たち議会は条例提案する機能を持っているとはいえ、しかし、その条例に基づいて具体的に動く、業務を執行する立場にあるは行政であることを考えると、忖度ではなくて、きちんと「行政」を慮るということも必要。「条例を作りっぱなし」にしてしまってはダメ…ということになると、余計に議会と行政とのコミュニケーションが求められそうです。今回、私が学んだことの一つかなと思っています。今回の学びを、市議会の機能をさらに高めていくため、あるいは市議会活動の発展にどうつなげていこうか?結び付けていけるかな?と考えております。

明日は生活環境常任委員会が行われます。