見える風景は同じなのですけど…。

【議長の/わたしの】

 

多摩市手をつなぐ親の会の定期総会でした。毎年、全市議会議員にお声かけくださるのです。そしてまた、出席した全ての議員が一言ずつ挨拶をさせていただく時間をいただけるのです。「議長挨拶」はあっても、議員は「その他大勢」と一括りで紹介されることも多いです。会の進行を考えれば当然のこととも言えるでしょう。こうして、議案に入る前の「来賓挨拶」の時間をたっぷり確保してくださる会は今では珍しいです。とってもありがたいと考えています。障害者福祉の分野は国の法律に左右されるところも大きい。今年は「障害者福祉計画」の改定を進めていきます。多摩市の計画は障害のある方でもわかっていただけるようにと工夫、改善を重ねてきました。当事者参加の場もあります。計画策定ともなると職員さんの事務作業は膨大です。計画づくりのデータとして実態調査も行います。丁寧な作業が行われていますが、地味なところでなかなか見えにくいところです。

手をつなぐ親の会の総会は第49回目を重ねています。来年は50回目になるのですね。経てきた年月を思うと頭が下がります。

夕方ごろ、お時間をいただけたので地元のこいそ明都議にご挨拶をさせていただきました。2か月後には都議会議員選挙が控えており、お忙しいところの合間の時間でしたが、快く受け入れて下さり、さらに「せっかく来てくれたのだから」とかなり長くお話しをしてくださいました。多摩市が第3次基本構想まで「太陽と緑に映える都市」を将来都市像として掲げていましたが、「それは素晴らしいフレーズであって、ものすごくイメージがわく」とおっしゃっていました。

多摩市自治基本条例の前文は「私たちが暮らす多摩市は、太陽の光あふれる、緑豊かなまちです。」からはじまります。「太陽と緑に映える都市」…確かに素敵!…当時の職員たちはみな、すぐに「太陽と緑に映える都市」と言えたというのです。今、さかんに言われる「健幸都市、スマートウェルネス」は現在の第5次多摩市基本構想の都市像ではありません。

【わたしの】

ご近所の方からご案内をいただくので春と秋に楽しみにしている山野草展です。今度、教えてもらうかもしれない「苔玉」。いちごとの組み合わせがかわいい。

写真ではすばらしさが伝わらないのですが、永山団地の道端にある集めたという草花の寄せ植え。100以上の種類がここに寄せられています。「みちばたの草々・初夏」という作品のタイトルも素敵。明日の17時までですが、お時間ある方にはぜひ立ち寄っていただきたいです。ベルブ永山のギャラリーで開催しています。

愛和小学校にもちょっとだけ立ち寄ってガーデンに。ボランティアさんが子どもたちと一緒に畑を耕すなど作業をしていて。鶏さんたちと仲良くしている姿は真似できない…。エディブルスクールヤードの考え方には共感するところも多く、今後、どう継続させていくか、発展させていくかが課題です。

 

そうそう、今日は、教育委員会の会議もありましたので、子ども教育常任委員会で委員長をつとめてくださる折戸小夜子議員と副議長も一緒にご挨拶の時間もいただきました。市議会だよりが「とても良い!」とお褒めいただきました。市議会は褒められることが滅多にありませんので、大変うれしく。時々、市教委の会議も傍聴に行きたいと思っています。議事録だけではわからない臨場感こそが大事。

私が眺めている景色はさほど変わらないのですが、「議長」という肩書きを背負うと…「見られ方」「接しられ方」がずいぶんと変わってくる。サイズの合わないお洋服をまとっている感覚が拭えずにおります。