汚い、臭い・・・行きたくない!学校トイレ。

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当たり前のことですが、「みんなのトイレを美しく!」という掲示がしてあります。そう・・・みんなのトイレだからこそ、より気持ちよく、快適に・・・・みんなが嫌な気分にならないように使うこと・・・みんなで使う学校のトイレ・・・そこで、子どもたちはきっと、公衆トイレを使用するマナーを学んでいくはずです。北諏訪小学校でも先生たちは「学校のトイレをきれいに使おうね」と子どもたちに話していますし、トイレの掃除の仕方については、

①洗面所をたわしでみがく②ごみはさみでゴミを拾う③ペットボトルで排水口に水を入れる④便器の汚れは先生に伝える

とちゃんと書いてあるのです。でも・・・正直、子どもたちの使っているトイレの現状は先生たちが「美化」を伝えようにも伝えきれない有様です。ようやく来年度から大規模改修工事が始まることになったとはいえ、子どもたちが日常使用してきたトイレ・・・見るに悲しい気分になります。私が北諏訪小学校にいたころと何一つ変わっていない・・・・。

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男子トイレの小便器は私が議員になった頃だったか、オストメイトに入れ替えしたのできれいです。でも、振り返ってみれば・・・・・。きっと用務員さんなのかなあ、少しでもきれいにとペンキを何度も塗ってくださったのでしょうね。でも、もう、それもこんな感じになっています。

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掃除用具入れです。こちらもこんな感じです。30年前に私が北諏訪小学校にいたころは、もちろんこうではありませんでした。あれから30年・・・北諏訪小学校は40周年目を迎えています。ここでようやく大規模改修・・・・デスカ?!・・・・公共施設の見直し問題は、学校施設も含む施設の改修費すら危機的状況にあるということからも必ずやり抜かなければならない・・・私はそのことをぜひ市民の方にご理解いただきたいのです。子どもたちの気持ちになって代弁するとしたら、「トイレ汚すぎる、何とかしてほしい。」となるに違いありません。ドアがまともに閉まらない場所もあるのです。

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もちろん、大規模改修も順番です。そして老朽化した小学校は建替えも必要になり、既に第一小学校は建替えが完了し、第二小学校は建て替え工事中です。他は・・・?!大規模改修で対応していく方針になっていて、今後の学校建替えは見込むことすらできていません。コンクリート建物ですから、もちろん、まだまだ使用できます。でも・・・・やっぱり、建物を大切に長持ちさせていく・・・・そんな発想に基づいて、定期的なていねいなメンテナンスをしていて・・・ここまでになるのかどうか?専門家ではないのでわからないのですが、それにしてもやっぱり、ここを日常的に子どもたちが使用しているのかと思うと、心が痛くなります。

汚い、臭い・・・だから、なるべく行かないようにしている・・・・・そして具合も悪くなる・・・・という悪循環。

今のところ、建設以来、大規模改修をしていない小中学校については対応していく方針が出ていますが、学校統廃合の際に施設そのものの改修を行った学校についてもはっきりいって手を入れなければならない時期に来ています。そちらは一体どうなっていくのでしょう?

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子どもたちの使い方が悪い!先生の指導の仕方が悪い!・・・・と責めることはできない・・・これが今の学校トイレの現状です。もちろん、大規模改修をした学校のトイレは北諏訪小学校のトイレとは違います。床についてもドライ方式・・・と言って、濡れても乾きやすくなっています。北諏訪小学校の学校トイレの床は、水を流してデッキブラシなどで掃除をすると時間経過しないとビチャビチャですね・・・・私が小学校の頃は、それがとてもうれしかったり、楽しくて、喜んでトイレ掃除係をやっていたものですが、もし、私が今・・・北諏訪小学校 の子どもだったら、トイレ掃除係にだけはなりたくないと思うに違いありません。

しかし、娘曰く・・・「どうせきれいにしてもきれいにならないので、排水口のところだけには水入れるけど、結構、ラクチン(?!・・・サボれるって言うことか?!)」

 

何はともあれ、学校トイレの改善、そしてまた学校環境の整備は子どもたちのみならず、地域住民のためにもなるのです。災害時には避難所になるわけです。だからこそ、学校施設は、何も華美に贅沢に豪華にする必要はないと思っていますが、それなりにきちんと改修工事が施され、「快適」で居心地の良い場所にしなければならないと私は思うのです。そしてまた、そのためにも限られた財源をどう使っていくか?学校施設改善については優先的にしなければならないとも思うのです。北諏訪小学校に足を運ぶたびに、ここで毎日を過ごしている子どもたちは何一つ声を上げていない・・・と思うのです。子どもたちの順応性の高さを思う時、私はますます複雑な気持ちになるのでした。

 

もし、大人が使っている公共施設のトイレがこのような状態なら・・・・どうなりますか?きっと、すぐさま陳情があがってくるでしょうし、苦情も殺到するのではないでしょうか?

 

この問題を見るにつけ、声がかき消されてしまう子どもの存在についてまた認識を新たにするのでした。「こどものみかた」にならなければいけない・・・今の私だから、こどものみかたになれるのではないか?という思いも新たにしますね。学校施設を快適環境に維持していくことの優先順位は高いと思いますが、みなさんはどう思われますか?

 

以上、本日の北諏訪小学校学校公開のレポートでした♪