議員研修にてファシリテーションスキルを学ぶ。

多摩市議会の全議員研修会。過去には「全議員でわざわざ研修会をする必要があるのか?」ということで実施しなかったときもあり。でもそれは、研修会が必要ないから…というわけではなく、市の財政に議会として貢献するためのコスト削減への協力の一環であっただけ。

そんなことで復活した全議員研修ですが、今回は「ファシリテーションスキルを学ぶ」ということで、私たちの会派から提案した内容で実施することができました。議会報告会や私たち議員が市民と話し合いなどをするときなどにも活かせる技術を身につけたいなあというのが動機です。これまでも、なんとなく、付箋を使ったりして、KG法などまねっこをしてきたわけですが、構造的に学ぶというのか、ちゃんとその理屈も知っておくことで、さらによりよいファシリテートができるのではないのかと感じていましたので。要するに、私たちの会派で学んでみたいことですが、きっと議員全員で学んだほうが有効かなと思うので、全議員研修会でやれたらいいなということです。

全議員研修会を開催するというのは、「全員で共有したらよいと思われる内容」について各会派や各議員が考えるという意味もあり、自分たち自身が所属をしている「多摩市議会をよくするためには」という視点をもつ機会にもなると思っています。

個人の努力も大事ですが、やっぱり市民にとっては「多摩市議会」という場がより良くなっていくことのほうが継続性を考えても、きっとプラスになりますから。

そんなことで全議員研修会で「ファシリテーションスキルを学ぶ」という、ちょっと毛色の変わった取り組みができたのはうれしいことでした。実は議長をやっていた時から考えていたことで、その時には一度だけ参加した議員だけを集め「グラフィックファシリテーションを学ぶ」という講座をやったことがありました。実際に、演習を取り入れながらやる講座は楽しかったので、全体でやるともっと良いだろうな…とは思ってきましたが、さて、今回の研修会についてのほかの議員の皆さんの反応はどうだったでしょう?

多摩市議会らしいのは、こうした研修会などを開催したら、必ずアンケート調査などをやって、振り返りをすること。

一つ一つの市議会としての取り組みを「やりっぱなしにしない」努力を重ねていくというのは、他市議会でも珍しいと聞いていて、これもまた多摩市議会らしい文化になっていると私は感じています。

そういえばの週末はかなり多くのイベントに参加をさせていただきました。聖ヶ丘コミュニティセンターと唐木田コミュニティセンターのお祭りでは、地域図書館がとても大切な存在であることを認識させられるコーナーが印象的でした。

そして、唐木田菖蒲館はやっぱり、「とてもよく考えられている」と思えるわけですが、いつものロビーが晴れ舞台にも変わるような設計がされていて、今年もまた…華やかなフラダンスをはじめ、地域で活動されているみなさんの発表が披露されました。わざわざ「ホール」にまで行かなくてもよい!となっているのは唐木田菖蒲館ならではのこの造りだから。

コミュニティセンターなどなど公共施設の建物の設計も、その時代や環境を反映しているなあというのも面白いですね。

深まる秋と朝晩の冷え込みと、そして、台風被害の大きさとそこにまた降り続く雨と。穏やかに過ごせる日々への感謝の気持ちが深まるばかりです。ありがたいですね。