立候補予定者説明会が開催される。

今日は永山駅での朝活(?)からスタート。寒さもやわらぎ、春らしさを感じる朝でした。そして、今日は4月の統一地方選挙、多摩市議会議員選挙立候補予定者の説明会でしたので、出席してまいりました。ジャスト30人…説明会の参加者人数です。でも、説明会に出席することが必須というわけではないですし、もちろん、出席した人が全員立候補するとも限らないというのがこの説明会でもあります。

説明を聞くたびに、選挙が公平に公正に行われることが必要不可欠であると感じますし、そのために選挙管理委員会はとても気を遣って業務を進めていることもわかります。それにしても、街の中に乱雑に掲示されているポスターについて・・・名前が知られなければ意味がない、そのために掲示をするという気持ちは分かる一方で、節操なくあちこちに貼りだすというのは街の美化を考えるうえでいかがなものか?と思います。こういうのは業界用語で「無断貼り」と言います。ポスターがどれだけ掲示されているのか?というのが、支持の広がりをはかるバロメーターとも言われていますし、実際にもそうなのかもしれませんが、どうも私は自分の顔が日常的に街中に晒されているというのには耐えられない・・・過去には貼りだしをしたこともあるのですが、恥ずかしいというか、うつむいて歩きたくなるというのか・・・ですので、この時期になり、たくさんの顔写真が貼られているのを見るたびに「私にはできないな」と思ったりもするのです。

選挙にはたくさんの税金が使われます。そのことも実感する説明会でもあります。私たちが作成する選挙ポスター、さらには今回から選挙の時に使用できるビラ4000枚も付け加わりました。また、選挙カーについても、動かすための運転手さんの雇用、ガソリン代についても一定の上限を設けた公費からの助成があります。もちろん、これらは先払いをしておいて、あとから申請手続きをしてから交付されるという流れです。

ちなみに市議選の場合、立候補するための供託金は30万円。これは、一定程度の票数を獲得しなければ没収されます。つまり、出るからには真剣に選挙に取組まないといけないということと解しています。冷やかし半分というのは困るということですね。

さて、今回も多様な顔ぶれが立候補することになるのかどうか・・・もちろん現職組も半分以上は続投希望です。希望しても続投できるわけではなく、もう一度、きちんと選挙に臨み、審判を仰ぐこととなります。4年間の任期に評価がなされるというわけです。

新陳代謝・・・選挙によって、議員の顔ぶれが変わり、また新しい意見や視点が付け加わりながら、議会での議論が市民のために広がり、深まっていくことは大切だと考えています。そんな観点から言えば、私ももう今年で17年目の議員生活が終わろうとしていて「長期多選」と批判される部類に入ってきたかもしれないと自覚しております・・・。ま、自分のことを客観的に総括もしながら、これからのこと考えていくつもりです。

市政の課題というのは次々と現れてくるもの。終わりがないなあと思います。その中で自分自身が果たせる役割は何なのか?それから、もう一つ、自分が「これだけはやり遂げたいもの」はなにか?が問われるのだと考えています。そんなことを今さらもう一度考える2月下旬・・・今の任期最後の定例会が3月。それぞれ議員も最後の質問に気合いを入れて臨んでいるはずです。「議長であっても『一般質問できる』」と慣例を書き換えることが出来なかったのは私にとって心残りのことです。議会運営の公平性とかって何なのか?あるいは議長であっても「一議員としての市民からの付託」をどう考えるのか?など自分にとって考える機会を得られていることだけは確かなのですけど。

いずれにせよ、一歩でなくても半歩でも前進することが大切。自分をごまかしたりせずに・・・ということで。