それぞれの地域・それぞれに特色。

和田・東寺方コミュニティセンター運営協議会の定期総会にお招きをいただきました。コミュニティセンターの運営協議会もそれぞれの方針があるため、議長にお声をかけていただけるところとそうではないところがあります。考え方の違いがあってもちろん良いわけであって、それがそれぞれの地域の特色にもなっている感がありますが、バランスよく全市を俯瞰して捉えるという議長としての視点を磨くためにはいろんなところを見たほうがいいには決まっています。やはり自分の住まいを拠点にしながら、地域を考えたり捉えたりするわけで、身近ではない場所に足を運ぶことで今まで知らなかったこと、見えていなかったことを理解できるようにもなります。

和田・東寺方コミュニティセンター「大栗川・かるがも館」は2月にオープニングを迎えたばかり。開館から3ヵ月が経ち、ようやく運営も落ち着き軌道に乗りつつあるようでした。まだ完成したばかりという雰囲気も残る館内ですが、地域の小中学生が勉強道具を片手にフラッと立ち寄り、窓際のデスクで何やらテスト対策などに備えている様子。いい風景だなあと思いました。定期総会では会長さんが「これまでは市内で既に運営されているコミュニティセンターの取組みを参考にしてきたけれど、これからは自分たちの工夫をプラスしていきたい」という意気込みを語っておられ、同時にまた、決して難しいことではないけれど「笑顔・挨拶・感謝の心」をいつも忘れないで、過ごしていくことを心がけたいとお話しされていたのが印象的でした。

そして、ここの「特色」をみんなで作っていきたいと語った副会長さんの締めの挨拶に込められた思いも参加者のみなさんで共有されていた気がします。ここに市内で8館目のコミニュティセンターの建設が持ち上がったには平成8年の頃、その後、いろいろな経過をたどり、市内で9館目となった「大栗川・かるがも館」…約20年という歳月が流れています。「その間に地域に関わってくれた行政職員の皆さんから多くの力、指導をいただいた」という労いの言葉のいただけたこともまた、うれしいことでした。

その後、私は諏訪老人福祉館・地区市民ホールへ。文化祭が開催されていましたので覗いてまいりました。展示コーナーでは、木目込み人形などの作品もありビックリ!古布なども利用されたのかな?と思われる手づくりのセンスのいいポーチやかばん、絵手紙などの作品もありました。それぞれにこの場所等利用されながら、生き生きと活動されている皆さんの姿を思い浮かべながら拝見してまいりました。老人福祉館の方では「TAMAフレイル予防プロジェクト」の一環でしょうか?簡単にできる運動に取組むみなさんの姿、囲碁・将棋コーナーでは次の一手を熟考する高齢者の皆さんのお姿がありました。

飲食スペースと談話室になっていた1階では、老人会に皆さんが模擬店と称し、とても美味しくコーヒーを入れて下さり、集まってきた皆さんが楽しくおしゃべりをされていました。久しぶりにお目にかかった方は「グランドゴルフをやっている!」と以前と全く変わらないはつらつとしたお姿!これまた懐かしさと共に再会をうれしく思いました。しかし、談話室は圧倒的に女性が多い!・・・家の中に閉じこもることなく、ちょっとのおしゃれをして外出をし、人と会話をすることってとても大事ですよね。元気の秘訣ココにありだわ!・・・と思ったのでした。「地域に集まれる場所があることはとても大事。新しいとか古いとかって関係ないのよね。」という言葉が妙に響くのは、開館したばかりのコミセンと歴史を重ねる福祉館・地区市民ホールとに双方足を運んだからかもしれません。公共施設もそれぞれの地域性がよくよく反映されていていいなあって思います。

 

その後、また市民の方にお会いしたりして、いろいろお話も伺って、今日も一日終了。「高齢化が進んでいく、介護や医療をどう支えていくか?」と同世代で語ったりもした夜は…なかなか有意義でした。明日は水防訓練、身体障害者協会の総会等に出席する予定です。