「記録」が大事だなあと。

今日は生活環境常任委員会がありましたので、出席。住宅開発地に敷設される道路を「市道」認定するための議案、多摩中央公園で初めて取組みPark _PFIに向けて、改修工事からその後の公園運営を進めていくための事業者を決定するための議案などを審査して、議案は全て全会一致にて可決しています。

最近、「過去はどうだったのか?」を知りたいと思うことがあったり、「あの時、どうだった?」を尋ねられたりするのですが、自分でも「記憶頼み」のところがあり、やっぱり「記録をしておく」って大切だなと感じています。特に、公式なのか公式でないのかわからない要は打ち合わせの記録など、どのように残すのかしらと。

 

そういえば、永山駅前にある都市再生機構所有の土地と交換した旧東永山小学校の解体工事が始まったようです。古い校舎はまだ健在ですが、あっという間に更地になってしまうんだろうなあ‥‥。この週末に、写真撮ってこようと思っています。間に合えばいいけれど。

先日、補正予算の時に庁舎が手狭になった…ということで、市教育委員会が丸ごとベルブ永山に移転することが決まりました。「決まった」というのは、そのために必要な工事費用や移転の費用が決まったということです。しかし、ベルブ永山に移転して、本庁舎の手狭さは解消されるけれど、逆に…教育委員会の仕事のしやすさなど、何も改善されません。今、教育委員会が使用している第2庁舎とほぼ同じ面積を確保できるから大丈夫です‥‥という説明がされていますが、面積だけの問題ではなく、かえって、窮屈にならないのかしら?と思っています。それにしても、教育委員会と子ども青少年部など…両方に用事があるような市民にとっては不便極まりなくなります。

今は、「パソコン一つあれば、どこにいても仕事ができる。」と言い切りながら、市役所建替え問題について、市民説明を行っているのであれば、教育委員会とそれ以外の部署に用事がある市民がたらいまわしにされ、あっちこっちと移動しなくて良い環境を整えてほしいですね。「不親切な市役所」というレッテルが貼られないようにと思います。

明日は子ども教育常任委員会があるので、すでに共有されている資料をちらっと見ていたのですが、「パルテノン多摩グランドオープン以降の運営状況について」報告があるみたい。資料にはやったこと、これからの予定がツラツラと書いてありますが、私が知りたいのは参加者の数、利用者の人数、収支はどのくらいだったとか…っていうことですね。いまだプレオープンなのかな?…と思うような状態にあります。これから、オープンスペースの活用を進めていくようなことも記述されていますが、それと共に、私は新設されたオープンスタジオこそ、もっと活用してもらいたいですね。

 

オープンスタジオというのは、「部屋が貸出されていないときは、解放された、市民が自由に表現活動や練習の場として使用できる自由な空間」なはず。

 

大きな鏡があって、ダンスなどの練習ができる場所…それこそ…この場所が知られれば高校生などが集まれるような空間。いろんな人に日常的に使ってもらえるような場所にしたいという想いを込めて、新設したところです。「コロナ禍だから…」が理由なのかもしれませんが、全くそうはなっていない。それどころか、先日足を運んで様子を見に行ったところ、オープンスタジオを遮るような展示物。これはないよなって思います。展示されている資料の内容は問いません(もちろん、シカのはく製とか、レプリカの像…については思うところありますが)。

 

 

ちょうど、私が足を運んだ時には、オープンスタジオ内では何かが行われていて、そのために黒カーテンでシャットアウトしていたのかもしれませんね。「壁」をつくる必要があったのかもしれませんが、仮にそうだとしても、こんな風に、展示物が堂々と配置されてしまうこと、「モノを置く」とは!

 

まるで、パルテノン多摩の大規模改修にあたって市民と共につくったコンセプト、管理運営方針や計画を丸無視しているとしか言いようがなく。困ったことです。運営している事業者さんたち、方針とか計画とか読んでくださっているはずだしなあ…。熟読した結果のコレ?!ちなみに、こちら博物館スペースについては、多摩市文化振興財団が担当する場所。大規模改修プロジェクトを手掛けていた時には部長だった方が、今は退職をされたのち、財団の常務理事として手腕をふるっておられるはずなのに。決算審査の時に指摘しないといけないですね。さすがに…これは酷すぎる(すでに、担当している課長には伝えましたが)。

 

パルテノン多摩のことについては、過去の記録をもう一度見てみようと思っているのですが、全部が全部資料として公開されているわけでもなさそう。「あの時どうだったか」を辿れるからこそ、見えてくること、わかることもある。記録をどう残しておくか…そして、誰でもアクセスできるようにしておくか…とても大切なことですね。実感しています。