Trio concert@からきだ菖蒲館

3連休祝日最後の一日。いろいろ使い方を考えて…唐木田にあるコミュニティセンター「からきだ菖蒲館」のコンサートに足を運んでまいりました。来月行われる毎年恒例の「菖蒲館まつり」に先立つプレ企画の位置づけでした。

コミニュティセンターがどんな活動をしているか、諏訪地域には存在しない活動なので(コミセンがないから)、お祭りを見学したり、あるいはこうした企画に時々参加をしながら、市民の方々の奮闘ぶりを知っておきたいな…という動機もありますが、今日のコンサートは「パルテノン多摩音楽家派遣事業」として実施されたものであったので、余計に興味津々でもありました。

今日は祝日でしたので、カフェや図書館、児童館もお休みでした。ですのでロビーを会場にしての贅沢なコンサート。オーボエとファゴットとピアノ。私はバロック音楽が好きなので、ファゴットと聞くと、バッハとかヘンデルを思い浮かべます。どんな曲目が演奏されるのか楽しみでしたが、期待を裏切らない…一番最初の曲は「カンタータ147番」から…の「主よ人の望みの喜びを」!…これは小学校5年生の時にピアノの発表会で弾いたお気に入りの曲でした(今は、あの時のようにうまくは弾けない)。

コンサートは演奏家からそれぞれオーボエ、ファゴットの楽器紹介、説明もあり、やっぱり木管楽器が素敵♪と思いました。ファゴットは「薪の束」と言われるそうですね。豆知識も教えていただいたりして、とても楽しいひと時でした。

私はラヴェル作「亡き王女のためのパヴァーヌ」もすごく大好きな曲。ちょっとしんみりしてしまうのですが、私は田部京子さんのピアノのCDで何度の何度もリピートするお気に入り過ぎる曲。これもオーボエとファゴットで演奏していただいて、感激。この曲を聴くと私は心が落ち着きます。多分、私、バロック音楽=オルガン、教会にいるような気分になって、気持ちが穏やかになるのが自分にとっては心地よいのかも。

アンコールは「ニューシネマパラダイス」からのメドレー。あまりにも懐かしくなり、アマゾンプライムで映画を見なくっちゃ!という気分になりましたので、これから見ようと思います。

ちなみに、本日のコンサートについては音楽家の招致をバックアップしたのはパルテノン多摩(財団)。地域にも音楽家はいますし、そのつながりも活かしつつコミセンの活動は展開されていますが、パルテノン多摩との連携でできるコンサートもいいですね。パルテノン多摩からの支援があるからできた、あるいはパルテノン多摩の支援があってできるコンサートの内容になっているのかな?…と勝手解釈をし、そしてまた、こうした地域への支援こそパルテノン多摩に求められる大事な役割ではないかと考えたりもしました。

 

それにしても素敵なワンコイン(500円)コンサート。朝から会場づくりなど椅子の設置などはコミニュティセンター運営協議会の文化部会とボランティアの皆さんで。飲み物とお菓子も80円で…。全部ボランティア(もちろん無償)で手づくり。「地域のために」…と思いを注いで、いろんな企画を考えて、カタチにしていくって…言うは易し。「自分自身も楽しめているから」と関わっておられる皆さんが異口同音でおっしゃることなのですが、そうは言ってもやっぱりサラッと自然体でこうした活動に関わって下さるなんて…誰しもができることではないと私は思っています。唐木田のコミセンに限らず、そしてコミセン活動に限らず、地域活動に一生懸命な皆さんがいてこそ語れるのが「市民協働」。ありがたいことと思います。もちろん、地域にはいろいろな課題もあり、人と人との関係で成り立っていくことなのでいろいろな難しいこともありますが、…でも、真っ先には感謝ですね。ワンコインコンサートで得られた収益をコツコツ重ね、コミニュティセンターの備品購入代などにしているそうです。市から各コミニュティセンターへの財政支援も増額は考えにくく、そのことがわかっているからこそ、活動資金も含め、どう確保していくか、できるかにも知恵や工夫を働かせる…そんなご苦労も垣間見た気がします。お世話になりました。

 

さあ、明日から決算審査がスタート。議長は予算決算特別委員会のメンバーにはなれない。戦力外通告を受けた感じで…ものすごく一人疎外感を味わっております。「ああ、質疑したい!」…。