LINE本社に行ってきた!

午前中に会派で打ち合わせをし、その後、急遽都合をつけていただいて、大野さん、白田さんと一緒に新宿のLINE本社へ。9月議会の最終日に向けて提案されるという補正予算の項目の一つとして「LINEの公式アカウント開設」というものがあったので、とても気になっていたため。

国も「地域未来構想」をぶち上げていますので、その一環として、こうしたSNSの活用なども当然ながら視野に入ってくるでしょうし、それに向けた多摩市のLINE公式アカウントの開設となるのかもしれませんが、どのように考えているのか、具現化する道筋などに関心があるわけで。

以前、ご縁のあった方が「公共政策室」にいらっしゃり、バリバリ業務推進をされていると伺っていたので、早速連絡を取らせていただいたということです。

 

私たちはどちらかと言えば、こうした分野に長けてるというわけではないので、「へーっ」「なるほど」といちいち感心しながら、お話を伺うことができたのですが、きっと、最も心配されるところであるセキュリティ問題については、もう少し突っ込んで専門家同士で話し合いをしてみたほうが良さそうですね。サーバーが海外にあるわけではないというお話は伺いましたが、そういう問題ではないか…。

とにかく、直接話を伺うということがどれほど必要で重要なことであるかを痛感しつつ、帰路に着きましたが、道中で総理大臣が辞任するニュースが飛び込んできたりで、これまた…「なんと、まあ!」ということですね。

もちろん、長年重責を担われてきたことに対し、ひとかけらの感謝も持たず…ということはありませんが、「一強体制」とも言われる中で、「モノ言えぬ雰囲気」とか「同調圧力」とか…そうした政治全体をとりまいてきた空気感が社会全体にも広がるような状況を感じてきた私は…正直、息苦しさを感じることも多くなり。「忖度」できることが「美徳」のようになっていくというのか、「空気読めないヤツ」とすぐに言われてしまうことに居づらさを感じるというのか…。だから、落ち込むというわけではなく、ただ、こうした空気感を打破しないと、きっといい方向にはならないのでは?…と思えてくるというのか。

ついつい思い出してしまうのは「強行採決」の場面だったりするのですが、「数の力」を見せつけることで威嚇する、威圧する…そして、何か批判めいたことを発する人、疑義を唱える人、反対する人のことは「排除」していくかのような政治…。「これって、どういうことなの?」と素朴に疑問を持つことすら許されないというのか、疑問を持っても尋ねてはいけないというのか…。

民主主義というのは少数意見にどこまで耳を傾け、取り入れる努力ができるのか…にその真価が問われると思っている私としては、特に国政の状況については一言「ひどいな」としか思えなくなってきたので、ここで、行われる自民党の総裁選び(実質的には総理大臣選び)がどのように行われていくのか等、ちょっと注目もしますし、期待もします(そうするしかないと思うのです)。若い世代が今、その若さを武器にしながら、しっかりと実力発揮できるような政治にしてほしい。優秀な部下を排除したり、優秀な人材であるがゆえに冷や飯を食わされてしまうような人事配置は…政治に限らず、どこにでも起こりうることかもしれませんし、実際に起こっていることとも思いますが、思い切った若手の登用で、今の政治にまずはハツラツさを取り戻してほしいと思います。

一方、野党の合流話を見ていますと、「労働組合に配慮」ということで「原発0」という言葉を封印するかのような状態になっていて、もともと「原発0」に関する見解の違いがあり、政策の違いが解党の一要因になっていたとも受け止めている私としては、「一定の数のまとまり」を意識して…というのもわかるけれど、しかし…という気持ちが拭えずにいます。市民はやっぱり冷静で、今までの政治の流れも総括しているところがあり、だから、野党が合流したからと言って支持率が上昇するわけでもなさそうですね。

「誰のための政治なのか」がいつまでたっても問われ続ける所以であって、だからこそ、政治全体が支持されないワケなのではないの?と思えてなりません。その端くれにいる私自身のこともいろいろと総括しなければならないですね。日々日々、「私」という存在を考え続けるというのには終わりがない感じ。政治というのはなかなか難しく、正論だけでは進めることができないとはいえ、「誰かが言わなきゃ変わらない」ってこともありますし、やっぱり、沈黙していては何も起きないのかもしれませんね。8月最後の週末。9月議会に向けて頭の中と気持ちもしっかり整理しておきたいと思います。