3月定例会 議会運営委員会

今週末、乞田桜まつりが開催される予定ですが、その時まで満開で咲いててくれますように…。「乞田川のさくらのアーチ」の写真をいただき、「歩きたいなあ」と思いが募ります…。

今日は最終日の議事運営を決めるための議会運営委員会でした。今回は議案の訂正やら、予算決算特別委員会での発言に対する訂正なども行うというイレギュラーな事態にも対応することとなり、それこそ、過去にもこの先にもあり得ないような一日になりそうです。というか、こんなことあっては困ります。

それにしても、予算決算特別委員会内における「発言の訂正」の件については、内容をしっかりと精査をしなければ、おかしな先例をつくることにもなってしまいます。予算審査にも関わるような重大な「数字の訂正」というわけではない。これは私もそう判断します。しかし、今朝、副市長が議長、副議長に対し改めて発言の訂正をしたいと申し入れに来られ、「不適切な発言であった」とおっしゃったので、私の知り得た範囲の中で考え合わせるに「不適切」という表現は馴染まないのではないか?と逆にお伝えしたのですね。「答弁が噛みあっていない」ということに「不適切」とおっしゃるので、もし、そのことでわざわざ訂正をするのであれば、「噛みあわない答弁は他にもたくさんあるはず」・・・それについては誰もが否定できないはず・・・であるならば、「不適切」を他にも見つけ出して、他のところに訂正を求めなければならなくなります。申し出てもらう必要があります。

そして、直接、「言い直しをしたい」という該当箇所の内容については、…「100%」完全な誤りと言い切れないようなことも副市長がおっしゃる限り、ますます「それ相当の理由」がない限り、わざわざ訂正を行う理由が見つからないわけです。ここには「解釈の仕方」なるものも入ってくるわけであり、あるいは人それぞれには受け止めようもあったりするのかなと思います。もしかすると、言葉が足りていなかったり、正確性に少し欠いていた部分もあるのかもしれません。ただ、そのことについても、言い始めれば、言葉不足、正確性にもやや欠けた答弁というのは他にもあるに違いないのです。だったら、「他の答弁についても訂正を」…って言いたくなる場面はあるでしょうね。

ということを前提にし、それでも、どうしてもどうしても「訂正をさせてほしい」ということであり、その必要を議会としても受け止める方向にするのであれば(そうする方向になったけれど)、「なぜ、そうするのか?」について後に説明できるようにしておかねばなりません。

何せ、予算決算特別委員会の委員長の「職権によって」開かれるはずではなかった委員会をわざわざ開催し、委員長の「職権によって」訂正を認める方向になるため、「あとから、経過を遡ったり、辿った時にも『わかる』ように」しておかなければなりません。「職権」で行うというのはもちろん理事会には図るとはいえ、権限を発動するわけですから重いですね。ですので、何が何だかわからず「職権発動」させたような状態にしてしまってはいけないと思います。イレギュラーであればあるほどに、その対応につき、きちんとした記録をつけておくべきですね。これが先例になってしまうとすれば、なおさらのことであり、いつかの時代に先例を見た時、「誰が議長だったの?」「誰が議会運営委員会の委員長だったの?」あるいは「誰が予算決算特別委員会の委員長だったの?」みたいなことにならないようにしておきたい。そしてまた、このことが、後から見て、何だかよくわからない・・・とならないようにしておきたいと考えています。

そんなことで、最終日本会議にまで、執行部からの申し入れにより、正常とは言えない状況への対応をしなければならず、ここへきて事務局職員も気が抜けません。間違いのない議事運営に細心の注意を払うわけですが、こんなこと先例にもどこにも掲載されていないことであるだけに、そしてまた、決して「良き先例」とは言えないことをつくってしまう事態を重く受け止めた対応をしているというわけです。そのことを執行部側がどれほど認識してくれるのか?市長はどう考えているのか?・・・副市長からは申し入れがありましたが、市長は議会に対し、「何を依頼しているか?」に対しどのような認識でおられるのでしょう。