9月議会 生活環境常任委員会

最近、体力づくりをしようと考え…ここ一ヶ月ほどトレーニングをしております。たった30分くらいなのですが、場合によっては50分とか。最初はウォーキングでしたが、そのうち軽いジョギングと…かなり、身体が軽やかに動くようになってきたところで、両足首を痛めておりまして、歩くのにも支障が出ております。ですので、毎晩のように冷やしたり、湿布を貼ったり…これはきっと日にち薬だと思っているのですが、週末に歩いたり、立ちっぱなしになると、またぶり返すのではないかと心配です。

議会は生活環境常任委員会が開催されました。条例や陳情などの審査はなく、担当所管からの各種報告が行われました。注目度大の「自動運転でバスを走らせる!」という試みについては、東京都の社会実験でもありますが、8月に行う予定を11月中旬くらいに時期をずらして実行される予定です。ドキドキしますね。乗ってみたい気がします。楽しみです。また、公共交通の再編についても各地域で住民からのヒアリングが開催されますので、こちらも市広報などで予定をチェックしていただきたいですね。ミニバスも利便性向上が課題ですし、地域によってはミニバスではなくてもう少し小さいサイズの車を走らせ、地域住民で乗合するということも考えされるかもしれません。一足飛びにとはいきませんが、丁寧なヒアリングを重ね、具体的な事業にしてもらいたいですね。外出を応援することは、自宅に閉じこもることを防止するという意味でも大切。

しかし、今日は…しみじみと、私たちの街も年期を重ねてきたことを感じましたね。多摩ニュータウン再生、都営住宅建替え、具体的には諏訪永山地域での事業実施についても計画案が示されました。プロジェクトが大きすぎて、手が届かないところにあるというのか、議会はこうしたプロジェクトにどう関わっていけるのだろうか?と思いました。何だかただ、予算が示されて「○」「×」を表明するだけのように感じてしまう。もっともっと議会がこうしたところにコミットして、まちを面白く盛り上げていくことができたらいいのになあと思います。行政は手順通りに住民の声を聴くと言えば、ワークショップをやったりと一応のことはやってはいるものの、まちのリメイクをしていく面白さが全く議会とは共有されておらず、何だか残念。みんなでもっとワクワクするようなことができるいいなあ(って私個人の勝手な想いですけど)。多摩中央公園についても「公園ワークショップ」の案内がされていたり、あるいは公民連携ができるかどうかの可能性を調査しているようですが、「おもしろそう!」ってグッと関心が集まるような取組みに仕立てられるかどうか!…ここは乞う!ご期待!ってところでしょうね。

下水道の維持管理のこと。いきなり、生活に直結する話題なのですが、下水道処理は東京都の南多摩水再生センターで行われており、市町村は処理費用について負担金を支払っています。負担金の計算については3年間の処理水の量によって決められておりますが、処理される水は「雨水」と「汚水」に分かれています。そしてまた、「雨水」処理についての必要経費は多摩市が負担しますが、「汚水」については私たち市民が受益者負担ということで、それぞれが使用料に見合って下水道料金として負担しています。

今日の説明に寄れば…現行は処理単価について38円/1㎥となっていて、「内税」なんだそう。そして、消費税はその都度その都度上昇してはいたけれど、あくまでも「内税ルール」だったというわけで、さすが、東京都の財政力!…と言えばいいのかわかりませんが、資料に寄ればこ平成元年度から29年度までの消費税分195億円は経営努力(222億円)により捻出していたとのことです(この経営努力とはどんな努力だったのか?なかみが知りたい)。さらに、驚く事実と言えば、38円という単価が昭和57年度から全く見直しがされてこなかったと。そんなわけで、このご時世、来年10月から、消費税は「外税」にしていく方向で検討が進んでいるということでした。施設の老朽化対応なども図らなければならず、先立つものを考えれば、「経営努力などではいかんともしがたい」とする判断があるようです。

今まで、下水道事業のことについてもノータッチというわけではなかったものの、こうした事実を知ったのは…というよりか行政側からきちんとした説明を受けたのは今日が初めてだったかもしれない。もちろん負担するのは安ければ安いほどいいわけですが、私たちがあまりにも負担しなさすぎたのではないのか?ともちょっぴり感じてしまいました。

 

サービスは’タダ’ではない。当たり前のことですが、ついついそのことを忘れてしまう。景気がよくてイケイケどんどんと成長していた時代は良かったのかもしれませんが、もう、そんな時代は過去。今は、「負担」のことをきちんと踏まえた上で、議論をしていく必要がありますね。それも、市民のみなさまからお預かりしている大切なお金(=税金)ですから、その使い方についてもっともっと真剣な議論を重ねていかなければならないのだと考えています。今日はもう一つ、「市民の排出するごみ」に関連した報告もありましたが、行政の守備範囲を考えるとき、ごみ、下水道などなど生活に直結し、欠かせないサービスをストップすることはできない。これからというよりも、すでに現在も、とっても大変な時代に入っているんだよな…。そんな認識を新たにした一日でもありました。議長になり、すべての委員会にも出席し、傍聴をさせていただいていると、やらねばならないことがてんこ盛り過ぎて、議会でそれを全部フォローしきれるのだろうか?と恐ろしくなるくらい。

行政の仕事量は確実に増えています。地域のニーズをくみ取り、地域それぞれに合った事業や政策展開を…という名の下で国や東京都からどんどん降ってくる仕事ばかり。そこにしっかりと追随できる議会をつくる、あるいはそのための体力をつけるの、大変だなと思っているところ。週末は3連休…防災訓練有、地域行事様々あり…地域で顔見知りのおじいちゃんにも会いに行かないとな。