9月議会 決算審査始まりました。

今日から決算審査が始まりました。私はまるで戦力外通告なのです。議長は予算決算ともに審査には加わらないからです。議場に席は準備されているのですが、議長室で音声と中継を横目に見ながら、質疑応答とやりとりを聞いています。

まずは代表監査委員による意見を伺い、その後、総括的質疑を行います。こちらは大会派順に指名されるのが暗黙のルールになっています。ですので、改革みらい→日本共産党→公明党→自民党・新生会…と進みます。発言時間が会派プール制になっているため、少数会派は総括的質疑をやらない場合もあり、ネット社民の会派は昨年度一年を振り返った質疑は行いませんでした。

というよりも、大会派順に質疑を進めていくので、後方に順番が回ってくる会派の場合、すでに指摘したい事項などが先の質問者と重複してしまうことも多く、わざわざ同じことを質疑するよりか、他の質疑に時間をプールしておくという選択の方が賢いように思います。何となく「総括質疑をやらないなんて…」…大会派の場合にはそうしたプレッシャーもありますが、人数の少ない会派の場合にはよほど質疑する観点に特徴があったり、特異であったりする場合を除き、ごくごく一般的に「昨年度を振り返ってどうでしたか?」的な質疑をするのであれば、むしろ「他の項目に時間を使う」となるのは当然のことと考えています。

さて、昨年度一年間を総括してみれば、何か、すごく光って際立つ取組みがあったかと言えば…全体としては「無難」というのが印象だったわけで、「可もなく不可もなく」という感じだったとも言えるかもしれません。ただ、パルテノン多摩の大規模改修やら、図書館再整備問題やら…結構、いろいろ大変で苦労したようにも思いますが、触れはじめると時間がいくらあっても足りないくらい、芋づる式にいろんなことを聴いていかねばならなくなり…あえてそのことを突っ込まないというのが今の議会全体のスタンスのような気もしております。本当は問題としては、いろんなことに波及もする根深さがあると思っていますが、カサブタを引っ剥がすようなことはやめよう…という感じなのかも。

いずれにせよ、「誰のために」「何のために」…自分自身を見失うことなく、仕事に取組めているのかどうか?ですね。近視眼的になっていないかどうかについても問うていく姿勢も大事。ついつい近視眼的になってしまう自分と向き合ってみることも時に大事かなーなんて思うのは、まあ、ちょっとした出来事がまわりで起こっているからです。

共産党会派の大隈さんの総括的質疑で「市民に寄り添ったお金の使い方になっているのかについて厳しくチェックしていきたい」と…いつになく強い口調にて迫っていたのが印象的でした。まるで、そうはなっていない…と言わんばかりの強さがあり、音声を通じてもかなりヒシヒシとその思いが伝わってきたので。