9月議会 子ども教育常任委員会

3連休、何とか雨も上がり、特に・・・・せいせきみらいフェスティバルは花火も予定どおり打ちあがってよかった。足首は軽く捻挫でもしているのでしょうか?歩きすぎると良くないみたいです。スポーツをする方の足の故障とかって話には聞きますが、こうした状態なんですかね。陸上部の娘は「足に疲労が溜まる」と生意気な呟きをしていることがありますが、あ、こういう感じかもしれないと思っている今日この頃。

本日の議会は子ども教育常任委員会でした。6月定例会で付託されていた「多摩東公園テニス場に関する陳情」の審査から始まりまして、その後、「保育士等人材不足解消、処遇改善および、待機児解消のための陳情」「放課後児童支援員の処遇改善等に関する陳情」「多摩市議会の附帯決議等の検証を求める陳情」と4つを審査、その後、家庭的保育事業に関する条例を見直す提案に関する審査、その後、所管事務事項として委員会が特別にとりあげて調査活動をすることにしている「パルテノン多摩大規模改修及び図書館本館再整備と図書館政策」についてが議題でした。

って、陳情審査でかなり時間かかり、正式な案件の審査が終わってからの協議会に入ったのが17時以降という…稀に見る長時間の委員会。協議会は所管からの報告を聴くだけに終わってしまって、細かいところについては後日自分でヒアリングなどするしかないなという状況になっておりました。

陳情については、既に改修工事内容も決定している多摩東公園テニス場に関しては不採択。陳情者は「国際標準のハードコートにすべき」という主張をされていましたが、硬式、軟式ともにテニス連盟の皆さんとの話し合いなども重ねながら、今回の改修は一部クレーコートを残し、あとは砂入り人工芝にしていくことになっています。もともとテニス場は改修工事は行わないとした頑なな方針があったことを思うと、多摩東公園の陸上競技場、武道館と改修をやるのに合わせて「テニスコートも改修したい」とする方向転換が出来たことは本当によかったことです。既に決定したスケジュールの中で「テニスコート改修」も加えるために担当者はかなり努力をしていました。他の会派も含めて、全会一致で不採択でした。

その次と次…保育士、あるいは学童クラブで仕事をしている職員(指導員)さんの処遇改善を求める陳情は結論から言えば「審査未了」になってしまいました。共産党、ネット・社民の会派は「採択」。自民党、公明党の会派が「不採択」…私の会派は「趣旨採択」という結論で、いずれも過半数に達しなかったためです。私が「趣旨採択」ではなく、「採択」か「不採択」とすればよかったのか…とも思いましたが、「100%採択はできない」内容であると思ったので、そうすると「不採択」になってしまいます。予め会派としては「趣旨採択」でしたので、途中変更はせず臨んだわけですが、「審査未了」となってしまい陳情者には申し訳ない結果になってしまいました。

とは言え、保育士さん、学童クラブの職員さん…そもそも福祉人材に関わる処遇改善は社会全体の課題とも言えます。人に関わる仕事であり、ていねいに人に向き合っていく、特に子どもたちに接するお仕事であることを考えると、「手厚くしたい」という気持ちがあるのは当然のこと。ここについては委員会のメンバー全員も同意できることでもあり、保育士さんの処遇改善に関しては、陳情結果とは別に意見書を提出する運びとなりました。

大人が全員忙殺されている…そんな時代にあるからこそ、子どもたちに接する最前線とも言える現場にはもっとゆとりがあっていいし、ゆとりを持てるようにしていきたいものです。そのためには関わる人材にもゆとりが必要。処遇改善はもちろんのことですが、職員配置をどうしていくのか?についてもかなり重視すべき点だと考えています。

さて、「多摩市議会の附帯決議等の検証を求める陳情」ですが、これは議会運営委員会でもどこの委員会に付託をすべきなのかをもう少し議論したほうが良かったかなと思っています。「パルテノン多摩、図書館整備に関して立ち止まって検証してほしい」という趣旨でありつつも、「附帯決議に照らして」ということになると、もう少し幅広い観点から議論を深められる場(といっても、「どこ?」というのもありますが)で審査を深めたほうが陳情者の想いを汲み取れたように思います。そもそも多摩市議会に対する陳情ということで、行政に対する質疑などはなかったわけですが、せめて意見交換の時間は…と思いながらも、議事がスルスル進んでしまい、陳情審査のために傍聴に足を運んでくださった方には申し訳なかった感じです。朝からずっと陳情審査のために時間を割いてくださっていたと思うので。
「いったん立ち止まる」ということが、今の段階では少し難しいことは難しい。個人の意見は別としても、議会全体としてはパルテノン多摩も大規模改修をし、図書館も多摩中央公園の一角に建設する方向で認めているわけですから。個人的には重大な課題は先送りしたまま、どんどん取組みだけを進めているやり方に納得できていないところもありますし、もう少し、行政とも意見交換を深めながら、曖昧になっているところをクリアにしていきたいという気持ちもありますが、そのためにも行政から適切なタイミングで必要な情報を提供してもらうことが必要不可欠ですね。常に結論しか持ってこない…という今のやり方だと、上手くいかないのだと思っています。おそらく、「議会には事前にいろいろと相談をさせていただいている」「結論しか持ってこないわけではない」という行政からの反論もありそうですが、議会が議員が「どんな情報を欲しいと思っているのか?」という点でずいぶんとイメージの差異があるような気がしています。

「議会でよりよく議論を深めてほしい」・・・なんて気持ちは行政にはサラサラないのでしょう。

と書くと怒られるかもしれませんが、結局、「『議会で議論される』というのはものすごい厄介で、めんどくさい」…という行政に古臭く染みついている体質が改善されなければ、市民が望んでいるような議論の展開がしにくいように思っております。

 

ということで、陳情審査で今日一日のほとんどが費やされ、家庭的保育事業に関する条例改正については共産党は否決で、あとの会派は可決。また、所管調査事務事項についても一体どこまで協議を深めることができるんだろうか…という個人的には懸念の気持ちが広がって終了。あとは6月の議会から現在に至るまでに取り組んだこと等など行政からの情報提供やら、説明を受けて委員会は終わりました。

私はその後、手話講習会へ。「あー、疲れたなあ」という気持ちが払拭されるくらい、今日の手話講習会は楽しかった。帰宅したら・・・見た目の違いが全然分からず、未だに何度聞いても一人ひとりの名前も覚えられない「TWICE」の歌をがんがん聞かされて、頭が痛くなって深夜過ぎ。明日から市議会は決算特別委員会です。