3月議会が始まり…。

 

大幅に日程変更した多摩市議会。そして、初日も…小中高の一斉休校の要請への対応があり、開会時刻が大幅に遅れること1時間余り。そして、市長と副市長と教育長の三役は出席するものの、部長たちは緊急事態に対応が必要…ということで、答弁が必要なところだけは出席するがそれ以外は業務に注力をさせてほしい…との依頼に基づいて、異例の状態にて議会が行われたのでした。

施政方針演説があり、代表質問。しかし、再質問以降の答弁者については予め待機を依頼しておく…という状態なので、質問して、答弁をしてもらって、その答弁の内容に基づいて、必要な再質問をしていく…というような状況は許されない感じ。予め再質問内容まで執行部と調整していればいいわけですし、それぞれ議員によっても質問の仕方は異なることは心得ておりますが、しかし、その場で考えながら、再質問を組み立てていく場合には、「再質問の答弁者を限定」というのはなかなか辛いものがあるかも。

と言っても、私は今回は代表質問ではないので、会派代表の折戸議員がこのあたり、対応を考えていくはずと思っております。しかし、「どの部長さんを呼びますか?」ということで、議会事務局からはヒアリングというか、週明けに備えて催促されておりました。

多摩市議会は予めの日程変更でしたが、他市議会では予定通りに開会し、しかし、緊急事態への対応ということで急遽、休会するなどの対応が行われたようです。でも、多摩市議会のように「部長さんは基本的には業務を行い、答弁が必要な時だけ議会に出席する」という異例というのか、そうするしかなかったとも言えますが、これは「理解がある市議会」「物分かりがいい市議会」として評価されるのかどうか…見方を変えれば疑問も生じるかもしれません。「議会たる場所」という意味合いを改めて考えさせられるような光景になってしまった気もします。ちょっとした危機感さえ覚えるのです。

なぜなら、今回は特例中の特例中の特例…であってほしいと思うわけですが、「全ての部長が揃っていなくても議会は開くことができる」というような先例にもなってしまうからです。「議会たる場所」…どうあるべきか。確かに、緊急事態であって、それへの対応に追われていたとはいえ、しかし、この判断が今後にどう影響をしていくか。地方自治における地方議会の重要性、そしてまた責任と役割を自ら軽んずるというのか、手放すようなことになってはいけないと思うのでした。

 

 

週明け、フェアな市政は折戸議員が代表質問。そしてまた、3月補正予算の審議も行われます。こちらも、質疑する事項を予め通告するわけではありませんが、「どれを質疑するのか、予め項目を教えてほしい。」ということで…。言ってみれば、答弁に必要な人を予め待機させるためということですね。いくつか質疑をしたい内容があるので、ピックアップ中です。

我が家は中学3年生になった娘の卒業式もどうなってしまうのかとやきもき。英検の2次面接は予定通り行われるようなんですが、マスクを着用して面接するという感じになるのか…。