誰のために仕事しているのか?…

今週末には来年度予算が示される予定になっています。それと合わせて、3月議会に向けては一般質問の通告書提出についても通知文が届いているので、そろそろ準備しないといけないというか、質問内容をどうするかも検討していかねばと考えています。

最近、市民の方とお会いすると「誰のために仕事をしているのか」とか「どこを向いて仕事をしているのか」というお声をいただくことがあり、単に要望が通らないから…とか、自分の主張が聞き入れられないから…ということでご意見を頂戴するというよりは、むしろ、「保身に走っているのではないのか」とか「仕事が増えないように見て見ぬふりをしているのではないのか」と直感的にというのか、市民の方に感じさせる一瞬があるというのはとても残念なことだと思います。

しかし、「どうしてこんなにも余裕がないのか」…。余裕がないことで周りを見なくなるというのはあるのかなあ…と感じることはあります。私個人的には、なんだか齷齪していて忙しいというのは何も行政に限ったことではなく、民間企業も同様な気がしますし、そこに「働き方改革」という視点が持ち込まれながら、生産性やら効率性やらと言われるので、余計にセカセカしてしまうようにも思います。もちろん、ダラダラ仕事をして、残業しなくてもいいのに業務を延長し、残業代が支払われている実態は改善すべきと思うのですが、「そもそも、なぜ残業が多くなってしまうのか?」「それは人手不足だけが要因なの?」…この辺りは実際に業務に従事している人にしかわからない部分もあるはずですし、その業務量などを的確に把握しながら、進捗状況をチェックしていくところに管理職の手腕が発揮されてほしいものです。

それにしても、今日も午前中から午後からと、まったく分野違いの事柄でヒアリングをしながら、市役所の職員に対して、そしてまた小学校や中学校の先生方に接した市民の皆さんの感想が「どこを見て仕事をしているのか。」「誰のためにやっているんだろう。」なんてことを感じさせているような実態が存在していることを受け止めざるを得ませんでした。こうした状況を議会の立場でアプローチするというのもなかなか難しい。行政組織のマネジメントということになれば、市長や副市長たちに委ねるしかないわけであって、「ちょっと、何とかして」と言われたところで、何ともしがたいというのか。

そして、「誰のために仕事しているのか」」というのは実は、私たち議員あるいは議会にも問われていることだなと思うのでした。人の振り見て我が振り直せ…ではないですが、行政のありようと議会のありようはやっぱりお互いを映し出す鏡みたいなものかもしれませんね。

今日もいろんなことを学ばせていただいた一日でした!夕刻からは手話講習会…そろそろ総仕上げというのか一年間のまとめの時期に差し掛かっているのですが、ホント…上達していない。努力不足だなと反省。