補正予算は可決。もちろん全会一致で。

決算見込みに立った補正予算は可決。いつものとおり、全会一致です。迷いなく、すべての会派が挙手して可決する光景は定着しています。これは他市では当たり前ではない景色ですが、多摩市の場合は「全会一致」でなければ落胆するような・・・・市長はそんな感じで全部の会派、全議員に賛成してもらわねばと考えているようなフウがあります。

全方位外交は悪いこととは言いませんけれど、全員に賛成してもらわねばと思うあまりに、何と言うか・・・中途半端になってしまうような場合もあるのでは?と時に感じてしまうのは私だけでしょうか?

明日はパルテノン多摩の特別委員会、そして来週から予算特別委員会が始まります。さて、どの事業を取りあげようか?と考え中。いくつか気になるものがあるのですが。一般質問で取り上げた多摩センターエリアの問題というか、言い残したことを指摘した方がいいかな?とか。

ちなみに、今日の補正予算では「社会福祉協議会」への補助金について触れたのですが、思うような人材登用、採用ができていないとのこと。これは今年度だけでなく、昨年度も同様の内容で質疑して、同様の内容で答えをもらっていたという。昨年度と今年度で何ら変わりない状況が続いているとしたら、助言とか監督する立場になっている「多摩市」の責任も大きいですよね。「ハローワーク等に求人票を出したりしている、けれど思うように人が集まらない。募集するタイミングの問題もある。」と説明されましたが、人が思うように確保できていないことで問題は発生していないのでしょうか・・・?

人が足りなければ社会福祉協議会のやるべき、あるいは期待されている業務にも支障が出そうですが・・・というより出てしまいますよね。他の職員さんへのしわ寄せもあると思いますし。

あっ、もし、何ら支障がないということであれば、そもそも人は足りていて、募集する必要がないと言うことかもしれない・・・。

 

そもそも社会福祉協議会に求められる業務、そのボリュームがいかほどか、そして、そのために必要な職員数や職員に必要なスキルなどどう考えているのか・・・とか・・・・そのあたり、改めて「多摩市」としての見解も問われそうです。実際に、今年度、社会福祉協議会への監査が実施されていますが、その報告書においても「また、多摩市社会福祉協議会は、多摩市外郭監理団体等指導監理要綱によって監理団体 に指定されている。多摩市社会福祉協議会に対する補助金は、人件費補助が大部分を占め ているので、同団体への人件費補助とより適正な職員数について、市としての考え方を示 すとともに、適切な指導・助言を行われたい。 」と指摘されております。ここ、まさか無視するわけにはいかないでしょうから。

来年度もほぼ今年度と同じだけの金額が「補助金」として予算書に掲載されておりましたが、昨年度、今年度とまた同じことが繰り返されないことを願うのみ。「適正な職員数」というのもなかなかはじき出すのが難しいんですけどね。