民具約8千5百点!・・・って少ない方らしく(>_<)

20150915

子ども教育常任委員会でした。珍しく議案や陳情の審査案件はなく、すぐに協議会に切り替わり、行政からの報告事項さまざまについて説明とちょっとした質疑を行って終了しました。

で、昨日に引き続く、今日一番の注目を浴びた報告事項は「旧北貝取小学校の跡地活用の件」・・・ということで、学校跡地活用方針の基づいて粛々と?内部検討を進めているらしい「文化財展示・保管施設及び市民活動の拠点施設化」についての内容でした。市民活動の拠点施設化についても言いたいこと様々ありますが、実は私たち子ども教育常任委員会の範囲外と言うことで、質疑は文化財問題に集中・・・・。

そして、各委員が質疑をしている中で明らかになったこととして、「多摩市には民具が約8千5百点ありますが、これは周辺に比べたら・・・なんですが、決して多くはなく、少ない方なんです!」とする事実。一体、周辺他市やらそれ以外の場所・・・一体どのくらいの数を保有しているのだろう?そしてまた今後も増え続けるとしたら、どうなっちゃうのだろう?ということ。市域面積が広いところなら置く場所も確保しやすいのかもしれませんが?!置き場所保管場所、しかも雨ざらしにしておいていいわけではなく、適切な保存を考えると’そこそこ’以上の対応が必要。現在は学校跡地施設などに分散して保管してある各種文化財をなるべく一カ所にまとめることにより、効率よい管理ができて・・・というわけなんですが、しっかし、そのために一体どれだけの対処が必要になるのでしょう?

とは言え、土器やら石(石?って何?なんですが。)類はプールの場所などに集約して(雨ざらし?!)、そこで順次整理もしていける・・・とも考えていることもわかり、とにもかくにも気が遠くなり、正直言って、今、これに従事している職員さんたちが整理完了する未来までちゃんと責任もってくれるのか?ということも甚だ疑問になってきて・・・・。

文化財保護・・・という名目からして、丁重に丁寧に扱わなければならない分野であり、専門家ではなくド素人の私たち議員にとっても非常に難解難問が突きつけられています。「同じようなものや類似品については良いものだけを残して、あとは破棄してしまえば?」ではいかないものなのです。「一つとして同じものはない!」そうです。このあたりの話になってくると、奥深すぎて、ついていけなくなるわけで・・・・市民感覚的には「別に一つあればいいんじゃない?」では通用しない世界に首を突っ込んでしまった状態です。

 

首を突っ込まねばならない状況でもあり、議会でも議論を重ねることは必要なこととは言え・・・何だかパンドラの箱を開いてしまった気分。この件、詳細については24日の決算特別委員会分科会で審査が深められる予定です。そんなことで明日から決算特別委員会が始まります。どの事業を取り上げようかなあと分厚い決算事業報告書を眺めながら、睡魔と闘うのが大変です。