市民文化祭はじまっています。

感染症の予防、拡大防止で毎年恒例で開催されている行事なども縮小、中止がされている中で、久しぶりに公式行事でもあり多摩市民文化祭の開会式が行われましたので出席してきました。毎年、パルテノン多摩の会議室で会食も伴い実施されるセレモニーでしたが、パルテノン多摩は改修工事のために休館していることもあり、かたちを変えての開催になったのだと思います。大人数で会食をすることそのものも見合わせることが求められる中での開催。毎年のオープニングは、文化祭に参加する各文化団体の交流という目的もあったのかなと思っていますが、新しい形式での開催も悪くはないなあと思います。

新たに江戸かっぽれの団体が加わり、アトラクションとしてご披露くださいました。文化祭は必ずしもこうした舞台上での演技披露だけではなく、ちょっと面白いのは囲碁連盟の方々も参加し、交流の場を設けておられるということでもありますが、互いの活動を知る機会として位置づけられていたオープニングの場ですので、これからの工夫などにも期待してしまいます。

「かたちを変えて実施できる方法を考える」

あらゆる行事等で求められることと言えます。特に学校関係の行事などについても、運動会や学芸会などは軒並み中止をし、各学校でも単に中止というのではなく、工夫がされているとも聞いています。保護者や来賓などの入場は「密」を考慮する中で、遠慮しなければならない点が残念とも言えますが、「ちょっとしょぼい感じだけど」と言いつつも、スポーツフェスティバル風な場づくりを工夫して行うという経験は子どもたちにとって決してマイナスにはならないと思うのです。

今までを当たり前と思えば、それと比較してしまうのも当然ですが、これからの「新しい生活」なるもの、そこにある新たな様式というのは、新たな「当たり前」をつくっていくことになるのだと感じています。来年のオリンピック・パラリンピックの開催についても中止云々と情報が飛び交っていますが、いずれにせよ、私たちはきっと後ろ向きにはならずに進むのだなあと感じる場面も多いです。

来年度予算編成の方針も示されました。今後、中長期的にはさらに先行きを厳しく見据える必要性などが述べられていますし、既存事業についても全体業務の見直し、一時立ち止まりなども含めた徹底的な見直しを確実に行うという方針のようです。それに基づいて、庁内ではどのような予算が編成されていくか、その過程をいかに公開していくのか…ここは次なる課題とも言えるかもしれません。それでも、多摩市のように予算編成方針が公開されている自治体が当たり前というものでもなさそう。その点では、やっぱり多摩市は情報公開度がわりと高いとも言えるわけであって、こうした取り組みを進めてきたのは市民や議会からの求めがあったからとも言えるでしょう。

台湾のオードリー・タン氏によるオンライン講演を聞きました。オンライン開催で、いろんな取組みが工夫されているなあと思います。「柏の葉イノベーションフェス2020」。全国からの参加者がいる!という点で、すごく面白い。プログラムも興味深いものがラインナップされています。無料ウェビナーというのがまた魅力的。参考になります。

久しぶりにプチ同窓会風でたくさんおしゃべりもできた週末でもありました。それぞれ置かれた立場で新型コロナウイルスにも向き合い、でも変わらぬ日常もあり、奮闘している様子を聞くこともでき、また頑張ろう!と思えるのがありがたいですね。「そういえば、パルテノン多摩ってどうなるの?」と今頃尋ねられることの驚き。私にとってはとても大きな課題でもあり、大騒ぎした案件という位置づけだからかもしれませんが…市民への情報伝達って本当…難しいです。