市役所庁舎の建て替え問題の行方は?

ずっと気になっていたプリン。期待しすぎていた分、「なるほど」という味わい。甘さが先立つのと、原材料にゼラチン…カラメルソースに使用されてるのかなと思うのですが、カラメルソースにはゼラチンは入れないほうがいいような気がします。

さて、「そういえば、市役所って永山に来るの?」とつい最近、近所の方からお尋ねいただいたんですね。いかにも市役所が永山駅の周辺に移転してくるかのような噂がいつのまにか伝播しているのだと思いますが、私も「市役所建替え問題がどうなっているのか、説明できないんです」としか答えようがないかな。

ただ、個人的に思っていることは、従来発想で組み立てられた議論はもう一度見直したり、検証してほしいということ。「新しい生活様式」によって、市役所の実施している業務についても今まで以上に「オンライン化」への要請が高まるはず。そのこと前提にした議論をもう一度やり直すくらいの気合が求められるだろうなあと考えています。そもそも、市役所業務の棚卸みたいなことにも取り組み、業務の効率化にも同時並行的に進めていかねばならず、これを進めていくというのはなかなか大変ですね。単に「建物」を建替えればよかった、必要だと考えられる床面積だけをカウントして、あとは必要だと思われそうな機能をプラスしていくような(流行りものが多い)感じだけで絵を描けばよいというものではなさそう。

6月の議会では、将来的に市役所を担っていく若手職員の視点を大事にしてほしい、これからの活躍が期待される若手職員の意見を取り入れた庁舎づくりが必要…と訴えてみたけれど、その意見はどこまで採用されるのかわかりませんが、一番ラクチンなのは「従来通り」を見直さずに、「市役所は防災の拠点としても重要であり、必要不可欠である」という視点だけを強調し、巨費を投じて「器」だけを建て替えてしまうということ。

今までの市長発言からは、「平成41年(令和11年ってことか)から新しい庁舎を稼働させる」ということになっていたので、ホント、その言葉通りに進めるなら、本気でやっていかないと間に合わないなあ…どうなるのかな…と思っていたところでの、新型コロナウイルス感染拡大だったので、ますます「従来発想」が問い質されるでしょうし、「リスクの分散」という観点なども盛り込みつつ、改めて「どうあるべきか」の議論を始められるという視点に立つことができれば、決してマイナスにはならないと思うんですけれど…さてどうなるのか?どう考えているのか?

今年度、この件についても関連する予算が計上されていたものの、実質取組み停止状況にあることもまた気になっています。さらには、庁舎の場所問題についてもまだまだ未解決。市民と議論をしてきた結果を踏まえるなら、現段階では「決めきれない」ということなのか…それすらもよくわからない状況で宙ぶらりんです。議会からは「庁舎の立地環境」についても多数意見が出されていて、「駅近」への要望もありますが、それにしても今後の財政計画やら見込みやらも踏まえつつ再検討されていくのかもしれませんね。新しい図書館など、今まで以上に維持管理運営コストを必要とする施設建設にも着手し、ほとんど、何の見直しもされていないことを思えば、それらが優先されてしまったことで、逆に「我慢」あるいは「諦め」なければいけないことも出てくるのだろうなあと思っています。

 

それにしても「器」よりも、「なかみ」の議論。この問題に限らずですが、最近、「なかみ」の議論が足りていないなあと反省すること多いです。

そういえばで、月曜日の議会運営委員会でも、市庁舎建替え問題等にも関連して議会内に篠塚議員から特別委員会を設置する提案が出されたので、それについて協議されたのですが…「時期尚早」という結果でした。必要になれば特別委員会で協議や議論をすべきですが、今は、まだ議論する前段の材料不足が否めない。他の会派のみなさんともその認識では一致できたように思います。