初!こども議会探検終了!

「突貫工事にはしない」とばかりに、議会運営委員会で1期生だから…と「若者プロジェクト」に選ばれた3人の議員を中心に、議会事務局がものすごい馬力を発揮した「多摩市議会夏休みこども市議会探検」が好評のうちに終了しました。それにしても「やる」と決めてから、1か月半あまりで、ここまで到達できたことは…手前味噌かもしれませんが、私たち多摩市議会にとっても支える事務局にとっても良き経験になったのではないかと思います。

思い起こせば、7月11日に市内小学校長会があり、その場に議員も出向いて企画趣旨の説明と告知チラシの配布を依頼してから、申し込みが始まり・・・「本当に申し込んでくれる人いるかしら?」という心配もありつつ・・・早速、チラシが配布された翌日から申込みの電話がかかり、「募集定員をオーバーするのでは?」という状況に・・・。せっかくの申込者をお断りするわけにもいかないと最終的には31名までの申し込みがありました。

すでに準備段階で、「低学年と高学年」とに分けたほうがよさそう…と思ったのは、議会について説明をしたり、ワークシートを作成するときの「難易度」をどうするのか?という課題があるなあと思ったので。小学校1年生から6年生までを一緒にとなると水準設定の難しさがあると感じていましたが、やはり、保護者アンケートの中でも「学年別にしたら、やりやすかったのでは。よかったのでは。」というご意見もあり、次回の課題です。そのためにお子さんによっては内容が少し簡単すぎたかな?あるいは難しかったかな?という点もあるのは否めないところ。

しかし、議会が普段使用している委員会室、議会図書室、正副議長室から、本会議場の裏にある録音室や理事者控室などを回るクイズラリーなどなど、「普段は見ることができないような場所を見ることができてよかった」という感想もいただき、また、「親子ともども勉強することが出来ました」という声もありまして、「やった甲斐があった!」というのが子どもたちを迎えた私たち議会の全体的な感想ではないかなと思います。

本番さながらの「模擬議会」については、「低学年と高学年」に班分けをして実施。前半は議長、後半は副議長が進行を行いました。子どもたちの質問がなかなか好評で中には議員が答えに窮してしまうような意表を突くような質問もありました。「多摩市で今、一番課題になっていることはなんですか?」「議員になる前になりたかったものはなんですか?」「公園のトイレはなぜ和式なんですか?」「市役所にはいくつ部屋があるのですか?」「子どもは何人いますか?」「議員をやめたいと思ったことはありますか?」「議員をやっていて一番楽しいことはなんですか?」…子どもたちの豊かな感性を浴びることができた短い時間に答える側の私たち議員の緊張感も高まり、とても良い雰囲気で進行で来ていたような気がします。

そして、何より…私たちも本会議の開会前には池田議員の手話ミニレッスンを実施しているのですが、子どもたちにも「東京都多摩市」の手話をレッスンする時間(これは準備作業に時間が必要だった10分程度を活かし)も設けましたが、これまた好評でした!池田議員には直前にお願いしたにもかかわらず、さすが!子どもたちが喜ぶ資料も準備してくださる対応でありがたかったです。

さて、これから若者プロジェクトチームの飯島議員、大隈議員、本間議員と正副議長と議会事務局では反省会をし、議会運営委員会でも報告をしなければならないですし、当日まで何をどんな風にやるのかもほぼ伝えきれていないまま集合し、役割分担をサクサクこなしてくれた議員の皆さんからも気が付いたことなど含めて、ご意見等いただかなければなと思っております。「ぜひ、次も少しずつ内容を変えてやってほしい」「頑張ってください。応援しています。」と保護者の皆さんからも好意的なお声をいただいたので、夏休み企画として実施するこども議会探検を今回限り…とはできなくなったかな?

まずは今日の取組みの振返りを…記憶あるうちに実施し、改善事項などへの提案も含めてまとめておきたいなと思っています。タウンニュースさんも取材に来て下さったので、いつかの号に掲載されるかな?

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!