今日から決算審査です。

バターでした。簡単クッキーを作るときにバターをちょっとだけやわらかくして、そこに砂糖をふるってみて…食べた時の味みたい。

こんな感じで見た目もバターです。懐かしくて、まずくはなくて、おいしい味でした。レーズンバターを冷凍して、ちょっとやわらかくして食べたときの味かもしれないとも思いました。

さて、今日から決算審査が始まりました。初日は総括質疑から始まるのですが、大きい会派から順番に発言していくので…終わったときには、一番最初の新生会の質疑応答のやり取りはとうの昔に終わってしまったような感覚であって、一番最後の壮士の会の質疑応答だけしか、脳裏に残らず…という感じ。

 

フェアな市政は大野さんから質疑をしました。市長は「子育て施策は重点」としていて、子育て、子ども支援にも力を入れていて、実際に、多摩市は子育て支援には(にも)手厚く取り組んでいるほうだと思っているのですが、なかなか、そのアピールというのか情報発信が上手くいっているように思えない…という点を質疑に付け加えてもらいました。答弁によれば、もう既に、来年に予定しているホームページのリニューアルに向けて、動き始めていて、もっと見やすく(わかりやすく)情報発信していけるように工夫もしていきたいとのことでした。

 

 

ちなみに、現在も、公式ホームページのトップページには「子育て世代向け」に特設ボタン?入り口があります。「わくわくTAMAで子育て」…と特別扱いになっているのですが、その先クリックし、「わくわく」する必要はないかもしれませんが、でも、「特別感」を持続させ、知りたい情報を得られるページにはなっていない印象ですね。「多摩市って、子育てに力を入れているんだなあ」という感想を持ってもらえそうなページにはなっていないという意味です。

個人的には、「わくわくTAMAで子育て」が、「わくTAMA」…とつづめられ、短縮されていることにもそもそも疑問があります。なぜなら、「わくTAMA」=「子育て」…どうしてもつながらないからです。「わくTAMA」で「子育て」や「子ども支援」がイメージができないことは致命的によろしくないと思っているからです。いずれにせよ、「見たくなるホームページにしていきたい。情報発信に取り組んでいきたい。」とする答弁には意気込みも感じられたので乞うご期待!ですね。

 

ということで、昨年度を振り返ればやはり「気候非常事態宣言」が取り組みの一つとして目立つものだったかなと思います。いずれの会派も脱炭素化に対する危機感を持ち合わせているなということは感じました。議会が後押しをする形で宣言をしたわけなので、議会としての責任も果たす必要がありますし、当然のことですが。

 

そんなことで、実は、しれっと多摩市公式チャンネルには動画がアップされているのですが…約1時間見ないといけないで辛いものがあるな…と思って、見始めたら、意外と面白いので見れちゃいます。

 

「多摩市気候非常事態宣言トークリレーSeason1~気候危機と生物多様性その1~」環境政策課…ぜひ、ご覧ください。

 

後半の市長から五箇先生へのインタビューも私には興味深いやりとりでした。阿部市長が「気候非常事態宣言は今更ながらで、遅きに失した感ありますか」と尋ねたところ、五箇先生「間に合うも間に合わないも今やらないとダメでしょ。」とバシッと返答してくださり、気持ちよいくらいにハッキリしたお答えでした。先生に言わせれば「宣言するとかしないとかではなく、環境問題には取り組まねばならない」ということだと思いますし、それ以上に、「宣言をしなければできないなんて悠長なことを言ってる場合ではない!」とも言いたいのではないか?と勝手に想像してしまいました。

 

 

ただ、やっぱり、約1時間見続けるのは結構、大変かもしれません。温暖化問題といえば、私は江守先生のショートバージョンの動画はとても見やすいなあって思います。

小難しくてテーマだからこそ、「そのくらいなら見てみてもいいかなー」と思える15分くらいの動画にして、「気軽さ」を大事にしたほうが取っつきやすそうにも思うんです(江守先生の動画は20分ですが)。

 

「誰に向けて情報を届けたいのか」

 

ここから考えて、動画づくりをすることって大切ですね。今、やらなければならない啓発というのか情報発信というのは、もともと興味関心のある層をターゲットとするものではないのでは?…というのが私の意見です。ガッツリ学ぶためのセミナー風動画だと、どんなにか内容が素晴らしかったとしても見てもらえない感じもしますね。

 

ただ、環境政策課作成の動画の入り口…これは、ちょっと工夫してあるというか、いかにも市役所風な硬さからは脱皮している感があって良いですね!しかし、職員が動画まで作成して発信するなんて…今までの市役所業務では考えられなかったことです。潤沢に予算があり、プロに任せて、センス良くて…というような…名前が知れた芸能人とかに出演してもらったりして、プロに任せて、動画を作ってもらえるなんてことはまず難しい。その意味では、手探りというか、「センス無くて…」と言いつつも、各セクションで頑張って取り組んでいることを一旦は受け止めたいですね。そして、取り組みを重ねながら、センスとスキルを磨いてほしいと期待するものです。少しでも良いものを作成したいなあという気持ちがあれば…他の動画なども参考にしたりして、知らず知らずセンスアップ、スキルアップすること間違いなし。

ちなみに、今日の総括質疑でも自治体DXの方向を後押しする立場から、「さらに、オンラインを活用すべき」という話もありました。多摩市のYouTubeチャンネルでもかなりの再生回数を誇る講演会動画などがあるようですが、「市民に向けて」という部分に照らすとき、視聴回数だけで評価できるものでも無さそうかな…とは感じた次第です。

今日一番の記憶に残った決算審査でのやり取りは教育委員会の答弁で「学校で担える福祉的な機能は限られている」というものでした。私は「教育福祉」という言葉を浸透させていきたいと考えてきましたが、そのために整えていかなければならない体制、あるいは環境づくりについては、改めて課題感を共有しながら知恵を働かせなければならないなと思ったからですね。「やらなければならないし、やっていきたいこと」がさらに見えてきた気がします。

「子どもたちの笑顔が地域社会の夢と希望をつなぐと思います。所得の格差が子ども格差につながる現実と向き合いながら、‘教育福祉’の視点から、地域で一人ひとりの子どもたちが育つ権利と学ぶ権利を守ります。」

久しぶりに、自分が選挙の時に書いていたことを思い出しました。そのために私ができることってホント、ちっぽけなことだなと思うわけですが、でも、少しでも施策を動かしていけると良いな…という気持ちで諦めずに発言し続けるしかないですね。決算審査は5日間。連休も挟むので何だか飛び飛びですが…24日まで行われます。