三役と部長との中間。

20151120

夕焼けの向こうに富士山が見えた!ここの景色は永山では見られないので、ちょうどのめぐりあわせに感謝。当たり前のことですが、富士山が見えるとき見えない時があるので、うれしい気持ちになりますね。

今日は12月定例会に先立つ議案説明がありました。ちょっと目玉かなと思えるのは、市長の「特別秘書官」的な役回りを果たす人材登用をするための提案。市長公約であるスマートウェルネスシティ・・・・健幸都市をめざすため、庁内の取組みを強力に推進していくところの取りまとめ、トップとして厚生労働省から人材を登用したいという話です。市長の補佐役となると副市長・・・と思うわけですが、仕組み的に?それは難しいようで、一時的に厚労省から出向してもらうというか、人材を派遣してもらうというか、そのための制度構築が必要となるため今回の条例提案に至ったようです。ちなみに副市長については2人まで置くことができ、副市長室も2つあります。今は副市長は一人なので、もう1つのお部屋は・・・まあ、それなりに有効活用されているようです。

で、新しいポストについて、気になる報酬については、すでに「任期付職員登用」にあたっての報酬体系があるためそれに準ずるそうです。月額60万円ほどとの話です。まずは「2年間」という任期で人材を迎え入れ、再任は妨げないということになるようです。他の自治体などに聞けば、もう少し規模の大きな自治体などでは、いろいろな省庁から同じような立場で人を受け入れ、仕事を推進してもらうということもあるようですね。2年ごとに厚労省から入れ替わり立ち替わり人がやってくるようなことにはならないと思っていますが・・・・。

ところで、任期付で専門性高い人材を登用した事例・・・、現在は弁護士さんが活躍してくれています(参考記事)。また、以前には任期付で専門職としてIT参与という立場の方がおられ、その方もまた多摩市のIT関係というかシステム関係のことについてアドバイスをして下さったと伺っています。たまたま良き人材との巡り合ったことで、今までは好循環になってきたとも言えるわけで、実際には弁護士さんにしても公募する段階ではどんな方にいらしていただけるかわからない・・・ということもあり、ドキドキ・・・・というのが正直なところです。

例えば、東京都の職員で一時的に多摩市職員として仕事される方もいるのですが・・・「多摩市で骨を埋めます」くらいの覚悟で市職員として汗をかいてくださる人もいれば、そうでないような方もいらっしゃる・・・これ偽らざる状況です。多摩市野市役所文化に肌が合う合わないももちろんあると思いますが、いずれにせよ人材ってとても難しい。今回のように仕組みはできて、厚労省からお招きする・・・ということですが、あとは念じて待つのみ。「いい人がいらしてくれますように」と天を仰いで・・・(は大げさ?!)。でも、多摩市版地域包括ケア・・・全国のモデルになるようにつくっていきたい!という市長の意気込みが意気込みだけで終わらないようにするための人材・・・結構、いらっしゃるとしてもプレッシャーありそうですね。

もちろん、まだ定例会で議案可決しているわけではなく、今は提案の段階なので、どうなるかわからないわけですが、私としては悪い話ではないと考えています。厚労省との太いパイプができること、ネットワークも期待できるという理由も伺いましたが、仮にもそうなって、世界一速度早い高齢化!と言われる多摩市で全国に発信できるような何か取組みができるなら、それは市民にとってもうれしいことだと思います。

しかし、三役(市長、副市長、教育長)と部長との間に位置する立場・・・というのが何とも言い難い複雑な感・・・・いずれにせよ、「どうなるやら?」という先立つ心配を払拭するくらいになればいいですね。

 

ちなみに本日は一般質問の通告書も提出してきました。今回は14番を引き当てて久しぶりに、ちょうどいい頃合いに発言順がまわってきそう。通告書はまた来週にでもアップします。