三多摩地区消防運営協議会第二部会

たぶん、議長にならなければ知らなかった存在…「東京都三多摩地区消防運営協議会」です。この協議会には、稲城市はのぞいて東京消防庁に消防業務委託をしている三多摩地域の市町村が加盟しています。そして、協議会は二つの部会に分かれていて、第一部会は市長村長さんがメンバー、第二部会に市町村議長が名前を連ねているのです。

記憶を辿れば、年2回で5月の総会の時期、それから年明けの1月に総会が開催されるのですが、5月には「決算」が承認されて、1月には「予算」概要について承認がされるという感じですね。形式だけというのか、シャンシャンで終わる会議とは言え、ナカミはとても重要であって、消防業務の充実などについて「三多摩地区」として東京都に要望や要請を上げるという意味では、無視できない存在とも言えるでしょうね。

多摩市については、来年度の委託費(負担)として示されたのは1,581,616千円。これは人口一人当たり11,300円という負担がベースになっていて算出されます。この11,300円というのが「消防費基準財政需要額」になっているそうですが、この数値そのものは国が示しているものですね。いったい、何を根拠にしているのか?と思いますが、「そういうもの」と考えるしかなさそうです。「消防費基準財政需要額」には消防団の費用とか、水利関係の費用(常備消防費という)もなっているので、その分を除いて最終的な委託費がはじき出されるとの話です。最終的な委託費というのは、「消防費基準財政需要額」に0.8854798だそうで、この細かさは何?という感じですね。

また、各市町村ごとに「補正係数」というものが考慮され、例えば山岳地帯を抱えている町や村の場合には係数の値が大きくなっています。ちなみに多摩市の場合は補正係数が「1.078」ですが、桧原村が最も値が高く「2.635」、奥多摩町は「2.364」となっています。そして、係数の値が小さいのは八王子市の「0.982」、町田市の「0.983」です。

そもそもこれら数値の根拠は何なんだ?とも思うわけですが、厳密なところはよくわからず、それでも説明については理解。そして、全員で質疑も意義も出ずに終わりです。

こうした場に来ると、「多摩市」がいかに新しい「市」であるのかと思うわけですが、市制施行順に座席が指定され、私の次はいつもは稲城なのですが、今日な稲城市がいなかったので、隣は羽村市、その隣はあきる野市の議長さんでした。たぶん、その隣が西東京市。西東京市は選挙後でまだ議長さんが決まっていないので欠席。

消防事務委託費・・・多摩市の予算書でも目にするわけですが、それほど意識したことはなく。どうやった委託費が決まっているかということも、改めて学ばせていただいた当協議会でした。

さて、明日、いよいよ瓜生小学校へ行きます。子どもたちに「市議会って何?」をまずは案内してくるのですが、いぬちゃん、ねこちゃんのお面を作ってみました。慌てて作った割には、ちょっと可愛くできてるなあと自画自賛。相手は小学校6年生なので、こんなお面…と思われてしまうかもしれませんが、スライドがいぬちゃん、ねこちゃんの対話形式になっていますので、それに合わせて。飯島議員が「いぬちゃん」、本間議員が「ねこちゃん」、大隈議員がガイド役。大隈議員はいつものように「蝶ネクタイ」で登場すればOK、飯島議員と本間議員は明日の朝集合して、その場でお面を頭にフィットさせるためにサイズ調整をしなければ。楽しみ。