七夕。

気づいたら、20年以上もご縁があって…ということで、長年の友人と言うよりも、政治的な立ち位置としてはかなり隔たりあることを互いに確認しあっているわけですが、同志という感覚もあるかな…拓殖大学の教授になられた丹羽文生先生にお招きをいただき、「女性の政治参加」に触れながらの講演をしてきました。

Z世代と呼ばれる大学生の皆さんたち…なおかつ、まるで自分の子ども…に話しをするということで、年齢の隔たり感あり、ノコノコと私のような親世代が出張っていっていいものかという躊躇いもあります。今、初めて呼ばれて講演するのとは違い、この間を振り返ってみると何度かこうした機会があるので、いつまでも出しゃばっている感じに気が引けてしまうのが正直なところ。でも、こうした機会があると自分が勉強したり、学生さんたちの感想文から気が付かされること、学べることが本当にたくさんあり、ありがたい時間です。結構、スライドを準備したりするのにも時間がかかるので、楽ではないですが、いかに自分自身が無頓着にジェンダーを受け止めているかを反省する良きチャンスも得ていることを改めて実感させられるのでした。

「おばさんの話し」

という感じもしてしまうので、そうならないように気をつけないといけない。多摩市議会は議員に占める女性の数も少なくはない…という状況に助けられて支えられてきて、それでも「男社会」であるという現実は否めず、そしてまた、政治に関わる女性に「強い女」感があるというイメージを大学生の皆さんとも共有するとき、まだまだ社会の中における「女性」の立ち位置が「いまだに、そんなもの」なんだなあ…と。

いつだったか、調べたことですが、Z世代は性別関わりなく「共働きが望ましい」「育児休暇を取得したい」と考える人たちも増えていて、世の中変わっているなあを感じる一方、「男は結婚して、家庭をもって、一人前だ」という意識を持つ人たちが男女問わずに、まだまだたくさんいるというのは衝撃。

しかし、振り返ってみると、若い女性が独身で議員になるとか、出産するとか…そんな想定はされていなかったことを考えると、今は、随分と進歩していて、男性議員でも「育児休暇」を取得できるように変わっているのは良い方向ですね。あとは、「育児休暇」を取得するような世代の議員をもっと増やしていくことですね。ここは大きな大きな課題…。参院選挙の投票日まで近くなっていて、今は大学1年生なら選挙権を持っているので…「投票に行くことって、大切だよね!」を呼びかける保護者のような気持ちで話しをした1時間でしたが、「政治には無関心でいられても、無関係ではいられない」ということが少しでも伝えることができていれば。

そういえば、コロナになって、みんながマスクで…授業中に学生さんたちの表情がわからない。やっぱり、人間のコミュニケーションにとってはプラスにはならないことを痛々しく感じながら、しゃべっておりました。感情の表出そのものも苦手になっている人たちも増えているような気もしています。みんながマスク時代に子どもが育ったその先…ついつい想像すると、何だか心配。とは言え、「今日は『ほし』だらけ。給食も『ほし』だった。」と無邪気に話す子どもに救われます。

私もそろそろ明日くらいに、投票してこようかな。