プラスチック削減方針。

 

一般質問のやりとりで、使い捨てプラスチックの削減について「多摩市役所プラスチック削減方針」を策定したとのことでした。東京都でも同様の方針があり、議会からも都に倣う倣わないは別にしても、こうした方針を定めることが必要ではないかとの話題も出ていたと記憶しています。市の施設や事業で使われるプラスチックの削減を進めている、あるいは進めていくということでした。

最近、「プラなし生活」というサイトが気に入っていて、あちこち見ています。しかし、プラなし生活で、プラスチックを買わない暮らしなど無理すぎる…と思います。バラ売りで買ったジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ…もビニールに入れてしまいハッとするみたいな感じ。

さて、道路アダプトの花壇です(アダプト制度)。年に2回ほど、フラワーポットが配布があります。歩道など、近隣住民の方々のボランティアのみなさんが活動されています。地域を見守るという意味でも、とても小さな区画であってもこうした活動は大切だなと感じています。花壇を大きくしてしまうと、なかなかメンテナンスが大変なこともまた事実。今は関わってくださるボランティアの高齢化も課題になっているとも聞こえてくるのですが、たいそうな区画でなくともよく、こじんまりとでもいいので場所が増えるといいのになあと個人的には思うものです。

先日、新しいお花を植付けしました。その際に…フラワーポットと入れ物。

そういえば、これの処分はどうなっているのか?…と思ったのです。「多摩市役所プラスチック削減方針」にあてはめて考えてみれば、これまでのように廃棄処分というのはあまりにも心苦しく、しかももったいないですね。道路アダプトに関わっている団体などで再利用や活用ができれば問題がないのですが、そうではない場合の対応が必要ですね。「欲しい方募集…」というのも団地やマンション住まいの場合には非現実的。畑とかお庭とかあればまた別なのかな?

ということで、担当所管に問い合わせをしたというか、相談をしてみました。「そうですね。市の方で回収することができます。」とのこと。他の団体の方々はどうされているのかなあ。たまたま問い合わせをしたので回収していただけるのですが、今後の対応方策は改めて協議が必要ですね。回収してその先…市が廃棄物として処分するのであれば元も子もなさそうですが、市の方でリサイクルというのか捨ててしまわず、その先、再利用できるように進めていかねばなりません。地域の方との会話では「段ボールに入れてくれるといいよね」という話しもありましたが、フラワーポットは仕方がなくとも、プラスチックの入れ物はとても丈夫で便利という話しも(ただし再利用できる場所があれば…)。

いずれにせよ、一つひとつ従来の当たり前というか、何の疑問も持つことなく行っていたことにも「廃プラ削減」というのか、「多摩市気候非常事態宣言」を意識した取り組みや行動が求められそうですね。これは、市が配布する啓発グッズ類にも当てはめて言えること。例えばクリアファイルみたいなものとか…。

もちろん、今、市のプラスチック削減方針に基づいた「環境配慮」については随分と意識されているようで、啓発グッズ一つを採用するにあたってもバイオプラスチックや再生プラスチックであるかどうかなど配慮が行われつつあるようですが、個人的にはバイオプラスチック、再生プラスチックを生産するための熱量なども考慮したいですね。循環型になっているからOKという話しではないことを頭の片隅に留めておきたいものです。

ちなみに市全体を対象にした「多摩市プラスチック削減方針」については今年度中に策定する方向と聞いています。それにしても、減らしたくとも減らない…「消費者意識」への働きかけをもっと行うことも大切ですね。国でも法改正があり、レジ袋の有料化に続き、プラスチックスプーンやフォークなどの有料化も進んでいきそうですね。

私は来月から始まる「環境配慮型おうち消費促進事業」をちょっと楽しみにしています。交換グッズの多摩産材の「お箸」が欲しいと思っていますが、取り組み状況を見つつ、参戦しようかと思っております。

しかし…とにもかくにも我が家のプラスチック削減方針を…とも思うわけですが、そうなると…個包装のお菓子は買わない…ということになり、結局食べ過ぎるだけの話しとなっていることを反省する日々です。