「やってみる」から見えてくることがある。

先日、とても素敵なチラシに魅せられ、ぜひ参加したいと思ったのですが…「親子で」ということなので、諦めていたイベント。一ノ宮児童館と関戸公民館とが連携して初めて実施した取り組み。このチラシのイラストと言うか、描かれているのはまさに「寝ころびプラネタリウム&星空観察会」のイメージ図なのですが、めっちゃくちゃうまい!クオリティ高。

もしかすると、外から見学だけでもできるかもしれないと思って…問い合わせをしていたところ、たまたま通りがかった人としてその様子、見せていただけました。

この天井がどんな風になるのだろう…ととても楽しみで。ワクワクしながら足を運びましたが…私のワクワク感とは比べ物にならない興味津々の子どもたちが保護者の方と一緒に参加していて、会場に到着して受付する様子を見ていると、うれしい気持ちになりました。ちなみに、参加者受付が始まって、ものの何分…と言う感じで、あっという間に満席になったそうです。

だんだんと夕暮れ時になり、日も落ちてきたころにスタート。

ただ、都会の夜はやっぱりネオンで眩しくて…。

でも、それが都会の空なので…寝ころびながら天井を眺める空は「いつも見る空」のようで、星が降り注ぐ真っ暗な空じゃないところも私はいいなと感じましたが、もう少し、暗がりだった方が天井に映し出される空の景色がきれいに見えたかもしれません。

個人的には公民館と児童館との連携で事業ができていくと良いなあと思っていたのですが、関戸公民館でこの企画を担当した職員さんが「ここはみんなに開かれていて、中学生とか高校生が勉強にしにきたり、おしゃべりしに来たりもしていて、自由に使えるフロアになっているよ!」と案内をしていたりもして、今はまだ、保護者とともに行動する年齢の子どもたちですが、「気軽に来てもいい場所」であることがこうした形でじわりじわりと子どもたちにも伝わり、いつかに役立ったり、つながっていきますように。

とにかく、やってみないと分からないことがあるはずで、最初から思い通りにいかなかったり、もう少しこうしたらよかったかも…が見えてくるのだとも思いますが、目的意識と言うのか、「何のために連携し、こうした取組みをするのか」について共有しながら、この街の中で、子どもたちの育ちやその保護者への支援をフォローするためのチャレンジが感じられる企画のように思いました。一見、「お楽しみ企画」のようにも思うわけですが、決して、それだけではなく…児童館や公民館の存在意義が意識されているように思った次第です。

さて、今日は3年ぶりに東京都26市の市議会議長会主催の研修会がありました。講師は牛山久仁彦先生でした。「地方分権と自治体議会」と言うテーマでした。今まで「自治体議会とは?」を自分なりに考えてきたことを整理できて、おさらいできるような内容でしたが、ここへ来てやっぱり、多摩市議会も改めて、「何のために議会があるのか」を問い直しながら、市民のためにもっと必要とされる議会になるためにチャレンジできることもありそうかなあ…というのが感想です。確かにコロナ禍でしたから、傍聴席もクローズしたり、市民との意見交換会も開催せずの状況のまま…市民との距離が隔たっているように思うので、そこは挽回していかなければならない点ですね。これから、行財政運営的にももっともっと厳しくなっていくはずなので、それこそ自治体議会の役割がもっともっと重視されていくでしょうし、その機能を果たしていく必要があるとは思っているので。

「やってみるから見えてくることもある」…自分にも今、一番言い訊かせるべきことかもなあ。