「たった2回しかないのか・・・」という市民感覚。

20160830

午前中も午後も・・・一般質問の答弁調整などをしてから、「多摩ニュータウン再生推進会議」に。ようやく「多摩ニュータウン再生方針」が策定されて、その後、具体的な取組みを進めていくための進行管理を見守るというか、さらに強力に後押しするための関係者会議という感じですね。今回から公募市民枠が設けられ、2名の方も加わっておられます。とは言え、企業、事業者からの代表も参加されていることもあり・・・・こうした会議はどうしても「男性」率が高くなってしまいますね。女性委員は1名・・・というちょっぴり残念感じもあります。

ということで、第1回目なので市長から委員になった方々に委嘱状を渡すセレモニーのあと、実際の話し合い。まずは、「会議の進め方をどうするか?」から始まったところで、市民として参加されている方に話をふると・・・「会議がたったの2回しかないのか・・・と思った。」というご意見が。ものすごい市民感覚ですね。たった2回の会議で、一体何をしようとしているのか?・・・。

私もそう思います。今のところ示されているスケジュールでは、今回が1回目、あとは来年1月後半に1回・・・あとは2月に「シンポジウム開催」というのが予定だそう。表向きには2回の会議だけで、あとはプロジェクトチームなどがそれぞれに編成されて、動いていくのかもしれませんが、表向きと言うか、「公式会議」としてはたったの2回しかなく、「これでいいのかしら?」とするご意見は率直なおかつご尤も・・・と。

 

残念ながら、その後、この意見を受けて、会議の運びがどうなったのかまで見届けることができず、次の打合せに向かったのですが、こうした市民感覚を忘れずにいたものだと思った次第。「セレモニーとして開催する意義」を重視している会議・・・って、私の中ではそんな位置づけで、公開されるのは2回ほどしかなくても、水面下で各関係者が何やらいろいろと動いているようだ?・・・という受け止めですが、興味関心のある市民にとっては「見えないところ、何だかよくわからないところ」で議論されて進んでいる感じ・・・もあるのでしょう。

多摩ニュータウンの再生方針の冒頭で、当時の策定委員の上野淳先生(今回の再生推進会議の委員長さんでもある)は「多摩ニュータウンの再生は歴史的偉業」になるって書いてあります。今は、高齢化イメージが先行して、プラスイメージが発信されにくい「まち」かもしれませんが、そんな先入観を覆すために何ができるか?!って考えてみれば、やりがいのある仕事ではないか?って思う時、「面白いかも!」って思えますね。いろんなことに挑戦できそうなので。しかし・・・何が足りないって・・・・やっぱり「カネ」になっちゃうのかなあ?!