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2009年06月18日

議会運営委員会

 今日の議会運営委員会は最終日の議事運営を決定することが主な議題。そちらは念のための確認というレベルなのでさっさか確定。


 ところが、次の定例会の日程を決める段になり、図らずも活発な???意見交換に。次、3ヶ月後の9月開催の定例会では決算特別委員会を開催することになっていますが、その期間を5日にするのか6日にするのかでちょっとした見解のズレ。

 もともと多摩市議会の決算特別委員会は5日間でしたが、昨年から‘議員どうしの意見交換’を実施するということで1日追加して6日間にしました。「そこで、今回もどうしますか?」というのを協議したのです。

 私の主張は「去年のような議員どうしの意見交換にしかならないのであれば(正直言って、意見交換の必要性はあまり感じられないし)、5日間でいい。もし意見交換を本当にしようと思うのであれば1日だけ追加するのではなく、2日でも3日でももっと必要十分な日にちを取るべき。」というもの。

 他に5日論を主張した会派のご意見は「そもそも意見交換なんて必要がない。」「(職員の負担などもあるし)6日ではなくて5日にすべき。5日の間で意見交換もするのであれば工夫した運営をすればいい。」


 6日間論は「意見交換という試みは意義があった。意見交換で合意形成をするところには至らなかったけれど、傍聴者にはそれぞれ各会派の意見の違いが浮き彫りになり好評でもあった。」「5日間は質疑をしっかりとしたい。5日間の中で意見交換をするとなると質疑の時間を短くすることも考えなければならないので、1日追加すべき。」「昨年初めての試みなのだから、これをしばらく続けていくことが必要ではないのか。」


 などというもの。


 確かに、傍聴者には「意見交換対象事業」になったものに対する各会派の立場見解が発表されていくので面白かったのかもしれませんね。そこを否定するものではありません。しかし、そもそも、議員どうしの意見交換を行う目的は「意見交換対象事業」に対し、議会としての評価を一本化させ、市長にその評価を突き付けるため。でもそれってかなりな至難な技であることが去年の試みで十分に実証されたと思っています。
 私たち多摩市議会は現在のところ、約50事業くらいを各会派ごとに評価しているのですが、「各会派でバラバラに評価をしたところで、それらをどう受け止めればいいのかよくわからない」というのが行政側のご意見。それはご尤も。「議会としての評価」をしていかなければ、行政が都合の悪い会派の意見には耳を塞いで終わるだけに過ぎないのは当然のことです。


 そんなわけで、私は「議員どうしの意見交換」と言っても、昨年の場合はたった1日しかなく、しかも時間制限があり・・・・・各会派もしくは個人が持論を展開し、主張し合っただけの話で何の議論もできなかったので、そうであるならば、1日増やしたところであまり生産性もなく、意味やら意義を感じられないというのが意見。やるなら、もっと徹底的に意見交換して「各会派の意見発表会」にならないようにするべきと考えています。もちろん、やり続けることで少しずつ進化させていける・・・とのご意見もあることは承知ですが、そのためにも1日と言わずもっと日数を増やしましょう!と思います。

 実は、議会運営委員会では期間を決定するだけで、決算特別委員会の運営については、これまた「理事会」というものを設け、決算特別委員会の委員長と副委員長を中心にして「どんな議事運営にしていくのか」を決めることとなっています。でも、まだ「理事会」が正式にも設置されているわけでもないために、とりあえず日程だけ決めましょうというのが今日の議題。本来は「理事会」で協議され、そこで必要な日程を想定してから、議会運営委員会で最終的な日数の確保ができれば今日のような議論が起きるわけもありません。何の問題もないわけです。(物事の手順を違えていると言えば違えていますね。)
 ところが、そうなっていないために、「とりあえず6日間を確保しておけばいいのではないか。もし6日間必要なければ5日間にして、余った1日は休憩すればいい。」との本末転倒とも感じずにいられないご提案も出る始末。中庸の意見であるようで、随分と「おかしな意見」でもあります。


 結局、最終的にはさまざま意見を出し合った結果「5日間」となりました。この期間で意見交換が行われるかどうかはまだ未定ですが、「議会運営委員会には重みがあり、権威がある。議会運営委員会が5日と決めたら5日なんだ!」などと発言する方もおられました。


 ちなみに去年の決算特別委員会「議員どうしの意見交換」への私の感想などはこちらとかこちら

 それから、今日は出前委員会でも傍聴者から「上手くない幕の内弁当のよう」だと批判のあった議員の一般質問について改善提案も出ました。発言時間が一人35分は長すぎる。だらだらやっていても仕方がないので、もっと効率的に進められるようにすべき。・・・というのです。実は多摩市議会の先例集によると一般質問の発言時間は発言者が20名であれば「一人35分」、21名以上の場合は「一人30分」となっているようですね。おまけに、「一問一答形式」になっているけれど、実は「再質問は2回まで」というのも決まっている・・・・とのご指摘もありました。
 「先例に倣う」ということは確かにそうなのかもしれませんが、そもそも「先例」を見直すということも考えられるのかもしれませんね。各会派・議員が合意すれば先例変えることはおかしなことではないので。


 と、私、、、、再度、多摩市議会先例集を家に持ち帰り、「枕」にして寝てしまいました。(あー寝ている場合じゃないですね。見直していないといけない!)

投稿者 hisaka : 2009年06月18日

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