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2008年09月29日

決算特別委員会 無難に終わる。

 決特(けっとく=決算特別委員会の略)の最終日でした。今日は予定通りに意見交換からスタートしました。1人あたり持ち時間が8分・・・・終わってみれば、時間を残した会派もありました。

 予め決められていた4事業について意見交換(?)が行われました。初めての試みなので、TRYする私たちも要領を得ていなかったわけですが、初めてのわりにはそこそこの出来ばえ?!それは手前味噌?とりあえず、4つ(①(仮称)庁舎のあり方検討事業②学校跡地施設管理経費③市民活動情報センター運営経費④特色ある学校づくり事業)の意見交換対象事業ですが、その論点のまとめは委員長におまかせするとして、後の報告を待ちたいと思いますが、この意見交換を市長(行政)はどのように受け止めたのでしょうか?


 ちなみに、意見交換の場は議会のみで行ったので、行政側の出席者はありませんでしたが、副市長が立会い、時々・・・・意見の要旨などをメモしていました。副市長はさらりと反論の答弁を述べるのがお上手な方なんですが、そのときの材料になりそうな情報を得ていたのかもしれませんね♪

 意見交換がどうであったのか感想だけ。

 立場による意見の違いなどわかりやすく浮き彫りになったと思います。ただ・・・・「合意形成」をつくっていくための意見交換をするためには時間が足りなすぎました。何となく各会派がそれぞれの立場を主張し、そして相対する見解を受け止めてから次なる提案に結びつけていけるような前向きな意見交換ではなく、デベート大会風で「違う意見は叩く」系な雰囲気のほうが強かったかな。
 本当はそこから一歩脱皮して、合意形成ができたらいいわけですが、やはり議会として見解をまとめていくというか第三の道を探るような議論の展開をしていくのは単なる理想論にしか過ぎないのかもしれませんね。やはり議会は多種多彩ということで、議会として一丸で事業の存廃(というか廃止)を考えていくことは相当程度難しい。


 今日の意見交換で1つたりとも事業廃止の結論を見出せなかったことは正直残念。これって、市長(行政)に事業の廃止など見直しを迫っている立場としても非常に不本意だと思いますが、私と同じような感想を持ってくれた議員さんはいるのかしら?

 初めての試みなので、そこまで求めるのは難しい?!

 しかし、そのくらいに、ひとたび始めてしまった事業を中止・廃止する決断って重いものなんでしょう。各それぞれの事業にはそれぞれに市民・職員・推進してきた立場の議員などなど利害関係者がいるわけですから。また、議員(各会派)にはそれぞれに「しがらみ」あり・・・と言ったところでしょうか(いろいろな意味で)。そのことを痛感させられました。時代環境を感じるならば、すでに廃止に踏み切ってもいいような事業もあると思いますし、抜本的見直しを迫るべき事業もあると思います。意見交換でも大勢がそのような立場で見解を述べた事業もあったわけですが、「大方の意見こそおかしい。認識が不足しすぎている。」というごり押しな反論も強烈に出される状態もあり、私としては「なるほど、自分の意見の正当性を主張すると言うのはこういうことなのか・・・・・・」と学んだ次第です。


  
 終わってみれば、「そんなものだったか」ということですが、「意見表明大会」的な感は否めず。何と言うか・・・・・「見解の相違」というのは何処まで言っても「見解の相違」にしかならないのかなあ・・・・。

 まだまだ今日は試行的取組みですから。

 傍聴席にいらっしゃった議会通の市民の方はどんな感想をお持ちになったしら?また聞いてみたいと思います。


 一般会計予算、特別会計予算とも「認定」されましたし、無難に終わった決算特別委員会ですが、今回の決特で出した意見が次年度予算でどこまで反映されるのかが何よりも重要。私としてはそこに着眼をして、次年度予算の賛否の判断をしようと思っています。

投稿者 hisaka : 2008年09月29日

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