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2009年06月17日

「まず、見直すべき!」

 この間、日曜日の日経新聞に掲載された記事。

自治体職員の平均年収「700万円超」1割 08年4月時点
 都道府県、市区町村を合わせた全国の自治体の1割にあたる187の自治体で、職員の平均年収が700万円を超えていることがわかった。総務省がこのほど開示した自治体別の平均給料と諸手当、ボーナスを合計して2008年4月時点の平均年収を推定した。最高は東京都多摩市の845万円。民間の給与水準が低い地域を中心に、公務員の厚待遇への批判が強まりそうだ。

 地方公務員の給与水準はこれまで、国家公務員の給料を100とする「ラスパイレス指数」で基本給のみを対象に比較されてきた。今回、教職員と警察官、臨時職員を除く一般職員について、日本経済新聞が月額の給料や諸手当をもとに平均年収を算出した。

 このことが今日は日中のテレビでも報道されたらしく、数名の方からの問い合わせ。「議会がもっと頑張らないとだめ!」ってハッパをかけられたのと、「こういうときに労働組合だよりの民主党はモノが言えない」と言われたり・・・・日中のワイドショー的番組の威力はやっぱりすごい。


 市民の関心も非常に高い話題なので、次に市役所に行く時にでも説明を聞いてみないとって思っているけれど、多摩市の場合は「東京都職員給与」に準じていることは確か。


 でも、公務員の給与が高いのか安いのかについて・・・・残業づくめで仕事をしている人もいれば、就業規定時間どおりにしか仕事をしなくていい人(していない人)もいるわけで、一律に「高い」「安い」と言い切れないこともまた事実かも。


 そうはいっても、やはり民間企業で汗している人から見れば「もらいすぎ」「厚遇すぎ」との批判が避けられないことは当然のことでしょうね。

 「私には難しいことはわからないけれど、とにかくまずは見直して。」


 お昼過ぎにお会いした女性に開口一番で言われたこと。「市の財政が厳しいと言っているのに、人件費はそのまま温存しているのはおかしい。」と。

 でも、平均が845万!と見れば、やはり市民誰しもが驚愕して当然ですね。私もびっくりしました。多摩市の場合は職員の年齢層が高いことも一つの要因になっているのかもしれませんが・・・・。一方で、業務内容に対する責任の重さを異にしているのかもしれませんが、いわゆる「官製ワーキングプア」と言われるような非正規雇用の職員の存在も気になるところです。


 これは今後市議会でも大きく課題に取り上げられる問題になるのでしょうか?

 何か見直し云々の話題を持ち出すときには、近隣市平均、三多摩平均、類似団体平均とか・・・・何でも他市に横並びさせて「出っ張るのやめよう」と論を立てて説明する市長は、これに関してはどう考えるのかも気になるところです。もちろん、今のところこれについて市長コメントがあるわけでなし。


 でも、きっと見直すべき!という声が届いているのではないかと思うので「市民相談室」に聞いてみたいと思います。

投稿者 hisaka : 2009年06月17日

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