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2010年06月18日

6月定例会 補正予算は全会一致で可決!

 今日も引き続き・・・・補正予算の質疑でした。今日中に議決しなければならないものの、今回に場合は阿部市長初めての予算編成でもあり、政策的経費が改めて計上されるということもあったので、かなりじっくりと審議されていました。質疑についても時間制限を設けずに進めていたために、余計に時間がかかる議事運営でした・・・・・。


 ということで、お尻に火がついて、昼休みに入って急遽、議会運営員会が行われ、今日中にしかも残業なく17時をめどに議事を終了するために午後からの質疑については時間制限を設けようということが決定しました。
 もちろん私は反対しました。時間制限するなら最初からすべきだったし、この段になって、いきなり時間制限と言うのもひどい話。午後に控えていた審議項目、例えば教育費などでじっくりと質疑したいと考えている議員だっておそらくいたと思うし、突然・・・都合により時間制限なんて言われて合点いくものではないと感じたので。
 でも、大多数は「時間制限すべきだろう。」との認識だったので、「ここは一つ、大人になって議事運営に協力しようよ!」(って大人になる?っていう意味がよくわからなかったけれど。)・・・・というご意見によって、渋々・・・・合意。午後からの質疑は残り時間を考えて、議員一人2分の会派プール制という格好になり質疑を再開することとなりました。


 何と!


 時間制限した効果てき面にて。


 2分では十分に質疑できないと踏んだのかどうか・・・発言時間に制約のない、一昨日から午前中までは次々と挙手がなされ、途中ダラダラと中だるみと感じずにはいられない場面もありながら、質疑が続いていたのに、午後になったらめっきりと質疑意欲が低下?!


 いきなり挙手も少なくなり、発言するも2分を概ねのめどということで短くなったことにも助けられ、あっという間に質疑が終了→議決という運びになったのでした。

 さすがにこれには失笑。市長をはじめ、行政側もある意味狐につままれた感がしたと思いますが、「ええっ。」と答弁しようとする気合いも肩透かしにあったような気分になったはず。議員の中には「質疑時間を制限するなんて、自殺行為だ。言論封鎖だ。」なんてつぶやく方もおられたわけですが、私は「だから、時間制限なんてすることに反対したのに。」と自分の主張をもっと強くしておけばよかったと後悔。


 けど、後悔先に立たずで、時間制約して行われたおかげで予定通り残業しなくて終わったことと、ものすごくスムーズに議事が終了し、議決・・・・まあ、厳しい指摘はありながらも、すべての会派、議員が全会一致で阿部市政のスタートを後押しする「全員賛成」という補正予算が成立しました。

 「阿部市長誕生のご祝儀予算!」とおっしゃる方もおられました。

 私たち民主党TAMAも賛成の態度を表明しました。討論は大野さんが行いました。私は下記のことを特に強調したかったので討論に盛り込んでもらいました。


 

阿部市長にとって初めての予算編成は、前市長の積み残した懸案事項の承認という格好で総合予算に成案されていると指摘せざるを得ない内容と受け止めています。まだ就任間もない市長に求めることそのものが難しいのかもしれませんが、阿部市長なりの視点が盛り込まれているとのインパクトに欠ける予算提案内容に正直、残念さを感じました。

 議会基本条例を制定した多摩市議会は、議員自身の意識改革をはじめ、従来の古臭い考え方からも脱皮していくことが求められると考えています。特に、従来は市長が提案した議案に対し、一部議会の意見を受け止め修正することさえも許さず、修正することは市長案を否決するのと同じだという解釈がされ、無傷で市長案を可決することが美徳とされるような価値観が主流だったと思います。
 しかし、市長が提案したものに対し、適宜適切に修正をしていくことは何ら不思議なことではなく、むしろ歓迎すべきことと受け止めるべきです。討議を深めることによって、よりよい問題解決策を見出していく、より市民にとって意義と価値のあるまちづくりを進めていくとすれば、市長は「無傷で議案を通す」ことを優先し、あれやこれやと粉骨砕身、市民に閉じられた水面下で調整することにエネルギーを費やすのではなく、議決の現場におけるさまざまな立場の議員からの意見を市長の判断でどう調整していくのか、市民にもわかりやすく見せることを優先すべきだと思います。その点で、市長には今回の補正予算案に対し、議会における多面的な視点も大事にし、議会の意見を単なる「参考」に聞くのではなく、必要なところは確実に予算執行段階において積極的に活かすべきと求めます。

 場合によっては執行停止する必要がある事業、もう一度執行の在り方を考え直し、練り直すことをしなければならない事業もあるかもしれません。いずれにせよ、議会の意見をどう活かしたのかがわかるような道筋で、執行段階におけるマネジメントを行うべきだと考えます。


 阿部市長にはご自身が「決定プロセスが大事だ」と強調する所信表明を行っておられるので、その言葉通りに実践してもらいたいものです。決定プロセスにおける議会での議論こそ重要で、そこで出されたさまざまな意見をどう受け止めるのか・・・まさに問われています。上記内容を大野さんには盛り込んでもらいました。討論内容はこちら

 補正予算が無事に可決して、あとは人権擁護委員の選任については3名の方も同意され、文言修正の条例改正、新設道路認定についての条例の2つの議案は委員会への審査付託となりました。議会終了後は、来週からの委員会の打ち合わせ、さらには参院選なども始まるので打ち合わせなど・・・・諸々作業もしていたので帰宅をしたら23時すぎていました・・・・。

 明日は立川市議会議員選挙最終日です。応援に入ります。明後日日曜日は町田駅に菅直人総理大臣がやってくるということで、これまたスタッフとして駆り出されることとなりました・・・・。


 ★菅直人総理大臣演説会ご案内
 日時 6月20日13時20分~
 場所 町田駅マルイ前
 弁士 菅直人総理大臣 小川敏夫参議院議員 蓮舫参議院議員 くしぶち万理衆院議員

 2人の大臣をお迎えするので、ものすごい厳重なる警備体制が敷かれるそうです。私たちも交通整理などなどをする予定・・・。

投稿者 hisaka : 2010年06月18日

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