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2010年12月08日

12月定例会 補正予算は全会一致の盤石体制

 補正予算の審議がありました。全会一致で可決。市長は盤石?!・・・安定的基盤?!


 市長が語気を強める発言は、地域主権を確立する、そのために自治体からきちんと物申していく・・・との姿勢を示す時。その類いの発言の際、毅然とした態度なのは前市長時代には見られなかったことなのですが、それはたぶん、前市長は女性ならでは口調はソフトで柔らかに・・・だけだったからかもしれないなあとか・・・最近の私は議席に座りながら、人間観察しています。

 そう言えば、今朝は猛スピードで市役所に向かっていたら、「これからテニスに行くんですよ!」と元気はつらつの前市長が自転車を軽やかにこぎながら、声をかけてくださいました。彼女は颯爽さわやかに、風を切ってどちらかまで道のりを急いでいるようでした。

 「いいなあ。」


 それで・・・補正予算ですが、私としては納得しがたい土地購入が一件。都市機構が分譲開発をした一角に「集会所用地」として確保していた土地があり、その購入期限が今年度末と迫っていることからの提案でした。都市機構からは買取る約束を交わしていたため(前市長時代)、行政の継続性、そしてまた都市機構が一帯の販売を行う際に当該地を「集会所予定地」として案内していた事実もあり、信義が問われるとの事情も理解してほしいとのことでした・・・・でも、その一段の分譲地は自治会が結成されておらず、そういう意味からは「集会所もいらないのでは?」という指摘は間違っていません。土地購入に当たっては、何でも市の一般財源の持ち出しはなく、全額補助ということなので「市のお財布を傷めずに財産を増やせる。」なんて発想をチラリとにおわせるような市側の態度ですが、将来に集会所建設の見込みがたつようなたたないような場所を購入することって・・・一体どうなの?!


 この土地取得については質疑をした武内さんも「経緯を含めて納得できる説明がない」と厳しく指摘をしておられましたが、私も同感。修正案を出して、土地購入をさせない!とする議会全体の世論を作ることは難しいとは感じていたので、あえて質疑もせず、反対論も主張しませんでしたが、何だか腑に落ちません。会派でも議論を重ねた上で「補正予算は賛成せざるを得ない。」との判断をしましたが、今年度は骨格予算、市長選挙を経て、本予算に格上げ、補正予算・・・と積み上がっているものの・・・・やっぱり行政の継続性は恐るべし・・・・前市長が8年間で創り上げてきた物事の流れをしっかりと受け継いでいるなあという感じです。


 そんなこんなで私は補正予算に可決をしましたが、それは阿部市長の判断を挟む余地がどこまであったのだろうか?過去からの遺物を引きずっているような側面が大きいなあと感じている部分もあるから。それは仕方がないことだとは思いますが、継続性だけを主張して市政運営が行われるとすれば、市長の必要性が揺らいじゃうのになあ・・・と私は正直思ってしまったり。


 あっさりと全会一致になったことも不思議と言うか、気持ちが悪いと言えば気持ちが悪いかも。これが今日一日を振り返っての総括です。

投稿者 hisaka : 2010年12月08日

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