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2010年12月07日

12月定例会 一般質問5日目

 今日で一般質問は終了です。

 昨日の私に対する答弁で、市長が「事件は現場で起きている」ので、職員は市民と同じ空気を吸うなかで意識改革を図っていかなければいけないという所見を述べていました。

 そのせいか・・・・「事件は現場で起きている!」がしばらく・・・・秘かな流行語になりそう。今日のやりとりでも「事件は現場で起きている!」という市長の答弁を引用する発言がいくつか見受けられました。


 さて、事件は現場で起きている・・・ということで、共産党の板橋さんはさすが役者!名エンターテイナーとして、カラオケなど素晴らしいパフォーマーなのですが、今日の発言もユニークなキャラクターを活かして、議場を笑いに包みました。


 公園トイレのことを話題にしていましたが、国民体育大会を目前に多摩東公園内のトイレの状態の悪さを指摘していました。男子トイレの便器、本来4基設置できるところに2基しかないこと。また当該トイレに限らず、公園のトイレにいわゆるペーパーが設置されていないことを指摘。市長が言うところのホスピタリティの視点からは早急なる設置こそが必要だと主張し、所管担当者が「ペーパーが持っていかれる(盗まれる)」と答弁をしたことについて、「小さいことに目くじら立てず、もっと大きな心で♪」と提案されていました。便器については「壊される」ということなのですが、板橋さんは、ペーパーもなく、わびしい気分のするトイレだからこそ、うっぷん晴らしにけっ飛ばしにきたり、便器にあたったりされるのではないかと指摘。かなり炸裂の板橋節に・・・私たちは今朝一番から楽しいひとときを過ごしたのでした。

 私にとっては、議員それぞれの個性と持ち味の凄みを感じる時間でした。

 やっぱり、議会にはさまざまな個性があって欲しいですね。そういう点でも議会費の削減を考えるのであれば、議員定数の削減よりも議員報酬の削減を私は優先していくべきだと考えています。もちろん、議員報酬を削減しすぎると「いい人材」(と言っても、何がどういい人材なのかという基準があるわけではないですが)が集まらないという危惧もありますが、一定の定数があり、多様な市民の意見が議会に届くというのは事実だと思います。

 ところで、市長は徹底的な現場主義の中から市政改革の芽が生まれてくると発言をしていました。で、職員は土日も返上して地域のイベントその他に出かけていて、ある意味で現場密着で活動している、その忙しさにも理解があるようでした。市長がいう現場主義と言うのはどういうことなんだろう?例えば、市民の苦情に対応し、実際に現場を見に出かける職員などが身につけている現場感覚とは異なるものなのかなあ。具体的に説明したり、指摘をしなければなりません。・・単に「民間感覚を持ちなさい!」「職員も意識改革を!」などと訴えたところで、その中味がわからないと理解や納得ができないからです。


 でも、昨日の私とのやりとりで、市長は「計画は一生懸命作るのに、計画を作ったら、作りっぱなし。」というのが役所の体質になっていると指摘。・・・・ですので、いち早くその体質改善に処方箋を描いてもらわなきゃ。


 話を戻しますが、板橋さんが指摘するように公園トイレにペーパーを設置するとしたら、持っていかれないようにする工夫を合わせてしなければなりません・・・と私は思います。「大きな心」と言われても、やっぱりそこは市民のマナーが肝心で、そのマナーいかんによって、「持っていかれないためには設置もしない」なんてことが正当化されてしまう場合もあるでしょうし。「水に流せるティッシュ」はすぐれもの。公園トイレで販売したらどう?と思ってみたり。そう簡単に板橋さんのような大きな心を持てるような状況にはないことは確か。そうは言っても国民体育大会の会場になっている施設はそれなりの設えがいるのかもしれませんね。


 明日はまず始めにに補正予算の審議です。そう言えば、教育長の人事案件もいよいよ提出されるそうです。

投稿者 hisaka : 2010年12月07日

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