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2010年12月03日

12月定例会 一般質問3日目

 今日は小林憲一さんの質問で市長が反問権!記念すべき初の反問権は・・・議会運営委員長に対してでした。要領を得ないので少々戸惑ったものの、小林さんもちゃんと答弁していました。でも、小林さんの答弁に対して、さらに重ねて意見交換がされたわけではなかったのが傍聴席からは消化不良だったかも。討議を深めるためにはやっぱりキャッチボールを何度かしなければいけないですね。議会運営全体の時間配分などとの見合いもあるので、反問権を有効活用しながら、討議を進めていくための手法は今後の課題の一つだと改めて感じた次第です。
 
 ちなみに反問権は「小林議員は介護施策の方向性について在宅介護なのか施設介護なのかどちらを考えていますか?」という内容でした。小林さんはこれからニーズに合わせて特養を増やしていくことが必要だと主張していたのですが、市長は「地域で老いを全うする。住み慣れた地域で過ごしたいという気持ちを応援するような福祉政策。老いを安心して地域で迎えることのできるような仕組みを作りたい」という考えを強調した上での反問。でも、小林さんは選択肢があった方がいいし、在宅介護の充実も必要との立場のようでした。施設の必要性と言うのは、今の社会の中で施設を選択せざるを得ない状況もあるという考えのもとでのようでした。

 いずれにせよ、<市長反問×議員答弁>の内容は別にしても、反問権を一度は使ってみたという経験が今後に活きていけばいいかなと思ったのが今日の感想です。


 さて、橋本由美子さんの質問。彼女の質問は勉強を積み重ねているなあと関心させられるし、やっぱり見習わなければと思えるものでした。(というか共産党会派のみなさんは本当に勉強熱心なんですが。)橋本さんはご自身でも「議員になってからの20年が人生で考えても一番勉強している。」とおっしゃっていますが、今日の話題は「磁気ループ」。私も初めて聞いたのですが、たぶん、他の議員も初めてだったのではないかと思います。おそらくは・・・職員も知らない人が多かったはず。昇任したばかりの福祉部長は正直なので「知りませんでした。」と暴露。でも、それについて「知らないのはおかしい。」なんて声が上がらなかったり、失笑もなかったのは、議場全体で「磁気ループ」のことが認知されていなかった証拠です。


 橋本さんによれば、公共施設の中でもさすが!総合福祉センターの会議室などには設置されてある場所もあるようですが、そもそも存在をPRしていなかったので、利用対象者になるはずの人たちにも知られていなかったということ。宝の持ち腐れ・・・・ってこういうことですね。


 とても勉強になりました。磁気ループ。簡易で持ち運びできるものもあるそうです。ますます高齢社会にになるということは公共施設その他必須アイテムになっていくのかもしれません。ちなみに東京都内の議会で言えば、中野区議会にだけ設置されてあるのだそう。「ちょっと聞こえがよくない」ということで障害者認定にまではいかないけれど、補聴器を使用していらっしゃる方々には強力な味方になる機器。価格については高いものから手軽に購入できるものまであるそうです。


 阿部市長以下副市長も部長たちも終始、磁気ループの話に聞き入っていましたので、来年度の予算に購入費用が計上されたらいいなと思いました。議会報告会の時にも必要なアイテムになると思うからです。


 ようやく週末。ほっとするやら、週明け月曜日の質問に気が重くなったりしながら・・・・。週末にいくつか重なる予定があるので、どれをチョイスするか検討中です。

投稿者 hisaka : 2010年12月03日

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