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2010年11月25日

子どもの食と健康

 今回の質問で「和食の良さが見直されている現在、子どもたちの健康と食を考えれば、完全米飯給食を実施すべきと考えるが、教育委員会は子どもたちの健康の視点からパン、麺の献立がどのように効果を発揮し、そしてまた食育の観点からも必要だと考えているのか。あわせて教育委員会は給食の献立において味噌汁とご飯の組み合わせに牛乳がある実態をどのように評価しているのか。」と尋ねるものがあります。

 これは、食育に取り組んでいる自治体にヒアリングに行くと「悩ましいのが牛乳」という話をいつも耳にするからですが、それ以上に・・・・私が給食を食べていたときに一番嫌いだったのが「牛乳」」だったから。家では生協が配達してくれる牛乳を飲んでいたのですが、その牛乳はたぶん低温殺菌牛乳で、学校ではもちろん高温短時間殺菌されているもの。味が違うので、私は学校で飲む牛乳が嫌で嫌でたまらなかたのです。たまに牛乳ではなくヨーグルトが出るときホッとしていたことを思い出します。当時、夏は牛乳瓶が汗をかいていて、瓶を置いたら机には水がしみてしまうし、なおかつご飯でも牛乳を飲むことが苦痛で苦痛でした。


 でも、9年間ずっと学校給食で「ご飯+牛乳」で慣れ親しんだ子どもが、家の食事でも「牛乳ないと食が進まない!」となっている場合もあるのだとか。


 だから、やっぱり学校給食が子どもたちの食習慣や食生活に与える影響の大きさを無視することはできません。


 しかも「学校」っていうのは「間違えない場所」とされているから。子どもたちは無意識のうちにどこかで聞かない限りは「ご飯+味噌汁+牛乳」という献立に違和感もなくなるし、正しい献立だと勘違いしてしまいそう。


 これはやっぱりおかしい。以前にも紹介したことがありますが、「変な給食」・・・笑わずにはいられない献立メニューで子どもたちが食事をしている・・・・本当は笑えないと思っていますが、その学校給食を一緒に食べる先生たちはどう思っているんだろう?と思います。「ただ食べれればいい!」ではないはずなんですが。


 いずれにせよ、子どもの食と健康を考えていくために、学校教育における給食の位置づけももっと重要視されるべきだと思いますし、ただ単に手軽にカロリーがとれるという理由だけで牛乳を「ご飯+味噌汁」につけることだけはやめてほしい!


 と私は思いますが、教育委員会は一体どう思っているのでしょうね?その答えは一般質問で・・・・楽しみにしています。

 最近読んでいる食と健康の本。東城百合子さんの著書です。「心を育てる子どもの健康食」他。

投稿者 hisaka : 2010年11月25日

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